今の仕事にやる気が出なくて辞めたい。転職を成功させる方法とは?

「無気力症候群」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

これは、仕事に対してやる気が出なくなる、関心が持てなくなる、気持ちが動かなくなるといった症状のことを言います。

無気力症候群の人は、転職を考えることも多いのですが、この症状に陥ると転職さえもうまくいかないことがあります。

今回は、無気力症候群についてきちんと理解したうえで、どのように転職活動をしていったらよいかをご紹介していきます。

無気力症候群とはどのようなものなのか?


うつ病や統合失調症と同じように捉えられる無気力症候群ですが、いったいどのようなものなのでしょうか。

仕事に対してのみやる気がなくなる

無気力症候群と、うつ病や統合失調症との大きな違いは、「今の仕事にのみ」やる気がなくなることです。

ですから、仕事以外のことに対して無気力ということはなく、うつ病などと比較すると症状は軽いことが多いです。

むしろ、仕事以外のことにはやる気が出せるので、副業や投資などを頑張ったりすることがあります。

もともとやる気がない性格ではない

もともと仕事以外にもやる気がない人は性格の問題でもあるでしょう。

しかし無気力症候群の場合は、もともとは真面目で努力家だというパターンが多いです。

どんなに頑張っても評価されない、理不尽なことばかり起きる、そのようなことを経験していくうちに、無気力症候群に陥ってしまいます。

今まで真面目に頑張っていた人に突然やる気が見られなくなったら、無気力症候群を疑ってください。

ただし、もしそのような人がいてもむやみに責め立てるのはやめましょう。

本人には直す意思がない

突然やる気のなくなった同僚を見れば、大丈夫なのかと心配するのが普通ですよね。

しかし、どうにかしてあげようと周りが思っても、意味がないことが多いです。

なぜなら、無気力症候群の人は、その症状を直そうという気持ちがありません。

仕事に対して気力や関心をなくしているので、やる気を出そうという気持ちにはならないのです。

ただし、症状を理解していない人たちから見れば、ただやる気のない人間と見られる可能性が高いでしょう。

その結果、周りからの苦情が出たり、仕事での成果が出なくなったりして、解雇されたり、最悪の場合ストレスで別の精神疾患に陥ったりすることもあります。

転職活動でも無気力症候群に悩まされる可能性がある

無気力であれば、転職活動などを行うやる気もないのではと思うかもしれませんが、そうではありません。

先ほどもお話ししたように、今の仕事に対して無気力なだけなので、別の仕事をしたいと転職を考えることはよくある話です。

しかし、この転職活動自体に無気力症候群の特徴が出てしまうこともあり、そうするとうまくはいきません。

積極的に仕事探しができない、見つけた求人に対して興味が持てないなど、転職はしたいのにどうしたらよいかわからないといった事態に陥ることもあります。

転職活動をうまく進めるために、自分はこれからどんな仕事がしたいのかなど、今後のビジョンをよく考える必要があります。

無気力症候群はどう克服していったらよいのか


無気力症候群は、うつ病や統合失調症などとは異なり、薬での治療は行いません。

もしこのような症状に陥った場合、どのように対処していくのがよいのかご紹介します。

自分の症状を理解する

現在の仕事にやる気をなくし、転職活動をしてみたはいいけど、それにもやる気が出ないという人は、無気力症候群を疑ってみましょう。

転職しようとする企業に興味がわかない、そもそもなぜ転職したいのかわからないといった人は、特にその可能性があります。

自分自身が無気力症候群かもしれないと理解することで、次に取るべき行動がわかってきます。

生活習慣の改善とカウンセリングを行う

自分が無気力症候群だとわかったら、一番はじめにやることは生活習慣の改善です。

無理にやる気を出そうとしてはいけません。

睡眠や食事といった基本的なことをきちんと行うことで、疲労を回復して体の調子が整ってきます。

体の調子が整えば、次に行うカウンセリングの効果も高まります。

カウンセリングでは、無気力になってしまった原因などを探ります。

その原因と向き合うことで、どうすれば克服していけるのかがわかってくるのです。

もし、カウンセリングを受けることに抵抗があれば、心理カウンセラーの著書を読むだけでも効果はあります。

大事なのは、原因を見つけて向き合うということです。

無気力症候群の人はサポートを受けながら転職活動をするのがおすすめ

無気力症候群を克服していくのと同時に、転職活動を行っていくことになるでしょう。

この時、一人で転職活動をしているとうまくいかないことがあります。

先ほどお話ししたように、転職活動自体に無気力症候群の特徴が出る可能性があるためです。

そんな時におすすめなのが、転職エージェントです。

登録しておけば、求人を次々と紹介してくれます。

職務経歴書の添削や面接対策など様々なサポートもあるので、失敗も少なく転職活動へのやる気もわいてくるでしょう。

そうすることで、無気力から脱却して転職を成功させることが可能となってきます。

転職エージェントへの登録は無料ですから、ぜひ利用しましょう。

無気力症候群を克服して転職を成功させよう

無気力症候群という症状について理解できたでしょうか。

仕事にやる気をなくし、転職もうまくいかない、そんな事態になることを避けるために、症状をきちんと理解して対処することが重要です。

今回の記事を参考にして、転職を成功させてください。

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