【Java】と【JavaScript】の意味と違い、使い分けや使い方

先ず、それぞれの用途について、Javaは産業機器用途など汎用性が高く、JavaScriptは主にWebプログラミング向けと、全く異ったものになっています。

JavaScriptはその名称からプログラミング言語Javaの文法に基づいたスクリプト言語のように誤解されがちですが、開発経緯の全く異なる別のプログラミング言語です。

「Java」の説明

プログラミング言語Javaと、プログラムの実行環境・開発環境を合わせた演算プラットフォームを指す総称としてJavaと呼びます。

特定のハードウェアおよびオペレーティングシステムに依存せず、Java実行環境が導入されたあらゆるプラットフォーム上で共通した動作を実現します。

企業内システム、家電機器、産業機械など幅広い用途で使用されています。

プログラミング言語のJavaの特徴としては、クラスベースのオブジェクト指向ということが挙げあられます。

「JavaScript」の説明

プログラミング言語のひとつで、プロトタイプベースのオブジェクト指向スクリプト言語です。

主にウェブページで複雑な機能を実装するために用いられています。

一般的にウェブページはHTMLで書かれていますが、動的なコンテンツ、例えば表示の演出効果や、動画、インタラクティブな地図といったコンテンツの多くはJavaScriptで実現されてます。

「Java」と「JavaScript」でHello, world!

プログラミングの入門の定番「Hello, world!」の記述を「Java」と「JavaScript」でそれぞれ記してみます。

「JavaScript」ではコンソールへ出力しています。

● Java
public class HelloWorld{
public static void main(String[] args){
System.out.println("Hello World!!");
}
}

● JavaScript
console.log("Hello World!");

相違点・共通点

JavaScriptは、開発当初はLiveScriptと呼ばれていたスクリプト言語で、開発元であるネットスケープコミュニケーションズが、当時大きな注目を浴びていたJavaの開発元のサン・マイクロシステムズと業務提携した経緯から、JavaScriptという名称に変更されました。

ともにオブジェクト指向のプログラミング言語で、文法面でも類似点は見られますが、開発経緯の全く違う別のプログラム言語です。

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