デバッグのバイトってきついの?大変だと感じるポイントや楽しむコツを伝授!
皆さんは「デバッグ」という言葉を知っていますか?デバッグとは、コンピューターで作成されたプログラムや電子機器の中にある欠陥部分(バグ)を見つて排除することです。
そしてこのデバッグのアルバイトがひそかな注目を集めています。特にゲームデバッグのバイトは、ゲーム好きにはもってこいの仕事であるということで人気を集めているようです。
とはいえ、やはり賃金をもらっておこなう仕事ですから、「ただシステムやゲームを楽しんでいれば良い」というものではないため、思っていた以上に「きつい」と感じる人も少なくありません。
システムやゲームを徹底的にやり込み、誤植のチェック、音量やグラフィックに不安定な部分はないか、特定の動作をすることで操作に不安要素が出ることはないかなど、細かくチェックしていかなければいけないのです。
そこで今回は、デバッグのバイトが意外と楽しいと言われるポイントや、逆に大変だと感じられる理由、そしてデバッグという単純作業をうまく乗り切る方法などについて、くわしく紹介していきます。
目次
きつくない?デバッグのバイトが意外と楽しいと言われるポイント
デバッグのバイトは想像以上にきついとか、目の疲れや腰痛・肩こりに悩まされることが多いなど、かなり「きつい」仕事だと言われることが多いようです。
しかし、システムの構築に興味がある、ゲームが大好きで暇さえあればスマホやテレビの前でゲームばかりしているという人には「これ以上のバイトはない!」というくらい満足度の高い仕事であることも事実のようです。
では、デバッグのバイトが「意外と楽しい!」と言われるポイントについて少し探っていくことにしましょう。
専門知識は不要!未経験から挑戦できる
デバッグのバイトをするからには、「プログラミングに関する専門知識を持っていたほうが良いのではないか」「自分なりに勉強すべきなのだろうか」と考えることがあるかもしれません。
しかし、デバッグのバイトに関して言えば、専門知識は一切不要、未経験から応募することができます。なぜなら、デバッグのバイトはシステムやプログラムを構築するのが仕事ではないからです。
すでに出来上がっているシステムやプログラムに不具合はないかどうかを細かくチェックして、バグや修正箇所を見つけ出すのが主な業務になります。
そのため、デバッグのバイトをする際に必要なのは、「バグや修正が必要な内容を日本語で分かりやすく伝えられること」、この1点のみです。
また、日々の業務の最後には「どのようなバグ・修正箇所が見つかったか」ということをレポート形式で提出することがほとんどですから、最低限のタイピングスキル(ブラインドタッチ程度)は身につけておくべきでしょう。
発売前のシステムやゲームの先取り体験ができる
デバッグのバイトをきついなんて思わない、むしろ楽しいと感じる人から寄せられる感想の多くに「発売前のシステムやゲームの先取り体験ができる」というものがあります。
まだ誰も触ったことがないシステムやゲームをいち早く体験できるというのは、デバッグのバイトならではの特典です。とは言え、システムやゲームの中身を他人に話すことは禁止されています。
また、デバッグをするシステムやゲームについては個人で選ぶことができないことが多いので、その点も踏まえたうえでデバッグのバイトに応募してみると良いでしょう。
「システム・ゲームの製作にたずさわっている」という喜びがある
デバッグのバイトの面白いところは、自分が見つけたバグが製品の完成度に大きく影響を与えることや、製品の完成に間違いなく貢献できるという点です。
システムやゲームの制作にゼロからたずさわったわけではなくても、制作過程の一部にかかわっているというのは、たとえきつい仕事であってもワクワクする体験です。
そうしたデバッグのバイトを経験したことで、「将来プログラミングの勉強をしよう」「いずれはバグ探しではなく、制作側にまわりたい」と考える人も少なくないと言います。
デバッグのバイトをただのバイトと捉えずに、将来の自分の進むべき道を模索するためのステップだと考えると、より楽しく仕事ができるかもしれません。
デバッグのバイトはきついの?大変だと感じられる理由
デバッグの仕事はシステム制作に興味がある人や、何よりゲームが好きという人にとっては面白く取り組めるバイトになるでしょう。
しかし、やはり仕事として、給与をもらって働くことになるわけですから「単純に楽しそうだからデバッグのバイトを始めた」という気持ちでいると、あとから「きつい...」と感じてしまうかもしれません。
それではここからは、デバッグのバイトのきついところ、大変だと感じられる理由について、考えていくことにしましょう。
短期集中!発売日間近になると残業が増える
デバッグのバイトは、システムやゲームなどの発売日を見越して日程が組まれるため、基本的には短期集中型です。ですから、発売日が近くなると必然的に残業が増える傾向にあります。
1日中コンピューターの画面を見ているのに、さらに長時間の残業となると、いくらゲーム好きであるといっても体力的にかなりきつい・つらい仕事になってきます。
目の疲れはもちろん、腰や肩など、さまざまなところに不具合が出てくる可能性も考えられるでしょう。あまりにも疲れすぎてバイトに行くのが面倒に思えてしまうこともあるかもしれません。
中には「きつい仕事を思い出すから...」と言って、大好きだったゲームから遠ざかってしまう人もいます。このように、デバッグのバイトは「システムやゲームが好き」というだけでは務まらない部分もあるようです。
単調な作業を何百回も繰り返すのがきつい
デバッグのバイトをスタートした当初は、新しいシステムやゲームに対する興味や業務に対する新鮮さから、仕事を「きつい」と感じることは少ないはずです。
しかし、デバッグのバイトは楽しくシステムを操作することやゲームをすることではありません。あくまでもシステムやゲーム内にあるかもしれない「バグ」を見つけ出すことです。
単調な作業を何百回も繰り返してようやく、ひとつのバグが見つかるかもしれないという仕事ですから、きついと思うのも無理はありません。眠気との戦い、腰痛や眼精疲労に悩まされることも多いです。
また、バグや不具合を発見した時には「どのように操作した際にバグが出たのか」「どのような環境でバグが発生するのか」「バグが出る確率はどのくらいか」など、様々な視点から調査する必要があります。
このように考えると、デバッグのバイトは気の遠くなるような作業を延々と繰り返す仕事なのだということが分かってきます。
「不具合なし」はNG!ノルマがきつい
「バグを見つける」という作業のために、企業はわざわざ給与を支払ってバイトを雇っています。ですから、デバッグのバイトに採用されたら、何が何でもバグを発見しなければいけません。
しかし、システムやゲームというのはバグが出ないことを前提に作られているわけですから、そもそもバグを発見することは非常に困難なのです。それでもデバッグのバイトをする以上はバグを発見しなければいけません。
というのも、バグ発見に関するノルマが設定されており、「バグは見つかりませんでした」「不具合はありませんでした」では許されないのです。
また、デバッグのバイトは時給1,000円前後と高めに設定されていますが、実は「完全出来高制」の場合も多く、バグが発見できなければ給与が支払われないというケースも少なくないということを覚えておいてください。
デバッグのバイトに疲れたら!単純作業をうまく乗り切る方法
デバッグのバイトはゲーム好きにはたまらない仕事のように思えますが、実際は精神力と体力を大きく消耗する仕事です。
単純作業を長時間続けることによる疲れや、バグがなかなか見つからないことに対するいら立ちを感じることもあるでしょう。
ということでここからは、「デバッグのバイトがきつい・疲れた」と感じた時にうまく乗り切る方法について見ていくことにします。
手を動かしながら頭では別のことを考える
デバッグのバイトをしている間は、マウスやコントローラーを常に動かし続ける必要があります。そして同じ作業を何時間も繰り返しているうちに頭が働かなくなってくることもあるでしょう。
そんな時には、画面を見ながら手を動かしつつ頭では別のことを考えるようにしてみましょう。「そんな器用なことはできない!」と思うかもしれませんが、意外とうまくできるものです。
好きなドラマや音楽のこと、週末の予定のこと、何でも構いません。自分が面白いと思うことを頭のなかでたくさんイメージするようにすると、単調な時間が楽しい空想の時間に変化します。
座りっぱなしはきつい!1時間に1度はストレッチをする
1時間に1度はストレッチをすること、これは座り仕事をしている人にとって定番中の定番のリフレッシュ方法ですが、思っている以上に効果があるのでおすすめです。
両手を上にあげて伸びをしたり、屈伸運動をしたり、体を大きくひねる運動をするのも良いでしょう。自分が気持ち良いと感じる強さで体を動かしてみましょう。
きついデバッグのバイト!「限界」を感じる前に思いきって辞める勇気を持とう
デバッグのバイトが意外と楽しいと言われるポイントや、逆に大変だと感じられる理由、そしてデバッグという単純作業をうまく乗り切る方法などについて、くわしく紹介してきました。
デバッグのバイトと聞くと「好きなことをしてお金がもらえる」「遊びが仕事になるなんて素晴らしい」と感じる人がほとんどです。特に最初は楽しく仕事ができるでしょう。
しかし時間が経過するにつれて、「楽しい」よりも「きつい」という印象に変わってくるのもデバッグのバイトの特徴です。
ですから、「疲労とストレスで限界が近そうだ...」と感じ始めた時には、思いきってデバッグのバイトを辞める勇気を持つことも大切です。