「妊娠してからお通じが悪くなった」と悩んでいる妊婦さんは多いと思います。妊婦の体のトラブルの中では便秘はよくあることです。
ホルモンの分泌が変化して腸の動きが良くなってしまうからとか、子宮が大きくなって内臓を圧迫するからなどの事が原因とされています。
あまりにひどい便秘だと産婦人科で便秘薬を処方してもうことも可能ですが、できれば薬には頼りたくないと思う方もいるでしょう。
それでは、どうやって便秘に対処していけば良いのでしょうか。今回は簡単な方法をいくつかご紹介します。
食事の内容を見直す
普段食べている食事を見直してみましょう。特におすすめのものは海藻類、玄米です。
海藻類は水溶性食物繊維という文字通り水に溶ける食物繊維です。腸の粘膜を守ってくれたり、善玉菌を増やしたりと整腸作用もあります。
海藻類の他には納豆やオクラ、アボガド、ごぼう、とろろが代表的な食べ物です。玄米はミネラルや繊維質が豊富なので胃腸の調子を整えてくれます。
このような食材を積極的に取ることによって便秘が解消されることもよくあります。
飲むヨーグルトをフル活用する
「便秘にはヨーグルト」というのは一般的ですね。妊婦の便秘には飲むヨーグルトが非常に効果的です。
理由は飲みやすいというのも勿論ありますが、飲むヨーグルトは応用範囲が非常に広いのです。
効果的なのはシリアルとフルーツに牛乳を入れるのではなく、飲むヨーグルトを入れて食べるという方法です。
毎日これを口にするだけでも違います。飲むヨーグルトは便を柔らかくしてくれるので便秘には効果的です。ただし、飲み過ぎには注意しましょう。
湯船にゆっくり入って体を温める
季節によっては湯船に入らずにシャワーだけで入浴を済ます人もいますが、便秘がちなら湯船にきちんと入りましょう。
湯船に入るとただシャワーを浴びるよりも、体の内側から全身を温めることができます。
体を温めることにより腸の働きも活発化しますので、季節に関係なく湯船に入るようにしましょう。
足裏を刺激する
足裏には反射区といって多くのツボが集まっています。足裏は『第二の心臓』と呼ばれるほど人体のとって大事な部分です。
ここを刺激することによって体中の血行を良くして体の凝りや疲れを解消するのが、いわゆる足裏マッサージです。
これは便秘にも効果があると言われています。自分で行う場合は親指で軽くモミモミする程度にしましょう。反射区のマッサージは知識と技術が必要です。
素人が行う場合は全体を優しく揉んで低刺激なもので済ませましょう。これだけでも体には効果的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
妊娠初期から後期にかけて妊婦の便秘と言うものは付きものです。それでも一つ一つ対処して行けば、ゆっくりとではありますが改善されるはずです。
自分でどれだけやっても無理だと思ったら、医師に相談して便秘薬を処方してもらうという最終手段もあります。
気を張らずに乗り越えていきましょう。