女性に囲まれた職場なんて羨ましい。そのように考える男性も多いのではないでしょうか。
でも実際に働いてみるとそのような気楽なものではなく、デメリットに悩んでいる男性は少なくありません。
一見華やかで羨ましそうに見える職場でも、楽しいことばかりではないのです。
では女性の多い職場で働く男性のデメリットとはなにか、いくつか紹介してみたいと思います。
目次
女性同士で気をつかうため男性に話しかけてこない
男性ばかりの職場で紅一点、女性がひとりきりの場合には、多くの男性が優しくしたり話しかけたりすることでしょう。
ですが女性の場合は逆で、女性同士で気を使いあうことで、意識的に男性に話しかけることを控えようとします。
多くの女性がもつ同性への好感度は、男性を意識した振る舞いをする人より、同じ女性を尊重する人に対して高くなる傾向があります。
男性に好かれようと媚びるタイプの女性は、同性からは快く思われないので、誤解を生むような行動はできるだけ避けようとするのです。
周りが女性ばかりで男性はひとりきりといった場合、必要最低限のことしか話しかけてもらえなかったりするため、コミニュケーションが取りづらいといったことがあります。
男だからという理由で仕事を押し付けられる
女性の多い職場では、男性であるというだけで仕事を押し付けられることがあります。
重い荷物を運んだり、居丈高なお客様の対応など、女性が苦手とする場面では特に多いようです。
例えば、比較的男性の数が少ない看護現場などでは、普段きつくあたる女性看護師が、男性患者からのクレーム対応に関しては「男性だから」という理由で押し付けてくることがあります。
体力的なこともありますので、ある程度はしかたのないことなのかもしれませんが、理不尽と思われる場合も少なくありません。
立場が逆であれば女性差別といわれるようなことでも、女性が多い環境では忘れがちになるのかもしれません。
女性に対して寛容な男性であれば問題ないのでしょうが、理不尽な要求が多かったり、そのような状況が我慢できない人にとっては辛い立場となります。
女性特有の面倒な人間関係
人が集まるとグループができます。グループが大きくなるとその中で派閥ができるのは自然なことかもしれません。
ですが女性の場合は、好き嫌いなどの感情が派閥の間でも発生して、悪口や陰口に発展することが少なくないように思われます。
感情が優先される女性が多い職場などでは、そのような人間関係のいざこざが面倒なことに発展してしまう場合もあるでしょう。
ひとたび面倒なことが起これば少数の男性も巻き込まれて、双方から愚痴を聞かされたり、悪い時にはどちらの見方なのかを迫られたりといった、困った状況にもなりかねません。
下手に調整役などを買って出れば、ストレスがたまって体調を崩したり、双方から恨まれるたりするかもしれません。
極端な状況の例かもしれませんが、女性の多い職場では多かれ少なかれ人間関係に関する厄介な問題が起きる可能性があるのです。
ポイントが違う男性と女性の考え方
一概にすべての男性、女性に言えることではありませんが、論理的な思考をする男性に対して、女性は感情的な思考を行うと言われています。
この違いは仕事の教え方や、怒り方などのポイントにも反映されます。
感情的思考の女性は、マニュアルや手順に沿った教え方より、思いつくままに説明をしようとします。
またミスを指摘する際にも、感情的に怒ったりすることがあるので、どのように修正すればよいのかといった具体的な指導がありません。
あくまでも一般論ですが、このような女性の考え方を理解していないと、男性としては戸惑うばかりです。
悪口の対象になりやすい
女性は男性に比べて、同性からどのように見られるかを気にする人が多いように思われます。
そのため同じ女性よりも、異性である男性が悪口の対象になることが多いようです。
同じ女性の悪口は仲間うちでの軋轢を生みかねませんが、異質な男性であれば悪口も気軽に言えるのでしょう。
また社会の女性に対する長い間の偏見から、男性に対して不信感を持っている女性もいます。
男女差別に関しては進んできていると思いますが、根付いたイメージにとらわれている女性は少なくないのかもしれません。
女性の多い職場からの転職を考える
男性社会の中で少数であった女性が活躍するようになるには、大変な苦労があったと思います。
しかし同様に女性が多い職場で、男性が仕事をするのも楽なことではありません。
多数の中で少数が成果をあげていくのは、どのような場合であれ苦労を伴います。
女性の多い職場で活躍している男性は、女性の考え方をよく理解して、うまく立ち回れる術をもっていますが、やはり最初は大変だったことでしょう。
そのような職場の中で努力するのもいいですが、できるだけ早い時期に、のびのびと仕事ができる職場に転職するのも間違いではありません。
我慢しすぎてストレスに押しつぶされながら仕事を続けるより、転職を決断してしまうほうがメリットも大きいのではないでしょうか。
女性の気持ちを理解して仕事を続けていくのが苦手だと感じているのであれば、転職を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。