ネットビジネスを行っている中でどうしても避けられないのが、外的要因によるビジネスの終了です。今まで利益を上げていた仕組みが全くのゼロになってしまう。
非常に怖いことですが、扱っているネットビジネスのジャンルや取り扱い商品によっては起こりうるリスクです。どういったことが起こり、その際にどのように行動するべきか。
詳しく解説していきます。
目次
アカウント停止
ネットビジネスで最もダメージが大きいのがアカウント停止です。
ビジネスそのものが終了してしまうレベルのリスクです。
例えばこのようなことが起こります。
- amazonで商品を販売していたが、amazonのアカウント停止のため販売することができなくなった。
- グーグルアドセンスで広告収入を得ていたが、アカウント停止により広告を掲載できなくなった。
- ASPのアカウント停止によりアフィリエイト広告が掲載できなくなった。
利用サービスの規約を違反している場合など、ルール違反が主な原因です。
アカウント停止になってしまうと今までの報酬が入ってこないこともあります。継続して入っていた収入が止まってしまうため、物販ビジネスの場合は仕入代金を支払えなくなり、資金がなくなり致命傷になる可能性もあります。
特定のサービスのみが収入源だった場合は、今後の収入の目処が立たなくなってしまいます。
どう対応するべきか
何故アカウント停止になったのか原因をはっきりさせることが必要です。
利用サービスにもよりますが、一般的にアカウント停止は一発退場ではない場合が多いです。1回目のアカウント停止は注意・警告の意味で、改善策を提出することによってアカウント停止を解除できることがあります。
まずはメールで改善計画を提出をしましょう。
改善策について具体的に提示する必要があります。大まかな流れとしては下記のような形式で改善計画を提出します。
- 規約違反の内容
- 規約違反に対する謝罪
- 違反が起こった原因
- 同じ違反を起こさないための改善策
- 改善策を実施した場合の効果
- 今後も利用したい、寛大な措置のお願い
しっかりとした改善計画を提出すれば、1回目であればアカウント再開ができるケースが多いです。
アカウント停止を防ぐために
当然ですが規約違反をしないようにしましょう。利用規約は定期的に変更されることもあるので、見逃しのないようアカウントに関するメールなど定期的にチェックする習慣をつけることも大切です。
物販ビジネスでの販売チャネル、アフィリエイトビジネスの広告費はビジネスの生命線です。多少の損失が出ることがあってもアカウントを守る意識がもっとも大切です。
ルール変更、アルゴリズム変更
利用サービスや検索エンジンのルール変更が起こり、ビジネスが終了してしまうこともあります。
- サイトアフィリエイトを行っていたが、グーグルの検索アルゴリズム変更によりサイトの検索順位が下がり、サイトへの流入が激減した。
- PPCアフィリエイトを行っていたが、広告の審査基準が厳しくなり広告掲載ができなくなった。
- 物販ビジネスで扱っていた商品が販売禁止になった
外部要因のルール変更によるリスクです。サイトへの集客を検索エンジンに頼っていた場合、グーグルの検索アルゴリズムの変更によって全く集客できなくなる。PPC広告に頼っていた場合も広告掲載ができないと同様のことが起こります。
物販ビジネスでは取り扱い商品自体が販売できなくなることがあります。例えば、電子タバコやスパイカメラなど。過去に販売できていたものが急に販売禁止になったケースがあります。
どう対応するべきか
ルールが変更されているため、既存のやり方では対応できないことが多いです。ルールが変わったということは今後はそのルールに従うしかありません。
原因を確認して改善できるようであれば新しいルールに沿った改善をしましょう。無理なようでしたらキッパリと諦めた方がいいです。無駄な時間や労力を使わず、それを他のことに使いましょう。
リスクを防ぐために
検索アルゴリズムの変更は定期的に起こっていますが、掲載順位が下がるケースはグレーな手法を行っていた場合が多いです。
グレーな手法とは自作自演のスパムのようなSEO対策など、グーグルを騙すような行為です。
PPC広告や物販ビジネスの販売禁止商品も同様ですが、やはりグレーな商品のケースが多いです。
グレーなやり方や商品が短期的に大きな利益となることもあるため、手を出してしまう気持ちはよく分かります。しかし、安定したビジネスとして取り組むにはグレーな手法には手を出さず、正攻法で進めていくことが大切です。
商品の販売終了
アフィリエイトでも物販ビジネスでも、利益を稼いでいた商品が販売できなくなってしまうことがあります。
- 特定の商品のアフィリエイトサイトを運営して報酬を得ていたが、商品が販売終了してしまった。
- 物販ビジネスで特定商品が販売終了してしまった。
どう対応するべきか
アフィリエイトサイトの場合、サイトはの流入がある場合はその商品について調べている人がいるということです。他の商品を勧める流れを作ってユーザーを遷移させる記事に変更しましょう。
どうしても上手くいかない場合は、グーグルアドセンスなどのクリック報酬型の広告に貼り替えてみるのもいいかもしれません。
物販ビジネスの場合は、他社の関連商品を扱えないか検討してみましょう。
リスクを防ぐために
商品寿命の長さは商品によって違いますが、特定商品が永久に販売されていることは保証されていません。
アフィリエイトサイト、物販ビジネスどちらの場合もその商品が販売終了となることを想定し、事前に代替案を用意しておくことが大切です。
ビジネスモデルの終焉
このケースはあまり起こりませんが、長くネットビジネスをやっているとこのようなケースがあります。
- ガラケーのモバイルアフィリエイトで稼いでいたが、ガラケーユーザーが減少したため報酬が激減した。
どう対応するべきか
ビジネスモデルが終焉しても、それの代替となるものができているはずです。ガラケーの場合はスマートフォンです。実際にモバイルで利益を得ていたわけですから、そのノウハウを流用できるかもしれません。
リスクを防ぐために
iPhoneの発売以降、スマートフォンが徐々に普及していきましたが、普及するまではある程度時間がかかりました。ガラケーユーザーが将来的に減っていくことは事前に予想できたと思います。
アフィリエイト報酬も突然ではなく徐々に減少しているはずです。市場自体が徐々に縮小していることが分かったら、別の収益源を早めに探しましょう。
まとめ
どのような手法も永久に稼ぎ続けてくれるわけではありません。
これはネットビジネスだけでなく全てのビジネスで言えることです。
その手法で利益を得て稼いでいる以上、それがなくなってしまった場合の代替案を常に考えておくことが必要です。収入源をひとつのビジネス手法に限定せず、いくつかに分散しておくことでリスクを回避することができます。
amazonやグーグルなど特定のチャネルのみに頼らないことも大切です。
ネットビジネスは稼ぐことが大事ですが、もっとも重要なのは継続して稼ぐことです。常に起こりうるリスクを想定し、リスクヘッジをしながら進めていきましょう。