【アルメニア】と【アルバニア】の意味と違い、使い分けや使い方

「アルメニア」は、アルメニア共和国の通称です。

アゼルバイジャン、アルメニア、ジョージアの3国の総称である南コーカサスに位置する共和制国家で、
東ヨーロッパに含められることもあります。

首都はエレバンです。

「アルバニア」は、アルバニア共和国の通称です。

東ヨーロッパのバルカン半島南西部に位置する共和制国家です。

首都はティラナです。

「アルメニア」の立地

「アルメニア」の立地は、黒海とカスピ海の間にある内陸国であって、
西側にトルコ、北川にジョージア、東側にアゼルバイジャン、
南側にイランとアゼルバイジャンの飛び地ナヒチェヴァン自治共和国と接しています。

「アルメニア」には高地と低地があり、四季があります。

気候は大陸性乾燥気候で日照時間が長いことが特徴です。

「アルバニア」の立地

「アルバニア」の立地は、西側はアドリア海に面し、対岸はイタリアです。

北側はモンテネグロ、北東側はコソボ、東側は北マケドニア、南側はギリシャと接しています。

「アルバニア」は、海抜が高く、山がちな地形で山脈がたくさんあります。

国土の約40%は森林で、ブナや松などが多いことも特徴です。

地中海性気候と大陸性気候の地域に分かれます。

使用言語

アルメニアで使用されている言葉は、アルメニア語です。

言語学的にはインド・ヨーロッパ語族に属する言語です。

この言語だけで独立した語派を形成しています。

表記にはアルメニア文字が用いられています。

アルバニアで使用されている言葉は、アルバニア語です。

言語学的にはインド・ヨーロッパ語族に属する言語です。

この言語だけで独立した語派を形成しています。

表記にはラテン文字が用いられています。

ルーマニア語やブルガリア語と共通の特徴をもつバルカン言語連合をなしていて、
アルバニア、コソボ、北マケドニアおよびモンテネグロで公用語として用いられています。

アルメニア語とアルバニア語が、インド・ヨーロッパ語族に属する言語で
この言語だけで独立した語派を形成している点は共通しています。

歴史

アルメニアは1991年にソビエト連邦から独立しました。

ナゴルノ・カラバフをめぐってアゼルバイジャンと、アルメニア人虐殺に対する歴史認識をめぐっては、トルコと激しく対立していました。

近年はアルメニア大統領が両国を訪問するなど関係修復を目指して対話を行っています。

アルバニアは、オスマン帝国支配等の歴史的経緯を持っています。

そのため、宗教の信者数はから、イスラム教徒である国民が大半を占めています。

しかしながら、信仰形態に厳しさはなく、キリスト教の正教会やカトリックの信者も少なくないです。

アルバニアは、欧州で唯一のイスラム協力機構正規加盟国でもあります。

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