コーヒー粉の正しい保存方法。劣化させないための容器と保存場所。

B!

コーヒー好きにとって、コーヒー粉の保存方法は悩みの種ですよね。

うっかり開封後のコーヒーを引き出しの中にしまったまま忘れて、しばらく時間が経って美味しくなくなった経験はないですか。

コーヒーは正しく保存しないと、風味や味が劣化してしまい、余っていても捨てなければいけなくなってしまいます。

せっかくのコーヒーを無駄にしないためにも、正しい保存方法を知りたいですよね。

  • 粉のコーヒーの正しい保存方法とは?
  • できるだけ長く美味しくコーヒーを楽しめる保存方法は?

コーヒーを最後まで美味しく楽しみたいとお考えの方にのために、コーヒーの保存方法を詳しくまとめました。

そもそもコーヒーが劣化する原因って何?


コーヒーは生鮮食品ですから、時間とともに味や風味はどんどん劣化していきます。劣化してしまう原因は複数あります。

  • 高温多湿の所に保存している
  • 直射日光に当たっている
  • 酸素に触れていることで酸化する

このように、コーヒーは非常にデリケートなので、生豆から加工状態が進むほどに、劣化は早くなります。

生豆の状態であれば、1〜2年の長期保存が可能ですが、手に入れる手段が限られてきますし、やっぱり一番手に入るのは粉の状態ですので、その粉の状態での保存方法についてみてみましょう。

コーヒーの保存方法って何が正解なの?

粉のコーヒーの開封後は、小分けにした後密封して冷凍保存がベストです。

冷凍庫に入れるなら、別に密封しなくてもいいんじゃないの?と思いがちですが、これは間違いなんです。

コーヒーは周りの匂いを吸い込みやすいので、冷凍庫の匂いを吸収してしまいます。

冷凍庫はコーヒーだけでなく、様々なものを保存しますよね。その周りの臭いが写ってしまうとせっかくのコーヒーが台無しです。

せっかくのコーヒーの香りを邪魔されないためにも、常温でも冷凍でも必ず密封する必要があるんです。

コーヒーの保存について特に気にぜず、「密封じゃない缶」に移し変えてそのまま常温保存していた場合、2〜3週間もすればコーヒーの風味は格段に落ちます。

特別にコーヒーにこだわりがなければ、そこまで気にしないということかもしれないですが、もったいないです。

ちゃんとした方法で保存すれば、少しでも長く風味のよい状態のコーヒーを楽しむことができるので、きちんと一手間かけてあげましょう。

冷蔵庫&冷凍庫に入れる

買ってきたらすぐに冷蔵庫や冷凍庫にすぐに入れるという方法はダメではないのですが、コーヒーの粉は開けなければ、空気に触れることはないので、冷暗所でOKです。

開封後冷凍庫に入れるのは正解なのですが、そのままの袋のまま冷凍庫に入れてしまうと風味が落ちるのが早くなってしまいます。

開封後は空気に触れるため、風味が落ちやすく1ヶ月もすれば風味や味は劣化してしまいます。

そのため大きいまま冷凍すると、使うたびに全体が空気に晒され、酸化が進んだ状態になってしまい、冷凍庫と室内の温度差と酸化のダメージに晒されることになります。

なので、保存する際はきちんと1回分ずつ小分けすることをおすすめします。小分けしておけば、使わない分まで空気に晒されることはないので、少しでも酸化するのを遅らせることができます。

よくあるのは、袋のまま輪ゴムで封をしているパターンですよね。これだと、密封できないだけでなく、袋の中に空気が残ったまま保存されてしまいますので、酸化がどんどん進んでしまいます。

小分けの容器は何がおすすめ?

小分けする際に使う容器は「密封できるもの」であればなんでもいいのですが、密封袋やおしゃれな瓶などがおすすめです。

小分けといっても、市販の1回分のドリップのようにする必要はなく、普段の1回分の量を考えて大きさを選ぶといいでしょう。

1人暮らしなら、できるだけ小さい方がいいでしょうが、家族と一緒ならある程度大きさがあっても大丈夫ですよね。

冷凍庫でも1ヶ月で使い切るのがベストなので、買う際は「お得だから」と大きいものを買うよりは「1ヶ月で飲み切れる量」を買うようにしてください。

もし、風味や味が落ちてしまったら?

ちゃんと保存していても、風味や味が劣化してしまうことはあります。その状態で勿体無いからと飲んでもいいでしょうけど、なかなか気が進まないですよね。

先ほど、コーヒーは「冷凍庫の匂いを吸収しやすい」とお伝えしましたが、その性質を活かした再利用方法があるんです。

だしパックやお茶パックなどの小袋に余ったコーヒーの粉を入れてください。

この時、口が開いて粉がこぼれないように、気をつけてくださいね袋に詰めたコーヒーの粉は、消臭剤や脱臭剤に使えるんです。

冷蔵庫の匂いや下駄箱の匂いをとってくれるなら、余った粉も無駄にならなずにすみますね。

もう一つは、灰皿にそのままコーヒーの粉を入れておくと、タバコの臭いを軽減してくれるので、家族の喫煙に悩まされている人にはおすすめの方法です。

コーヒーをより美味しく飲むためには粉と豆どっちを買うべきなの?


少し手間をかけてもいいという人には、生豆を買ってフライパンでも焙煎はできますので、家で焙煎をし挽きたてを飲むのがもちろん1番美味しく飲めます。

生豆なら1〜2年の長期保存が可能なので、経済的といえば経済的なのですが、正直そこまでの手間はかけてられないですよね。

そうなると、焙煎された豆を買って挽きたてを飲むのがベストなのかなと思います。

今は手軽にミルが手に入りますので、昔よりは挽きたてコーヒーが身近なものになりましたよね。

多少の手間はかかりますが、豆でストックしておくメリットはたくさんあるんです。

家で豆を挽くメリット

一番は、保存期間ですよね。粉だと冷凍でも1ヶ月しか保たないのに対して、豆の状態で冷凍しておけば、2ヶ月程度美味しく飲むことができます。

そして、もう一つのメリットはやっぱり味です。挽きたての香り・風味・味に勝てるものはないのです。あの挽きたてを飲んでしまうと、家でも再現したいなと思いますよね。

長期保存ができる点や抜群の味を考えると、豆で買う方がいいんですが、コーヒー屋さんに行かないと買えないですし、やっぱり朝の忙しい時には手間ですよね。

粉のメリット

一番はやっぱり手軽だということです。豆を家で挽くとミルを洗わなくてはいけなかったり、慣れるまでは挽くのに時間がかかったりなど、手間がすごいんですよね。

粉なら、ペーパーですぐ飲める上にどこでも買えますよね。普通のスーパーでも買えますし、人気のコーヒーショップに立ち寄ったついでに、お土産としても買えますね。

忙しい朝にも手軽に飲めることを考えると、粉で買って適切な保存方法をとってあげるのが一番かもしれません。

ここで、もう一度保存方法をおさらいしましょう。

  • 開封前は冷暗所にて保存
  • 開封後は1回分に小分けして密封保存
  • 冷蔵庫なら2〜3週間で冷凍なら1ヶ月は保存が可能
  • 常温なら長くても10日ほどしか保たないので、出来るだけ冷蔵か冷凍をしてください。

以上の点をきちんと守り、ご自身の生活スタイルに合わせたコーヒーを購入してください。最後まで美味しく飲めると嬉しいですよね。

最新の記事はこちらから