ミディアムロースト・アメリカンローストの特徴。焙煎度による味の違い

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コーヒーの独特の香りや風味そして味は、飲むお店や豆を買うお店によってかなり違いますよね。

もちろん豆自体の味もありますが、一番大事なのは焙煎(ロースト)なんです。

  • いつも飲んでいるお店のコーヒーの味に近いものを家でも飲みたい
  • 酸味のあるコーヒーにはどのローストが合うか知りたい
  • あまり苦いのは得意じゃないからどのローストを選べばいいのか知りたい

コーヒーを好きになればなるほど、コーヒーをただ飲むだけでなく、自分の好きな味がどんなローストなのか、他のローストがどんな味なのかなど深く知りたくなりますよね。

今回は、コーヒー焙煎の中でも、苦味がほとんど残らないと言われていて、もっともポピュラーなミディアムローストについて考えてみたいと思います。

ミディアムローストとは?


そもそもコーヒーの焙煎には何種類あるのでしょうか?

  • ライトロースト
  • シナモンロースト
  • ミディアムロースト
  • ハイロースト
  • シティロースト
  • フルシティロースト
  • フレンチロースト
  • イタリアンロースト

このように8段階あるのですが、その中でミディアムローストは3段階目となり、まろやかな酸味が特徴で、コーヒーらしい香りとカラメルのような甘さを感じることが出来ます。

これは人によりますが、ほとんど苦味は残らないとされています。

なので、コーヒーは好きだけど苦いのは苦手だな。と感じている人にも向いていると言えます。

日本では、このミディアムローストは中煎りと位置付けられていて、一般的にイメージするような「真っ黒いコーヒー豆」という色にはなりません。

ミディアムローストで作られたコーヒー豆は、アーモンドのような色をしていて、まだまだ生豆に近く豆本来の風味や香りを感じることのできるのローストとなっています。

ミディアムローストは何に向いているの?

ミディアムローストは、日本ではアメリカンローストと呼ばれていて、その名前から察する通りアメリカンコーヒーに向いています。

そして、豆本来の味を感じやすいので、品質確認にも向いているのがこのミディアムローストです。

イタリアンロースト(エスプレッソ)ほどの焙煎になってしまうと、この豆本来の味を感じにくくなってしまうので、品質チェックが出来ないんです。

逆に、ライトローストだと生豆に近すぎてコーヒーの風味や香りが足りないので、品質チェックにもっとも向いているとされているのが、ミディアムローストです。

ミディアムローストの注意点

ミディアムローストにするときには、焙煎の最初の段階でしっかりと水抜きをする必要があります。

これをサボってしまうと、生豆特有の渋みが全面に押し出されてしまい、美味しいコーヒーにはならないのです。

焙煎をするときに、豆を炒るパチパチという音がしてきます。その一回目の音がしたタイミングが、ミディアムローストのベストタイミングです。

この音で止めずに、2回目のパチパチまで行ってしまうと、焙煎が一気に進んだ状態となってしまいます。

豆の色も、ミディアムローストのアーモンド色から黒っぽい色となり、アメリカンではなくアイスコーヒーに適した焙煎になってしまいます。

ミディアムローストによく使われる豆の種類は?


ミディアムローストで良く使用される豆は、キリマンジャロ・モカ・ブルーマウンテン・コナコーヒー・グアテマラなどです。

コーヒー好きな人なら馴染みのある名前ばかりですよね。

もちろん味や合う豆の種類などには、個人の好みがありますのでメーカーやお店によっても違いはあると思います。

ブラックコーヒーでも飲みやすいローストなので、幅広く馴染みのある焙煎段階となっているのが、ミディアムローストです。

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