【将来】と【未来】の意味と使い方・由来や例文

将来と未来の違いを紹介します。

将来は、「特定の人物がこれから先に訪れるかもしれない具体的な時間や年月」です。

未来は、「すべての人に訪れる時間」になります。

将来の場合は、これから先に訪れるであろう自分に関係する事です。

そして将来であれば、予見をする事が出来ます。

しかし未来は予見をする事が出来ないし、自分が生きていない時代も含まれているのです。

「将来」の意味

将来という言葉には、具体的な対象があります。

そして将来とは、これから訪れる比較的短い年月を表しているのです。

将来には三つの意味があるので、知っておきましょう。

一つ目は、これから先という意味です。

つまり「将に来たらんとする時」という意になります。

二つ目は、ひき連れてくる事という意味です。

三つ目は、ある状態を招くという意味になります。

「未来」の意味

未来には、「現在の後に来る時」と言う意味です。

未来は過去と現在を対比する概念で、遠い先の事を言います。

現在より後の事で、特定の人を対象にしていません。

将来と違い、未来の範囲は広いのです。

つまり自分の死後より先の事も未来になります。

未来の場合は、自分とは関係ない事が含まれているのです。

そのため未来の意味は、将来の意味と違います。

「将来」と「未来」の用法や用例

将来と未来の用法や用例を紹介します。

まず将来を使って例文にすると、「私は、学校の先生に将来なりたいです」となります。

大人になったら、学校の先生になりたい事がこの文章で分かるのです。

次に未来を使った例文にすると、「未来になると、気軽に月旅行が出来るようになるでしょう」ます。

遠い先の時代になれば、気軽に月旅行が出来るようになるという意味の文章です。

「将来」と「未来」の違いを知っておきましょう

将来と未来という言葉の意味は、同じ意味と思ってしまいがちです。

しかし将来と未来の意味や使い方は、違います。

将来と未来の使い方を間違えると、違和感のある文章になるのです。

将来は、特定の人物によるこれから先という意味になります。

未来は、特定の人物を対象にしているのではないのです。

遠い先と言えば、将来と同じと思ってしまいます。

未来の場合は、自分の死んだ後よりさらに先の事までの時間も意味しているのです。

おすすめの記事