最近はスマホなどの電子機器を使ってコミニュケーションをとることに慣れているために実際人と話をしようとすると緊張してしまい
「なんて話そう」「言葉が出てこない」という状況に自分でも戸惑ってしまうことがあるかもしれません。
仲の良い友人同士の会話ならまだしも、社会に出るといろんな形の出会いがあり、時には自分から話すことが求められることもあります。
「もっと上手に話すことができたら」と思いつつも「そういう性格だから」「今からどうやって?」とちょっとネガテイブに考えてしまうこともあるかもしれません。
話し上手になることは本当にできるのでしょうか?できるとしたらどのようにでしょうか?
そこで今回は話し上手になるために役立つ考え方、見方についてお話したいと思います。
この記事を読んですぐに上手に話せるとか、別人のように急にコミニュケーション能力がアップするというわけではありませんが、まずは考え方から変えてみるきっかけとして読んでいただけたらと思います。
目次
上手に話せないと思っている理由
そもそも上手に話せないと思ってる人には、どんな理由があるのでしょうか?
その理由のいくつかをあげてみました。当てはまるものがありますか?
思っていることを言葉にできない
話そうとするといろんなことが頭には浮かぶのに、その気持ちに当てはまる言葉がみつからないという方もいます。確かにちゃんと相手に伝えようとすると、もっといい言葉はないかと考えてしまいます。
話すタイミングがわからない
相手が話していると、いつ話していいのかわからないという方もいます。その場に何人もいればなおさらです。
話しているうちに話題がどんどん変わってしまい話すタイミングを逃してしまうこともあるかもしれません。
とにかく緊張する
誰かと一緒にいるだけで緊張してしまい、頭が真っ白になって言葉が出ないということもあるようです。
友人なら大丈夫でも、その相手が職場の上司や仕事関係の方など、どうしても会話しなくてはならない相手だと緊張してしまうのは当然といえます。
上手に話せないと思っている方の理由はさまざまですが、ではそのように緊張したり頭の中が真っ白になってしまう人は実際何をすればいいのでしょうか?
そのためにはまず、何かをする前に自分の頭の中をちょっと変えてみてください。キーワードは「認める」です。
話上手になるためにはまず相手を認める
そもそも話し上手になるには、相手との良い関係が大切です。
よい関係というのは好き嫌いという感情ではなく、頭の中で相手を認めるという事です。よく会話はキャッチボールにたとえられますが、話す相手を「キャッチボールをする相手」と認めます。
認めるなら相手がちゃんとボールをとれるようにと相手に注目します。好き嫌いは関係ありません。まずは「相手を認める」これが大切です。
話上手になるためには相手の良いところを見つける
次に相手の良いところを見つけるよう「この人はどんな人かな?」と考えます。相手の良いところをみつけることがなぜ話し上手につながるのでしょうか?
見つけることが重要なのではありません。見つけられなくても見つけようと考えることは、相手に関心を持つことになるからです。
相手に関心を持つならその相手の話し方、考え方、態度など見えてくるものがたくさんでてきます。
そして相手の良い点に気付いたなら「こんないいところがあるんだ」とそれを認めます。そうすると気持ちの中で相手との距離が近くなり話したいという気持ちになります。
また、いつも相手のことを考えるようになるならその見方が習慣になって、簡単に相手の良いところを見つけることができるようになります。
話上手になるためには相手の話をよく聴く
気持ちの中で相手との距離が近くなったら、相手と楽しくキャッチボールをしたいので、相手の話に耳を傾けようと思うようになります。
そうすると相手の話題について興味を持つものや、自分の興味のあるものとの共通点が見えてくるかもしれません。
この「聴く」という行為がのちに良い話し手に繋がります。相手も自分の話を聴いてくれていることがわかると満足感があり、またお互い気持ちの距離が近くなります。
このとき注意したいのは、目線をどこかにきょろきょろ変えてしまわないようにします。特にスマホなどに気をとられないようにすることはとても大切です。
話上手になるためには相手がどう感じているか考える
話し上手な人はよく相手の話を聴きます。
キャッチボールをするとき相手の状況を考えて投げないと相手がボールを落としてしまったり、またけがをしてしまうかもしれません。
それと同じように、会話も相手がどう感じているか考えて話す必要があります。
そうするならそれは相手にも伝わります。「自分の話を聴いてくれている」と相手に伝わるなら、話し上手になるベースはできています。
話上手になるためには相手のペースで話す
話が上手な人は自分のペースでなく、実は相手のペースで話しています。相手をしっかり観察してキャッチボールでいうどんな球を投げたら相手がとりやすいか、いつも考えています。
実際話をしているときに一方的な話し方ではなく、「今の話し方でわかりますか?」など質問して“理解している”ことを知るために、相手も話にまぜながら相手の様子を確認したりします。
そうすることによって自然と相手と会話、つまりキャッチボールができていきます。
最初は話の上手な人がどのようにほかの人のペースに合わせているかさりげなく観察してみるのもいいかもしれません。
話上手になるにはまずはよい聴き手になること
話し上手になるために、実際的なアドバイスはたくさんあると思います。
やってみたいなと思うアドバイスがあればもちろんチャレンジしてみるのもいいと思います。
でもちょっとどれもできそうにないと感じるなら、まず何かをする前に、キャッチボールをイメージして頭の中で「考える」トレーニングをしてみるのはいかがでしょうか?
イメージは脳の中の作業なので目には見えませんが「考える」ということは、自分の中で変化が起きているということです。
話を聴くには時間がかかります。しかしそれは価値ある投資です。
私たちはどんな人でも誰かとかかわって生きています。話し上手になりたいと努力し始めるなら、相手の話をよく聴く人となり、友人、家族、仕事上の仲間との間でもより信頼する気持ちが生まれ、人との関係がスムーズになります。
話し上手になるためにまずは見えないところから始めてみませんか?