初対面の人との会話で好印象を与えるために、注意するべき5つのポイント

初対面の人と話すのが苦手、緊張してしまって何を話せばいいのかわからない、という人は多いようです。

それでも私たちは生きていく中でたくさんの人と知り合い、関わり、コミュニケーションをはかっていく必要があります。

学校や職場、ご近所さんやママ友、子供の担任の先生など、様々な場面で初対面の人と会話をする機会があるでしょう。

でも残念なことに、人見知りで内気な性格ゆえに、初対面で間違った印象を与えてしまう場合があります。

今回の記事では、人間関係を円滑にスタートさせるために、初対面での会話でどのように良い印象を与えることができるかご紹介します。

初対面の会話で陥りがちな問題

  • 緊張してしまい何を話したらいいのかわからない。
  • 相手の目を見て話せず挙動不審に。
  • 会話が続かず気まずい空気に。
  • 自分のことばかり話しすぎる。

初対面は皆緊張するもの

前に挙げた状況は、実際にはほとんどの人が経験したことがあるのではないでしょうか。

というのも、初対面という状況では程度の差こそあれ、どんな人でも多少緊張するものだからです。

相手のことをまだ知らないので、身構えてしまうのは仕方のないことです。

ですからまず、緊張しているのは自分だけではない、相手も同じという認識を持ちましょう。

初対面で緊張しすぎる原因

とはいっても、自分は特に人見知りで極度に緊張してしまうので、やっぱり初対面は苦手、と思われる方もいるでしょう。

そうであればまず、なぜそんなに緊張してしまうのか分析してみましょう。

自信がない

ひとつの理由としては自分に自信がないということがあるかもしれません。

自分なんてたいした人間じゃないし、そんなに面白みもないし、アピールできるようなことも特にない、なんて考えていませんか?

でも実際には、一人として同じ人間などいないのですから、その人だけの個性、オリジナリティが誰にも必ずあるはずです。

自分のことばかり考えている

他の理由として、自分にばかり意識が向いているためにあまりにも緊張してしまう可能性もあります。

こう言ったらどう思われるかな、自分はどんな風に見られているのかな、、、。

そんな風にとにかく自分にしか注意が向いていないと、余計に緊張してしまいます。

でも少しだけ相手に目を向けるなら、話す必要があるのは自分だけではないことに気づくでしょう。

とにかく口下手なので

そうはいっても、とにかく話すことが苦手なんです、と言われる方もいるかもしれません。

確かにこれは性格によるものですから、なかなか変えられるものではありません。

もちろんすべての人がアナウンサーのように話せるわけではありませんし、そもそも普段の会話でそこまでの話術は必要ありません。

でも伝えようとする努力は、少ない語彙や表現であっても相手に届きます。それに寡黙な人が発する一言は、かえって印象に残りやすいものです。

初対面で何かを完結しようとしている

また過度に緊張してしまう理由として、その初対面で何かを完結、達成しようと意識しすぎている可能性もあります。

仕事の面接はそうであっても仕方ないかもしれません。でも普段の生活で出会う人々と、初対面の時からお互いをよく知り合ったり、打ち解けて仲良くなろうと思う必要はないでしょう。

それよりも、次につなげられるようにいかに少しでも良い印象を残せるか、その方が大事です。

初対面で良い印象を与えるポイント

緊張させる原因を分析してみると、初対面というシチュエ―ションのハードルを上げていたのは、自分自身だったことに気づくでしょう。

ではこれから、初対面の人に少しでも好印象を残すためにできることについてお話したいと思います。

相手に関心を持つ

自分を良く見せるために自分についてばかり考えるのではなく、まず相手に目を向けましょう。

相手への純粋な関心は好印象を与えることにつながります。まず相手の様子をよく観察しましょう。

じろじろ見るわけではありませんが、簡単な挨拶を交わした瞬間にも、相手の表情や目をよく見るなら、どんな雰囲気の人か、どのくらい緊張しているか想像できるかもしれません。

服装や持ち物からも、ある程度の趣味や人柄が予測できるでしょう。

緊張していることを認める

初対面の会話についての記事にはよく、自然体にとか、笑顔を作るなどと書かれていますが、緊張しているとそれが難しいものです。

そして笑顔がなかったり、目をそらしてしまうために、相手から誤解されてしまうことも少なくないかもしれません。

それで、まず緊張していることを素直に伝えることもひとつの手かもしれません。虚栄を張るよりも誠実な印象を与えますし、相手の緊張もそれによってほぐれるかもしれません。

視線は自然に

目は口ほどに物を言う、といわれるように、視線は会話の時にも重要です。

でも緊張すると相手の目を見て話すのは難しいものですね。

よく、相手の顔のどこどこの部分をぼんやりと見つめるといい、など書かれていますが、どこを見ているかわからないような視線も相手に不審な印象を与えかねません。

ですので、あまりどこに目をやるかに意識しすぎず、大事なことを伝える時は相手の目を見ながら話したり、少し考えたり思い出しながら話すときは視線を少し上または下の方にやるなど、変化を持たせた方がより自然です。

聞き上手になる

初対面での会話では、話が続かないということが起こるかもしれません。それには聞き上手になる必要があります。

相手が話しているときに自分が次に何を言うかを考えたりせず、よく注意して聞きましょう。

そうするなら自然な会話につながります。聞いたことを、「こういうことですか?」と確認するなら、関心を持って聞いていることが伝わり、相手もさらに話してくれるかもしれません。

またよく耳を傾けるなら、こちらが話すときにもよく聞いてもらえるでしょう。

沈黙を恐れない

このようにいろいろ頑張ってみても、会話が途切れたり、沈黙ができてしまうこともあるでしょう。

初対面だと焦ってなんとかつなげようとしたり、矢継ぎ早に質問したりしてしまいがちです。でも沈黙ができるのは自然なことですし、それぞれが頭の中で会話を整理する時間でもあります。

沈黙を有効活用して、言葉をゆっくり選びましょう。選び抜かれた一言は、ただ並べられた意味のない言葉よりも相手の心に響きます。

まとめ

初対面の時に緊張すること自体が悪いのではなく、その緊張も含めありのままを誠実に伝えることが、相手に良い印象を与えるポイントです。

そして自分だけにではなく相手に純粋の関心を示し聞き上手でありましょう。

とはいえ、初対面という場面の場数を踏んでいけば、徐々に会話の仕方も身に付き慣れていくものです。ですので、初対面の会話にあまりシリアスになりすぎず、一回一回の会話を楽しんでいきましょう。

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