マンションでピアノを弾くときの注意点。トラブルに発展しない為には?

ピアノを弾きたい。ピアノを習わせたい。

でも、住んでいるのはマンション……。

マンションなどの集合住宅では生活音にも気を配らなければなりません。

ましてやピアノを弾くとなると、ご近所とのトラブルも発生してしまう心配もありますよね。

マンションでピアノを弾くためには多くの気配りが大切になります。

今回はマンションでピアノを弾くときの注意点を紹介しますね。

マンションでピアノを弾くときによくあるトラブル

マンションに住んでいても、ピアノを習い始めたらピアノが欲しいですよね。

けれど、実際にマンションでピアノを弾いていてクレームが来たという事例はたくさんあります。

ここでは、マンションでピアノを弾くときによくあるトラブルを紹介します。

音がうるさいと言われる

マンションでピアノを弾くと、音がうるさいとクレームが来る事があります。

電子ピアノではないアコーティックピアノを弾くと、防音対策をしない限り大きな音が発生します。

このトラブルは、マンションでピアノを弾くときに最も多いトラブルです。

練習を頑張っているからピアノの音が出るのはしょうがないことだと思うかもしれません。

けれど、想像してみてください。

受験勉強を控えている時や夜勤明けなどで日中休んでいるときに、大きなピアノの音が聞こえてきたらどう思うでしょうか。

多くの人が不愉快に感じると思います。

ピアノの音でマンションの住人に不快感を与えることが、音がうるさいというクレームにつながるのです。

ペダルを踏む振動が響く

マンションでピアノを弾くとき、ペダルを踏む音が下の階に響いているというクレームが入ることがあります。

ピアノのペダルを踏むと、下の階ペダルを踏む音やペダルを踏むときの振動が伝わってしまうのです。

ペダルを踏む音が下の階に響くなんて…。

と思うかもしれません。

ピアノを弾いているときはペダルを踏む音は気にならないかもしれません。

ところが、ピアノを弾かずにペダルだけを踏んでみるとペダルを踏んだ音が部屋に響いているのが分かります。

電子ピアノなど、音を消すことができるピアノでもペダルを踏む音は消すことが出来ません。

マンションでピアノを弾くときは、ピアノの音だけではなくペダルを踏む音にも気を配る必要があるのです。

鍵盤を押す音がうるさい

マンションでピアノを弾くとき、消音機能を使っていても鍵盤を押す音がうるさいというクレームが入ることがあります。

ピアノの鍵盤を押す音は意識しないとよく聴こえません。

けれど、近くに住んでいる人が音に敏感な人だと鍵盤を押す音も気になってしまうのです。

鍵盤を押す音がうるさいというのは「そんなことでもクレームをする人がいるの?」と感じるかもしれません。

マンションには様々な性格の人が住んでいます。

自分自身がうるさいと感じていなくても、近所の人がうるさいと感じてしまえば些細なことでもクレームになる可能性があるのです。

クレームにならないために

ピアノをマンションで弾くと、運悪くクレームにつながってしまうことがあります。

マンションでピアノを弾いてもクレームが来ないためにはどうすればいいのでしょうか。

ここでは、マンションでピアノを弾いたときにクレームに繋がらないために心がけることを紹介します。

楽器可マンションを選ぶ

マンションでピアノを弾きたいときは、楽器可のマンションを選びましょう。

楽器可のマンションは楽器を演奏してもいいという物件なので、トラブルが起きても楽器演奏可能な物件であることをアピールできます。

家を借りたり購入する前に、楽器を演奏してもいいかどうかを不動産会社に確認をしましょう。

楽器不可のマンションでピアノを弾いくとトラブルになる可能性があります。

楽器不可のマンションで隠れてピアノを弾くのはやめることが無難です。

住人と良好なコミュニケーションをとる

マンションでピアノを弾きたいときは、住人と良好なコミュニケーションをとりましょう。

良好なコミュニケーションが取れていると、ピアノの音が聞こえたとしても苦情につながりにくくなります。

少し気に入らないことをされても、自分の好きな人ならつい許してしまう。

そんな人は多いのではないでしょうか。

普段から良好な人間関係が築けていると、衝突も少なくなります、

マンションでピアノを弾くためにも、住人と良好なコミュニケーションをとりましょう。

夜遅くや早朝は練習しない

マンションでピアノを弾くときは、夜遅くや早朝に練習することはやめましょう。

防音対策が完璧に出来ていたとしても、ピアノの音以外にも振動が伝わる可能性があります。

早朝や夜遅くは寝ている人がたくさんいます。

寝ているときに、ピアノの音が聞こえたりペダルの振動が伝わるのはとても不愉快なことです。

楽器可のマンションであっても、ピアノを弾く時間帯は気を配りましょう。

普段から生活音に気を配る

マンションでピアノを弾くために、普段から生活音に気を配りましょう。

ドアを閉める音がうるさいなど、生活音が聞こえることを我慢している人はいるものです。

生活音を我慢しているところに、ピアノの音が加わってしまうとクレームになるかもしれません。

マンションでは生活音が聞こえることが気に入らない人がいるかもしれないということを忘れないでください。

マンションでピアノを弾くためにも、ピアノの音だけではなく生活音にも気を配りましょう。

最終手段は防音マンションに引っ越す

どんなに防音対策に気を配っても、クレームが来るときは来てしまいます。

どうしても折り合いがつかない場合は、最終手段として防音マンションに引っ越しましょう。

防音マンションは、楽器を演奏することを前提に建てられているマンションです。

防音マンションに住んでいる人はほとんどが楽器を演奏する人なので、クレームが来る可能性がかなり少なくなります。

演奏可能な時間帯が決められているので、必ず守りましょう。

防音マンションは数は限られるかもしれませんが、マンションでピアノを弾くためには最高の物件です。

防音対策の方法

マンションでピアノを弾くときは防音対策が必要です。

防音対策をすることで外に漏れる音をかなり軽減することができます。

防音対策とは、どのようなことをすればいいのでしょうか。

防音室を作る

マンションでピアノを弾くときに、一番の防音対策になるのは防音室を作ることです。

防音室を作ると、消音機能を使わなくてもアコースティックピアノを弾くことができます。

防音室を室を作るときは、必ずマンションの管理人の許可を取りましょう。

防音室を作っている会社と契約が必要になります。

お金はかかりますが、マンションで気兼ねなくピアノを弾くためにはおススメの方法です。

防音室をレンタルする

防音室は、レンタルすることもできます。

ずっと同じマンションに住み続ける予定がないときは、防音室をレンタルして使うのも一つの方法です。

ただし、防音室とピアノを合わせるとかなりの重さになります。

必ずマンションの管理人に相談し、防音室をレンタルしてもいいかを確認してください。

床に振動を抑えるマットを敷く

マンションでピアノを弾くときは、床に振動を抑えるマットを敷きましょう。

ピアノを弾くときは、ピアノの音だけではなくペダルを踏む振動も下の階に伝わる可能性があります。

その振動を伝えないためにも床に振動を抑えるマットを敷くことは必要です。

マンションでピアノを弾くときは、音が隣に漏れることに気を取られがちになります。

けれど、下の階にも振動が伝わる可能性があることを忘れないでください。

価格も比較的手に入れやすい価格なので、マンションでピアノを弾くときは振動を抑えるマットを敷きましょう。

隣の家に面する壁にピアノを置かない

マンションでピアノを弾くときは、隣の家に面する壁にピアノを置かないでください。

隣の家に面する壁にピアノを置くと、より大きい音で隣の家にピアノが聞こえてしまうからです。

マンションでピアノを弾くときは、隣の家に音が聞こえにくいに越したことはありません。

すごく細かいことかもしれませんが、小さなことに気を配ることも大切なことです。

マンションでピアノを弾くときは、ピアノを置く場所も気をつけましょう。

防音室を作れない場合

マンションでピアノを弾くためには防音室があることが一番。

とはいっても、経済的な理由やマンションから許可が下りずにぼ防音室が手に入れられないこともあるのではないでしょうか。

ここでは、防音室が作れない場合におススメの方法を紹介します。

電子ピアノを使う

防音室が作れない時は、電子ピアノを使いましょう。

電子ピアノを弾いていると、アコースティックピアノを弾くときとタッチが異なるというデメリットがあります。

けれど、防音室が無いところで弾くアコースティックピアノはかなりの音量です。

クレームが来てピアノが弾けなくなってしまっては意味がありません。

電子ピアノは音を消して練習することが出来るので、音に対するクレームを防止することができます。

電子ピアノを演奏していてもピアノの鍵盤を弾く練習はできるので、マンションでピアノを弾くときにおススメです。

消音機能付きのアコースティックピアノを使う

マンションの部屋に防音室が無い環境の場合、消音機能付きのアコースティックピアノを使うのはいかがでしょうか。

消音機能がついたアコースティックピアノは、アコースティックピアノのタッチのままで音を消してピアノの練習が出来ます。

そのため、どうしてもアコースティックピアノを弾きたい人にはとてもおススメです。

消音機能付きのアコースティックピアノの価格は電子ピアノよりも高額になります。

大きさや重さもアコースティックピアノと変わらないため、部屋に入るかどうか確認を忘れないでください。

振動を吸収するマットを必ず使う

電子ピアノや消音機能付きのアコースティックピアノを使う場合でも、床に振動を吸収するマットを敷くことを忘れないでください。

音が消えることと振動が下の階に伝わることは別のことです。

せっかくピアノの音に気を配るのですから、床下に伝わる振動にも気を配りましょう。

その方がピアノを弾くときにより気持ちよく弾くことができますよ。

マンションでピアノを弾くときは最新の注意を払おう

いかがでしたか?

戸建て住宅と違って、マンションでは隣り合って違う人たちが住んでいます。

生活音などが聞こえやすいため、ピアノを弾くときにも細心の注意が必要です。

ピアノを弾くときには管理人さんから許可を取りましょう。

そうすれば、クレームが来ても管理人さんから許可をもらっていることを伝えることが出来ます。

ピアノの防音対策だけでなく、下の階に振動を伝えないための対策も必ず必要です。

防音対策だけでなく、住民同士で良好なコミュニケーションをとってピアノを弾くことを応援してもらえるような環境作りも大切です。

マンションでは最新の注意を払ってピアノを弾くよう心がけましょう。

おすすめの記事