【ラマ】と【アルパカ】の意味と使い方・由来や例文

名前は知っていても、ほとんどの人が見たことの無い動物に「ラマ」と「アルパカ」がいます。

この2つの動物はどちらもラクダ科に属して似ているため、たぶん一度見たくらいでは見分けができないと思われます。

外見の違いで一番分かりやすいのは耳です。

ラマの耳は長く突き立っており、アルパカの耳は丸くて小さくなっています。

ラマとは

「ラマ」の顔は鼻が前に長く、馬のような形をしています。

身体は粗い毛で覆われており、身体の高さは120センチ程度で、重さは平均で120キロです。

中には、150キロ以上のものも見られます。

ラマはヤギやヒツジなどの家畜を狙うコヨーテなどの野生動物を追い払う役割や、身体が大きく強いことから、物を運ぶ運搬動物として使われています。

アルパカとは

「アルパカ」の顔は鼻が長くなく、熊のような形をしています。

身体は黒や茶、白など色の異なる毛羽立ちの豊かな毛で覆われています。

アルパカの毛は羊毛に似て暖かいことから、織物の製造に使用されています。

現在では、毛を刈るための家畜とされています。

アルパカはラマより小さく、身体の高さは90センチ程度で、重さも平均60キロです。

同じ生育環境

ラマとアルパカは体型だけではなく、生育環境も似ています。

どちらも、中南米の国であるペルーとボリビアが原産です。

ペルーは世界遺産のマチュピチュで有名ですが、ラマとアルパカも3千メートルの高地に棲んでいます。

どちらも寿命は15~25年です。

また、仲間同士のコミュニケーションをとるため、ラマもアルパカも精巧な鳴き声をします。

野生と家畜

ラマもアルパカもラクダ科の動物であり、ともに家畜されています。

ただ、ラマが野生だった動物に対し、アルパカは上質な毛を刈り取るために古くから品種改良を重ねて誕生した家畜動物と言えます。

どちらも、動物園以外では中南米アメリカにしかいません。

性格はともに温厚で人に良く慣れますが、アルパカは臆病な面が強くなっています。

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