【インコ】と【オウム】と【ヨウム】の意味と違い、使い分けや使い方

「インコ」は、オウム目インコ科に属する約330種類の鳥の総称です。

英語では「true parrots(トゥルー パロット)」と呼ばれています。

「オウム」は、オウム目オウム科に属する約21種類の鳥の総称です。

英語では「parrots(パロット)」と呼ばれています。

「ヨウム」は、オウム目インコ科に属する大型の鳥類の総称です。

英語では「gray parrot(グレイ パロット)」と呼ばれています。

「インコ」の生態

インコはオウムよりも広く生息しています。

アメリカ、アフリカ、アジア、オーストラリアとポリネシアなど太平洋東方まで分布しています。

果実、ナッツ、葉、昆虫を食べ、花の蜜を食べるものもいます。

ほとんどのインコは木のウロに巣をかけ、一夫一婦でつがいを作っています。

単独行動をする事が多く、家で飼う場合にも仲間がいなくてもあまりストレスを感じないようです。

「オウム」の生態

オウムは、世界中の温暖な土地に生息しています。

最も多くの種が確認されるのは、オーストラリアと中南米です。

果実、草花、芽、実、種を食べ、昆虫のような小生物を捕食するものもいます。

野生下では群れている事が多いため、飼育する際にも単体より複数飼育が好ましいと言われています。

オウムは、たいていその飼い主や他人に対して愛情豊かです。

オウムは、音楽的な音に明瞭な反応を示すことがしばしばあります。

ポピュラー音楽に合わせてダンスする様子も良く見かけます。

「ヨウム」の生態

「ヨウム」は、アフリカ西海岸の森林地帯の、特に、ガーナからビクトリア湖周辺、ケニア、タンザニア、アンゴラ共和国から
コンゴ民主共和国のあたりに生息しています。

高温湿地帯に生息するヨウムは水浴びが大好きなのです。

そのため、水圧を低くしたシャワーや霧吹きなどで水をかけてあげると喜ぶようです。

ヨウムの羽毛には水をはじく脂が分泌されているので、お湯をかけると脂が流れてしまいます。

羽の油脂がなくなってしまうので、たとえぬるくてもお湯は使わない方が良いです。

人のまね

「インコ」は、教えることによって人の言葉やその他の音声をまねて発声する性質を持っています。

記録では、100語以上発話できるものもいます。

しゃべることが好きな種類が多いことが特徴です。

「オウム」は、人の言葉をまねて覚えることもありますが、あまりしゃべらないことのほうが多いようです。

メスよりもオスのほうがまねが得意です。

「ヨウム」は、人の言葉をまねて覚えることにとどまらず、近しい関係にある仲間や顔見知り程度の相手が困っているときには
自ら進んで手助けをするようです。

さらに、自身の利益が期待できない場合でも、こうした行動を取るようで、とても知能指数が高いです。

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