東京都 30歳女性 妊娠中
妊娠中の体調について、私は雑誌でよく見かける様な、安定期というのが私にはありませんでした。
いつ子供ができても良いと思っていたものの、大好きな主人と安定期に旅行に行けなかったり迷惑をかけたことが申し訳ないと思いました。
妊娠初期はつわりもつらくなり、思考錯誤していました。
つわり症状を緩和する食品を調べる
妊娠初期は泣きたくなる様な不安定な気持ちで食事はとれるものの、よくドラマでみるオエッと常になる症状が続きました。
様々な雑誌やネットでつわり対策の食品を調べ、できるだけ食事で緩和が出来るように努めました。
これしかたべられない、というものはありませんでしたので色々挑戦しましたが何を食べてもムカムカや吐き気はありました。
食べていないと気持ち悪い事もあり、そのときに「しょうが」を使った食品をとるようにしました。
おやつならショウガ飴やショウガ湯、冷やし飴など。朝食ならコーンフレークに粉末ショウガを少し。夕食はショウガ焼きや手羽煮や魚の煮付けなどふんだんにショウガを使用しました。
結果、体がぽかぽかする事もあり、寝付きが良くなり気持ち悪さが紛れた様な気もします。
仕事を辞めて体を第一に、常に寝る(横になる)
当時の仕事は接客業で、私はその仕事が好きだったので妊娠前からずっと働いていました。といってもボーナスの無い会社で、月給も少なかったのですが。
妊娠がわかってすぐに会社に報告をし、つわりがあっても働かせてもらっていました。特に業務には差し支えは無いものの、気を抜くと真顔になってしまったりしました。
初期は問題なかったのですが、妊娠中期になりそろそろ安定期…というときが一番しんどかったです。
吐き気は食品で紛らわしたり出来るのですが、私の場合心臓の動悸がすごく耳障りで
脈拍もすぐ高くなるので回りに悟られないようにしても、呼吸で心配されたりしました。
業務は出来るものの、接客業は見た目も大事ですので結局そういった点で迷惑をかけるのがしんどくて会社を辞めました。
正直後悔や悔しさもありましたが、主人の支えもあり寝れなくても母体優先で横になる事に集中しました。
いろんな意味で主人に甘える
妊娠発覚からしばらく、いわゆる共働き状態だったときから主人には色々協力してもらいました。
もともと言えばやってくれるタイプの優しい人なので感謝しか無いのですが、しんどいときは外食やお惣菜で我慢してもらったりしました。
また、ずっと寝たかったり辛くてあたってしまう事もあり、迷惑をかけましたが主人も主人なりに考えて一生懸命受け入れてくれました。
つわり対策の食品を調べたり、スープを作ってくれたりもありました。また嬉しかったのは頼むとしていたお手伝いも、いつのまにかしてくれているということも多くなりました。
私もかならず「○○してくれたんだね、ありがとう」を言うように心がけました。
そして妊娠が終わって落ち着いたら主人が好きな服を着て可愛くするからまっててね、と約束をして二人で乗り切りました。本当に主人には感謝しています。
周りの協力ありきの妊娠生活でした
私は入院する程の体調不良ではありませんでしたが、妊娠生活に楽しい思い出は正直無かったと思います。
本当は旅行に行きたい、飲みたいお酒、遊びたいことなどあったのですが、全部「20年後」に先送りになったのも残念でした。
でも職場ですんなり妊娠を受け入れていただき、だからといって特別扱いもせずいつも通りの仕事を与えてくれた事や主人の協力があり辛い事も乗り越えられました。
正直途中、可愛くなかったらぶっ飛ばしたいとか、施設に入れたいと考えたりもしました。
それくらい辛かったですが、妊婦の私を受け入れてくれた人がいる事を考えると頑張ろうと思えました。
やっぱり人って一人じゃ生きられないんだなと痛感した妊娠生活でした。