「会う」と「合う」の違いは英語に置き換えると分かりやすいと思います。
「会う」は、英語で言うとmeetです。
人と会うことを言います。
互いに顔を相手の方に向けて対面すること、時間や場所を決めて待ち合わせをして対面するときが「会う」です。
「合う」は、英語で言うとマッチすると言い変えると良いでしょう。
一致するや調和すると言い変えることもできます。
「会う」の意味
あなたが誰かと時間や場所を決めて、待ち合わせをして顔を相手の方に向けて対面することを「会う」と言います。
また、時間や場所を決めなくても偶然に買い物に行った時などに知っている人と顔を合わせて挨拶をした場合なども、「今日、買い物に行ったらバッタリとAさんに会ったよ」などと「会う」という表現を使います。
「会う」を英語で言うとmeetになります。
「合う」の意味
「合う」は、調和するや一緒になるときに使います。
Tシャツの色とパンツの色がマッチしている時に「似合う」と言いますが、単に「Tシャツとパンツの色が合ってるね」という事もあります。
音楽の世界でも「音合わせ」という言葉があります。
音がズレないように合わせることですが、音がマッチしているかどうかを確認する作業です。
このように、「合う」の代わりにマッチすると言い変えることができます。
「会う」の用法や用例
恋人同士が何日も彼や彼女に会えずにいると「早く会いたいなあ」と思います。
この場合の「会う」は、場所や時間を決めて顔を合わせてお喋りをしたりデートをすることです。
恋人同士の場合は、会う=デートするという感じでしょう。
大学生が「今日は大学のキャンパス内でT君には会いたくない気分だ」と言う場合は、顔を合わすのが嫌だという意味です。
「合う」の用法や用例
「豚肉とチーズって合うね」と1つの食材がもう一つの食材の味を引き立てているときには、このように表現することがあります。
「あなたとは話が合う」や「あなたとは趣味が合うわね」などと言う時も、話が調和している、趣味がマッチしているという意味です。
髪型が似合っているよ、帽子が似合っているよのように「似合う」という言葉がありますが、これも調和しているよ、マッチしているよと言い換えることができます。
髪型があなたの個性や魅力とマッチしているよ、帽子があなたの雰囲気と調和しているという意味で使われます。