パチンコ屋の仕事は激務で大変。辛いと感じるなら転職も考えよう。
お給料が高いというイメージがあるからでしょうか、パチンコ店の仕事は常に一定の人気があります。
ですがパチンコ店は大変激務で、体調を崩してしまう人も多く、長い目でみるとデメリットの多い仕事です。
パチンコ店で働いていて辛いと感じるなら、なるべく早く転職を考えるべきかもしれません。
そこで今回は、パチンコ店の仕事の過酷さと、転職について考えてみましょう。
目次
パチンコ店の仕事のデメリット
まずはパチンコ店の仕事のデメリットについて考えてみたいと思います。
具体的にはどのような点が厳しいのでしょうか。
仕事のイメージがよくない
娯楽というよりギャンブルの要素があるからでしょうか、かつてはパチンコ店といえばイメージの良くない場所でした。
ですが、近年では自治体の条例や法律が整備されたこともあり、かつてのイメージは払拭されつつあるようです。
テレビのCMや広告などのメディアによる後押しもあり、親しみやすい雰囲気が感じられるようにもなりました。
ですが、仕事としてはいまだに敬遠される傾向にあるようです。
パチンコ店の悪いイメージに引け目を感じて、ストレスを感じながら働いている人も少なくありません。
マナーの悪いお客様が多い
パチンコ店は他のお店と比べて、マナーのあまり良くないお客様が多い傾向があります。
やはりギャンブル性のもつ特質でしょうか、酔っぱらっている人や、いらついて周囲のお客様とトラブルを起こすような、柄の悪いお客様も少なくありません。
そのような困ったお客様がいてはお店の評判も悪くなりますし、なにより他のお客様の迷惑にならないためにも、店員には毅然とした対応が求められます。
ですがトラブルを起こすようなお客様は粗暴な場合も多く、一筋縄ではいきません。
店員にはトラブルを穏便に収める対応力と、毅然とした態度でいるための度胸が必要なのです。
体力的に厳しい
ドル箱と呼ばれるパチンコ玉が入った箱は、重量もあり、上げ下げにはかなりの体力を使います。
仕事は基本的に立ち仕事になりますので、足や腰への負担も多く、腰痛などの職業病に悩まされる人も少なくありません。
また、パチンコ店は一日中大きい音が鳴り響いており、スタッフ同士の連絡に使うインカムを常時耳につけていなくてはならないため、耳への負担は相当なものになります。
長い間仕事を続けることで、難聴になってしまう人も少なくありません。
副流煙によるリスクもある
社会的には禁煙の流れがあり、路上や飲食店など、不特定多数の人が集まる場所での喫煙は少なくなっています。
ですが、パチンコ店ではいまだ多くのお店で喫煙が許されています。
お客様で煙草を嗜まれる人も多いため、自分が煙草を吸わなくても、長い目で見れば副流煙による健康被害が懸念されます。
近年ではパチンコ店においても全面禁煙に乗り出すお店が増えつつあるようですが、まだまだ一般的はいえないでしょう。
時には恋愛関係のトラブルも
パチンコ店では女性の従業員も働いています。
店内のスタッフはもちろん、清掃やドリンクサービスなど、意外と多くの女性が仕事をしています。
また、比較的年齢層も若いため、スタッフ間での交流も盛んな面があるようです。
時には店長や若い女性スタッフとの恋愛関係がトラブルに発展してしまうこともあります。
これはどの職場でもありえますし、あまり一般的とはいえないかもしれませんが、実際に恋愛トラブルにより解雇されたというケースも聞かれます。
福利厚生や賞与のレベルが低い
パチンコ店の仕事は大変な面が多いのですが、お給料が高いことでも知られており、求人情報誌などでも収入面では好待遇が期待できるように記載されています。
確かに収入としては悪くないのですが、実は基本給は低く抑えられており、手当てを厚くすることでお給料の総額を上げているのです。
もらえる額が多ければ問題ないと思うかもしれませんが、ここにはひとつデメリットが隠されています。
例えば賞与は基本給をベースに算出されます。
また退職金に関しても基本給に基づいて計算されるので、たとえ店長クラスであっても、賞与や退職金に関しては一般の会社より少なくなってしまう場合があるのです。
年収としてトータルで考えると、パチンコ店の仕事は、特別に高収入だとは言い切れないのです。
遠方への転勤を命じられる場合もある
全国展開している大手の会社では、店長クラスになれば転勤を命じられる場合がしばしばあります。
ひとり身ならまだよいかもしれませんが、家族がある人や恋人がいる場合には、プライベートに関わる大きな問題になります。
自分のライフスタイルにも関わりますので、転勤を機に辞めてしまう人も少なくありません。
パチンコ店の仕事から転職するには
パチンコ店の仕事は、体力的にも大変なうえ、健康被害や転勤などデメリットの多い仕事です。
お給料の高さも、トータルで考えるとさほど恵まれているとはいえないかもしれません。
パチンコ店で働いていて、辛い思いや将来に対する不安を感じているのであれば、早めに転職を考えるのも間違いではありません。
つぎに、パチンコ店の仕事からの転職を考える場合、どのような転職先を探すのがよいか、いくつか例を紹介しましょう。
接客業への転職
接客業の中でもパチンコ店は、教育体制がしっかりとしている傾向があります。
挨拶の仕方からトラブルへの対応方法まで、詳細にマニュアル化されているお店も多く、また研修などにより接客の仕方を学ぶ機会が多く設けられています。
教育体制が整っているので、パチンコ店で働いていた経験があるなら、接客スキルのレベルは高いと思われます。
その経験とスキルを活かして、別の業界での接客業へ転職するのがおすすめです。
転職活動においても接客スキルは大きなアピールポイントになりますので、採用される可能性が高まります。
パチンコ機器会社への転職
先に挙げた例とは逆に、業界はそのままで職種を変えるという方法もあります。
例えばパチンコ業界にいた経験と知識を活かして、パチンコ機器メーカーへの転職はどうでしょうか。
今までのノウハウを活かすことができますし、お客様と直に接していた経験から、現場で求められるニーズも熟知していることでしょう。
パチンコ機器会社の商品開発や営業など、スキルを十分に活かせる仕事といえるのではないでしょうか。
その他にも沢山の転職先がある
その他にも転職先として考えられる仕事はたくさんあります。
先に述べたように、パチンコ店で働いた経験があるのなら、優れた接客スキルやトラブルに対処する能力などが身についているはずです。
それらのスキルは、どの仕事、どの職場でも必要とされるものですので、転職活動の大きな武器となります。
どのような転職先を探したらよいかに迷うのなら、転職エージェントを利用してみましょう。
転職エージェントは、一般の情報誌やハローワークと比べても多くの求人情報を持っていますので、希望の仕事がきっと見つかるはずです。
また、慣れない転職活動においても、経験豊富なキャリアコンサルタントからサポートが受けられるので安心です。
転職エージェントは、無料で利用できますので、まずは登録から始めてみましょう。
転職に向けて動き出す
今回は、パチンコ店の仕事の過酷さと、転職について考えてみました。
説明したようにパチンコ店は多くの面でデメリットのある仕事です。
無理をして辛い仕事を続けるのであれば、早めに転職して、安心して働ける仕事に就くべきです。
まずは転職に向けて動き出してみましょう。