FXは多くの人間が負けており、勝てているトレーダーはほんの一部です。
しかし現在勝てているトレーダーも最初から勝てたわけではありません。
何かしら自分で「きっかけ」ができ、それから勝てるようになったのです。
現在負けているトレーダーもきっかけを掴んで勝ちたいと考えている方が多いでしょう。
では現在勝てているトレーダーがFXで勝てるようになったのにはどのようなきっかけがあるでしょうか。
目次
とにかく経験を積む
FXは知識だけで勝てる投資ではありません。
知識だけで勝てれば、現在ネット上でfxに対する知識を気軽に見られる環境で負けているトレーダーが多いのはおかしいでしょう。
相場に絶対はないため、トレーダーは相場を見てどう流れるかを予想しなければいけません。
典型的なパターンになっていないケースも多いため、とにかくチャートを分析して慣れるしかないのです。
FXにおいて鉄板とされる取引はないため、トレーダー側は稼ぐための取引を見つけなければいけません。
そのためには何度も取引を繰り返して経験を積み、自分で勝てる取引方法を見つける必要があるでしょう。
取引経験を積めばその分、直感的にどう取引すべきかが分かるようになり勝てる可能性が高くなります。
実際に勝てているトレーダーの多くは一般トレーダーから分からない程の取引を重ね経験を積んでいるのです。
シンプルな分析方法を見つける
FXにおいてチャートを分析するためにテクニカル分析を使うのは基本となります。
実際にテクニカル分析を利用して勝てているトレーダーは多く、FXの世界では当たり前になっているでしょう。
しかしテクニカル分析は時に過剰な情報を与え、分析しているトレーダーの判断力を狂わせます。
テクニカル分析は複数利用が基本ですが、使い過ぎるとチャートが情報の嵐となりトレーダーが分かりづらくなってしまうでしょう。
テクニカル分析ごとに表示される情報の内容も違い、トレーダーによって適切とされる種類も変わります。
慣れずに色々と変えて利用し、結果が出ないケースもあるでしょう。
勝てるようになったトレーダーの中には、このテクニカル分析をあえて使わずローソク足とラインだけで取引している方もいるのです。
ラインの種類はトレンドラインとレジスタンス、サポートラインとなります。
トレンドラインはトレンド相場の時に使う線であり、上昇であれば安値、下落であれば高値同士を線で結んで作られる斜めの線です。
レジスタンスラインはチャート上で現在一番大きい高値、サポートラインは安値の部分に平行線を入れて作られる線になっています。
実際にトレーダーは現在の高値と安値を意識することが多く、抵抗線として機能する一方更新すると一気に動きやすいのです。
トレンドラインも多くのトレーダーがトレンド相場と認識するため、ラインが抵抗線として働きやすくなっています。
しかしトレンドラインの方は明確な正解が存在せず、自分の引いたラインが間違っている可能性もあるのです。
一言でトレンドラインと称しても適当に引けばいいわけではなく、チャートを見て自然な形のを引いた方がいいでしょう。
このようにラインだけで相場を分析し、勝てているトレーダーもいます。
分析というと複雑なイメージもありますが、FXではシンプルな方法の方が勝てる可能性が高いのです。
テクニカル分析を利用して中々勝てないと感じた場合、一旦捨ててラインによる取引を考えてみるといいでしょう。
損小利大を心がけた
FXにおいてよくトレーダーにある負けパターンがコツコツドカンです。
取引を重ねコツコツ利益を溜めたとしても、1回の取引でドカンして損失を出してしまい総合してマイナスになってしまう現象を指します。
FXは取引回数が多ければ利益を出せる投資ではなく、どれだけ利益、プラスを出せるが大事となるのです。
取引回数を多くしても1回の取引で手に入る利益が少なければ、1回の損失でそれまでの努力が無駄になってしまうのは珍しくありません。
逆に損失が続いても1回の利益で覆うような金額になれば結果的にプラスとなるのです。
勝てているトレーダーの中には損失より勝ちによる利益を大きくする損小利大を意識したのがきっかけになったケースもあります。
実際取引回数を多くして利益を重ねるとすれば、取引画面を長い時間見続ける必要があるため労力が必要です。
取引スタイルとして短い時間に何回も取引するスキャルピングがあるため、利益を積み重ねて大きくするやり方があるのも間違ってはいません。
しかし取引を重ねてマイナスが多くなっている方は損小利大の取引を考えてみましょう。
一つのことに集中した
テクニカル分析もそうですがFXには様々な手法が存在し、勝てているトレーダーも見つけた手法を基にして稼いでいます。
手法も見つけるまで容易ではなく何より本当に稼げる手法かは試してみるまで分かりません。
中には欠点だらけで手法として未完成ともいえるのを試してしまい、痛い目を見た方もいるでしょう。
しかし本当に稼げるかどうかは試してすぐ分かるものではなく、一定の期間続けてようやく分かるものです。
短期間で試して稼げなくても、長い目で見ると稼げるような手法というケースもあり得ます。
FXは結果がすぐに出ない投資として有名であり取引手法も同じです。
すぐに見切りをつけて次々と試していてはいつまで経っても勝てません。
中々稼げる手法が見つからないと感じたら、過去に利用した手法を一定期間試して本当に稼げないものだったか試してみましょう。
何かを学ぶことがきっかけとなった
FXは学校で勉強して学ぶものではないため、本人が自分からネットを見るなり書籍を購入するなりして勉強しなければいけません。
学ぶことは強制されていないため、全く学ばない状態で取引もできますが結果は簡単に想像できるでしょう。
更に学校の勉強と違いノルマのようなものはないため、学ばない部分があったとしても取引を始められます。
トレーダーによっては学ばないことがあったため勝てないというケースもあるでしょう。
逆に言えば何かを学んで理解したことがきっかけとなり勝てるようになったケースもあるのです。
例えばFXではダウ理論と呼ばれるものがあり、幾つかの要員が相場の値動きを決めているという理論となっています。
特にトレンドはダウ理論を基にして動いているケースが多いため、トレンド相場で順張りを考える場合は理解しておく必要があるでしょう。
トレンド相場で流れを見て順張りと考えるのは基本ですが、ダウ理論が分からなかった故に中々トレンドを判断できない現象も考えられます。
例題に挙げたケースはダウ理論ですが、他にも何かを理解できたのがきっかけで勝てるようになったケースはあり得るのです。
現在中々勝てない方は自分に足りない知識がないか考え、改めてFXの情報を集めてみてもいいでしょう。
自分で手法を考えた
FXは口座開設から取引まで全て自分で判断する投資です。
現在ネット上では情報も溢れ「この時はこのように取引するといい」という情報も当たり前のようにあります。
しかし実際に試して勝てたトレーダーはあまりいないでしょう。
実際に相場が素直に動くと限らず、基本のテクニックでは太刀打ちできない場面も多いからです。
トレーダーによっては「このように取引しているから勝てている」と取引方法を公開している方もいます。
しかし取引方法は細かく掲載するわけがなく、実際に流用すると「細かい部分」に引っかかって負ける可能性が高くなるのです。
何より本当に勝てているトレーダーは自分の手法をあっさり公開するでしょうか。
中には勝てていると嘘をついて、アクセスを集めて稼ごうと考えている詐欺トレーダーもいるのです。
勝てているトレーダーの多くは自分でどう取引するかの手法を考えています。
取引を自分で考えられる思考を持っているため、勝ちまで持っていけたのでしょう。
自分で考えて取引できないトレーダーは永遠に勝てません。
情報に振り回されているトレーダーはまずチャートを見たりし、自分で考えるところから始めましょう。
値動きを分析し、取引する通貨ペアを限定する
相場の値動きは通貨ペアによって異なります。
ドル円は基軸通貨で最も取引されている通貨なため動きは緩やかであり、ポンド円はポンドの取引量が低いため相場が動きやすいです。
このように単なる取引のテクニック以外で通貨ペアごとに値動きによる違いがあります。
一つの通貨ペアに絞っていると、相場が予想しづらい状態になった時取引できなくなってしまいます。
しかしあまり広く複数で取引していると、今度は混乱してしまい取引して予想外の動きに翻弄される危険性もあるのです。
特に通貨ペアは大きく円とドルに分かれておりどちらとペアになっているかでレートの表示と相場の動きも変わります。
勝てるようになったトレーダーの中には、通貨ペアの取引を限定しそれぞれの相場の値動きを分析したのがきっかけとなった方もいるのです。
取引で勝てないと考える方は自分の取引している通貨ペアについて考え、チャートを眺めて分析してみましょう。
逆に様々な通貨ペアで取引していなければ気づかないところもあるため、最初のうちは色々と取引してもいいです。
他トレーダーの心理を読む
為替相場はトレーダーの取引により動きます。
見方を変えればトレーダーがどう取引するかで相場の動きが決まるといってもいいでしょう。
テクニカル分析を始めとした抵抗線による取引も全てトレーダーが意識して取引するために成立している手法です。
逆にラインを突き抜けて動く場合は値を更新しために動くと判断した多くのトレーダー達が取引して反映されている結果といえます。
相場において他のトレーダーがどう考えて取引しているかは意外と重要なのです。
トレーダーによっては他がどう取引するか考えたのがきっかけとなって勝った方もいます。
値動きに翻弄されると感じている方は、相場を見て「他のトレーダーだったらここはどう取引するか」を考えてみましょう。
誰かと話をして気づく
FXはネットを介して取引する投資ですが、現実で同じトレーダーと会って話をする機会がある方もいるでしょう。
FXは自分で勉強し取引しなければいけないため、他人は自分と違う方法で取引しているのは珍しくありません。
そのため会話することで自分が何故負けているかに気づき、それが勝てるきっかけとなるケースも考えられます。
特に相手が取引をして勝てている側であれば参考となる話を聞けて、自覚をして勝てるようになる可能性は高いです。
もちろんプロでなければ一般トレーダー同士となるため、本当に参考となるかは分かりません。
しかし単に会話して情報交換するだけでも意外と気づく点というのはあります。
この辺りはFXに限らずどのような事柄にも言えることでしょう。
直接会って話のできるトレーダーがいない場合、メールを使うなりSNSを使う方法もあります。
掲示板で話したりチャットに参加したりしてみるのもいいでしょう。
力を入れすぎない
稼ごうと考えれば一生懸命fxに対する勉強をし、取引も続けるでしょう。
しかし稼ごうと考える意欲は間違っていませんが、あまり強すぎると今度は思いが強過ぎて取引の阻害になってしまう可能性があります。
トレーダーの中にはFXに注力し過ぎたのを振り返り、力を抜いたことがきっかけとなった方もいるのです。
実際に稼ぐ気持ちが強ければ損失で受けるダメージも大きいため、ある程度は気を抜いて取引した方がいいでしょう。
精神的に追い詰めてしまう可能性もあり、それが適切な判断をできなくする可能性も考えられるのです。
FXのことばかり考えているトレーダーは一旦止めて、相場から離れてみるといいでしょう。
冷静になって今まで見えなかったことが見え、勝てるきっかけとなるかもしれません。
きっかけはそれぞれ
ここまで挙げたのは全て他の方がきっかけとなったケースです。
同じようなきっかけが理由で勝てるようになることもあれば、かすりもしない場合もあるでしょう。
何がきっかけになるかは個人により違い、中には関係のない意外なものがなる可能性もあります。
しかし勝てるようになったきっかけを得たケースのほとんどはFXを続けているのです。
本当にきっかけを得たいのであればFXをやり続ける必要があるでしょう。