人気のシュガーワックスとは?手作り方法から使用上の注意までを徹底調査!

ムダ毛が気になる女性たちの間で注目を集めているシュガーワックス。

名前を聞いたことはあるけれど、具体的にどんなものなのか、なぜ脱毛できるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

市販品のほか、手作りのものまで登場するなど、ちょっとしたブームとなっています。

今回は巷で話題のシュガーワックスについて、特徴や手作り方法、人気の秘密やリスクまでを徹底的に紹介していきます。

シュガーワックスとは脱毛ワックスの種類のこと

シュガーワックスとは、脱毛ワックスの種類のことを言い、砂糖が材料のワックスです。

市販のものもありますが、手作りのシュガーワックスを使う人もいます。

脱毛ワックスには、大きくわけて水性と油性のものがあります。

シュガーワックスは水性ワックスの一種で、市販のものは砂糖のほかに美肌成分なども配合されています。

油性ワックスは、さらに固形タイプとリキッドタイプとにわけられます。

水性ワックスの特徴とメリット・デメリット

水性ワックスとは、水に溶ける成分を使用したワックスのことで、シュガーワックスのほかにはちみつを材料としたハニーワックスもあります。

砂糖がベースなので肌に優しく、顔や粘膜部分にも使えると言われるほど。

水性なので水で洗い流したり、ウェットティッシュで簡単に拭き取ったりできるのがメリットです。

安全な成分なので、素人が自己処理するのにも適していると言われています。

毛の長さが1cmほどないと脱毛できないのがデメリットで、脱毛前に毛をある程度伸ばしておく必要があります。

自然派を謳っているブラジリアンワックスは、水性ワックスのことを指すことが多いようです。

水性ワックスを塗った肌にシートを貼り、シートを剥がすことで脱毛していきます。

油性ワックスの特徴とメリット・デメリット

ソフトワックス、ハードワックス、オイルワックスなどと呼ばれるワックスは主に油性ワックスです。

油性なので水で洗い流すことができず、クレンジングオイルで拭き取ることになります。

リキッドタイプは専用シートを貼り引き剥がしますが、固形タイプはシートなしでワックスを固めたものを剥がすことになります。

水性ワックスのように毛の長さがなくても処理できるため、毛が短い人向けのブラジリアンワックスで使われることがあります。

材料には主に松やにを使用していることが多く、松やにのアレルギーがある方は注意が必要な成分です。

水性ワックスと比べて強度な粘着性があることが特徴ですが、その分肌ダメージは強いことが大きなデメリットです。

ブラジリアンワックスとの違いは?

シュガーワックスとブラジリアンワックスに大きな違いはなく、呼び方の問題と捉えることができます。

ブラジリアンワックスは、Tバック発祥の地とされるブラジルが由来だと言われており、もともとはVIOラインの脱毛を目的としたものを指していました。

現在では、脱毛箇所を問わずブラジリアンワックスと呼ぶことが一般的で、ワックス脱毛の種類であることに変わりはありません。

シュガーワックスは、ブラジリアンワックスの1つだと言い替えることもできます。

ブラジリアンワックスを販売しているメーカーでは、「当社はシュガーワックスを使用しています。」などと謳い、肌ダメージの少なさをアピールしています。

シュガーワックスはなぜ人気?

シュガーワックスは美容サイトなどで特集が組まれるほど注目を集めていますが、何がいいのか、なぜ人気なのかが気になりますね。

ここからは、シュガーワックスの人気の秘密を探ります。

材料の安全性が高い

松やになどのアレルギー成分が含まれておらず、砂糖が材料なので安全性が高いワックスです。

砂糖やレモンを使って自宅で手作りができることもあって注目されるようになり、手作り人気と相まって人気が沸騰しています。

手作りであれば安全なうえに少ないお金で処理することができるため、自由になるお金が少ない学生や節約志向の主婦の方からも人気があります。

光脱毛やレーザー脱毛ができなくても脱毛できる

脱毛サロンやクリニックでおこなわれる脱毛は、毛のメラニン色素に光をあてることで脱毛するため、肌が黒いとやけどのリスクや脱毛効果が低くなってしまいます。

そのため、色黒の方や日焼けしている方は脱毛を断られることもあり、脱毛できる場所が限られてしまうことに。

シュガーワックスはメラニン色素関係なく脱毛できるため、一般的な脱毛が難しい方でも挑戦することが可能です。

一気に引き剥がすため時短

光脱毛やレーザー脱毛は狭い範囲に対して機械で丁寧に照射していくため、ある程度時間がかかってしまいます。

シュガーワックスはシートを貼って一気に引き剥がすため、それほど時間がかからず早く終わらせることができます。

また、本格脱毛の場合は脱毛してから毛が抜け落ちるまでに数週間かかりますが、シュガーワックスは処理したその日から脱毛効果を実感できる即効性があります。

脱毛後には肌がツルツルになる

カミソリや電気シェーバーで剃ると毛の断面がカットされることで、チクチクとして手触りになってしまいます。

シュガーワックスは毛の根本から引き抜くため、嫌なチクチクがありません。

角質までオフすることができ、脱毛後は肌がツルツルになったように感じます。

美肌成分が配合されているシュガーワックスを使えばさらに美肌に期待できるでしょう。

シュガーワックスを手作りできるって本当?

巷で人気の手作りシュガーワックスについて紹介していきます。

砂糖とレモンという、手に入りやすい食品が原材料であることから、手軽に始めやすいと言えますね。

シュガーワックスの作り方

シュガーワックスの作り方を紹介します。

(材料)

  • 砂糖 450g
  • 水 450ml
  • レモン汁 60ml(レモン1~2個分)
  • 木べら
  • 耐熱性の保存容器

1.鍋にレモン汁、砂糖、水を入れてなじませる

2.1を火にかけ中火で加熱する

3.2を焦がさないように30分ほどかき混ぜる

4.飴色になりとろみがでてきたら火からおろす

5.粗熱をとってから保存容器に入れて完成

30分ほど煮詰めるのがやや面倒で、焦げやすいため目が離せませんが手順は簡単です。

できたてのシュガーワックスは非常に高温なのでやけどには十分注意して扱うようにしましょう。

常温で3ヶ月ほど保存可能ですが、添加物等が入っていないため、できるだけ早めに使いきる方がいいです。

シュガーワックスの使い方

手作りしたシュガーワックスを実際に使う方法を解説します。

1.脱毛したい箇所を清潔にする

2.シュガーワックスを木べら等で肌に塗布する

3.2を1mm程度に広げる

4.ワックスを塗った箇所にガーゼや布をかぶせる

5.少し放置してから毛流れと逆方向に引き剥がす

シュガーワックスは毛が長すぎても短すぎても上手に脱毛できません。

1~2cm程度の長さは確保しておき、それ以上長い場合はカットしておきましょう。

シュガーワックスを塗布する前の肌にボディクリームなどはつけませんが、乾燥した肌に直接塗るのが心配な方はベビーパウダーをはたいておくといいでしょう。

手作りシュガーワックスをした後のケア

シュガーワックスを使った肌は毛穴が開いたままで雑菌が繁殖しやすく、ダメージを感じていますので、まずは冷やすことが大切です。

水で濡らしたタオルなどで患部を冷やし、ほてりを抑え、毛穴を引き締めます。

冷やした後はローション等で保湿し、乾燥を防ぎます。

また、シュガーワックス使用後は肌トラブルが起こりやすい状態なので、刺激は禁物です。

処理直後の熱いお風呂やシャワーは控え、1週間ほどは激しい運動やプールなどもやめて安静にしておくのが一番です。

シュガーワックスを使った人の後悔

安全性が高くて手軽にできると言われて人気の手作りシュガーワックスですが、誰にでもおすすめできるものではありません。

失敗談も多数聞かれていますので、実は注意が必要なアイテムでもあります。

シュガーワックスを本当に使ってもいいのかはあくまでも自己責任。

慎重に検討する必要がありますよ。

とにかく痛くて脱毛できない

シュガーワックスに限らずワックス全般に言えることですが、仕組み上とにかく痛いのが特徴の脱毛方法です。

毛を根本からむりやり引き抜くだけでなく、肌まで一緒に引っ張るため、強い痛みが伴います。

手作りの場合は頑張って作ったのに、痛すぎて毛が抜けないという結果に終わる人もいるため、痛みが苦手な人にはおすすめできません。

熱くてやけどしてしまった

手作りの過程で高温になるシュガーワックスは取り扱いに注意が必要です。

少しでも早く試してみたいと、まだ冷めきっていないワックスを肌に塗布してしまい、やけどしてしまったケースもあります。

せっかちな方はやけどの心配がない市販のシュガーワックスを使うか、手作りした当日は脱毛しないと決めておく方がいいでしょう。

効果がほとんど感じられない

油性ワックスに比べて粘着性が低いシュガーワックスでは、濃い毛に効果がないという声も多数聞かれます。

そもそも、手作りのシュガーワックスは市販品の成分を真似しただけのもので脱毛専用に開発されてはいませんので、脱毛効果の点で市販品には劣ります。

また、塗る量や引き剥がす際にコツがいるため、慣れないうちはなかなか脱毛できません。

肌トラブルが起きてしまった

シュガーワックスをした後は赤くなったり、ヒリヒリとした痛みを感じたりと肌状態が不安定になります。

数日で治ることもありますが、ひどい場合は赤いプツプツが治まらないことも。

さらに、もっともよく聞かれる肌トラブルは埋没毛です。

埋没毛は皮膚の中に毛が埋もれて表面にでてこられなくなった毛のことを指し、肌に強いダメージが加わることでできるトラブルの1つです。

埋没毛ができてしまうと自力で何とかするのは難しく、時間もかかるため非常に厄介です。

中には、シュガーワックスを使って肌が埋没毛だらけになってしまったケースもあります。

脱毛ではなく除毛

シュガーワックスで「脱毛する」とお伝えしてきましたが、厳密には脱毛ではなく除毛です。

ワックスで抜き去った毛もいずれは生えてくるため、一時的な効果しかありません。

剃った場合と比べると毛が生えてくるまでに時間はかかりますが、再度処理しなくてはならず、そのたびに市販品を購入したり、手作りしたりする手間が発生します。

シュガーワックスより本格脱毛がおすすめ

シュガーワックスは安全な成分と手軽さから、手作り品を含めて人気がありますが、脱毛効果には疑問が残り、肌トラブルのリスクは極めて高い方法になります。

肌のことを考えると、日常的なケアとしてあまりおすすめできるものではありません。

自己処理による肌トラブルをなくし、自己処理の必要すらなくなるのはやはり脱毛です。

脱毛サロンやクリニックで受けられる本格脱毛であれば、プロの手で安全に施術してもらえ、本当の意味で毛がなくツルスベの肌になりますので、利用価値が高いです。

格安のキャンペーンなども実施されていますので、シュガーワックスをやめて試してみるのも1つではないでしょうか。

最後に

いかがでしたか?今回は話題のシュガーワックスについて紹介しました。

手軽に始めやすい分、肌トラブルなどのリスクも伴いますので、注意点をよく理解したうえで使ってみることが大切です。

ほかの脱毛方法も含めて安全性や脱毛効果を考えてみましょう。

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