離婚したけれどやっぱり夫婦に戻りたい、復縁したいと考えている人はいませんか?
離婚届を提出してしまえば、「やっぱりやめます」と、離婚を撤回することはできません。
しかし、離婚して距離を置いてみた結果、「やっぱり居心地のいい関係に戻りたい」と思うカップルは意外なほど多いものです。
そこで今回は、離婚から復縁までに必要とされる期間や復縁できる元夫婦の特徴、離婚後に復縁する方法などについてくわしく解説していきます。
目次
離婚から復縁までに必要とされる期間
離婚をしてから復縁するまでには冷却期間が存在します。冷却期間とは、お互いに気持ちを落ちつかせて、「本当にもう一度やり直すべきなのかどうか」を見極める期間と言うことができます。
では、夫婦が離婚してからの関係性をもとに、復縁までに必要とされる期間を探っていくことにしましょう。
相手とふつうに話ができる場合
離婚後も相手とふつうに会話ができる状態、または子供と一緒に食事に行ったり遊びに行ったりできる状態であれば、復縁できる可能性は高いでしょう。
しかし、やはり一般的な恋愛と違い結婚は社会的な責任がともないます。子供がいる場合には子供の心理状態にも配慮する必要があります。
ですから、復縁を決めたからとすぐに籍を戻すのではなく、少なくとも2~3ヶ月以上は様子を見ながら、徐々に家族としての絆を取り戻していくのが正解でしょう。
相手との関係がこじれている場合
激しい言い争いの末に離婚が成立した、不倫や浮気が原因で離婚した場合など、相手との関係がかなりこじれてしまっているケースでは、復縁にたどりつくまでに長い時間がかかるでしょう。
いくら「もう他の女性に心を奪われたりしない」とうったえても、「浮気や不倫をした人」という事実はこの先も消えずにずっと残り続けるからです。
それでも「家族に戻りたい、復縁したい」という感情が揺らがないのであれば、1~2年以上は時間をあけることが必要でしょう。
離婚してからまったく連絡を取りあっていない場合
復縁を考えているけれど、離婚後はまったく連絡を取りあっていないという場合には、「連絡を取りあう関係」まで距離を縮めることが大切です。
まずは簡単なメールでコンタクトを取ってみましょう。「お久しぶりです。お元気ですか?」といった当たり障りのない内容がベストです。
そして返信がないからと何度もメールを送り続けるのはNG、すでに相手の状況が変わっている可能性も考慮する必要があります。
離婚してからまったく連絡を取りあっておらず、「復縁したい」と望むのであれば、元通りの関係を築くまでには、2~3年以上の期間を要するのではないでしょうか。
復縁できる元夫婦によくある特徴
離婚後にもう一度やり直したいと思うカップルは多くても、実際に復縁までたどりつくケースはそれほど多くないようです。
では、離婚後に復縁できる元夫婦によく見られる特徴について探っていくことにしましょう。
「性格の不一致」で離婚したわけではない
仕事の疲れやストレスによって一時的に感情が爆発してしまい、ひどい言葉で相手を傷つけたことによる別離、「性格の不一致」で離婚したわけではない場合には、復縁のできる可能性が高いです。
お互いの性格が合う・合わないというのは、どれだけ努力しても改善できない場合があります。しかし、原因が「感情的になりすぎてしまった」というようなケースであれば、復縁も夢ではないでしょう。
また、時間の経過とともに「バカなことを言ってしまった」と反省することが多くなり、相手に対する謝罪の気持ちもわいてくるはずです。
ただ、復縁後もまた同じような理由で離婚騒動になる確率も高いと言えますから、次に離婚騒ぎになった際は「即離婚」ではなく、取り急ぎ別居してお互いに頭を冷やすことが肝心です。
夫婦間のトラブルで離婚したわけではない
夫婦の関係は特に問題がなくても、義理の両親との同居などがきっかけで離婚するしかなかったというケースの場合、お互いに嫌いで別れたわけではありませんので、復縁の可能性は残されています。
特に夫婦と義両親との間に何らかの問題が生じて離婚になった場合は、夫婦の生活と義両親とはまったくの別世帯であることを両者間でよく話し合うことです。
この話し合いを通じて、以前の夫婦としての絆を取り戻せるかもしれません。ぜひ簡単にあきらめず、復縁を目指してください。
ライフスタイルの変化がきっかけで離婚
夫婦になると、さまざまなイベントが待っています。特に妊娠や出産、育児などは、夫婦に最も大きなライフスタイルの変化をもたらします。
妻は育児と仕事と家事に追われ、夫は今まで通り仕事だけをする日々、育児も家事も手伝わない夫に妻の不満が爆発し、離婚に発展するケースは少なくありません。
しかし、育児が本当に大変な時期というのは、子供が乳幼児の間に限られます。ですから、離婚して後悔する場合も多いのです。
こうしたライフスタイルの変化による離婚問題は、時間が解決してくれることがほとんどです。やがて「妻や夫の大切さにあらためて気がついた」と、復縁に至る場合も多いと言えます。
「後悔する日々とサヨナラ」離婚後に復縁する方法
離婚して後悔している、もういちど夫婦としてやり直したいと考えているのであれば、積極的に行動していくことが1日でも早く復縁する近道になります。
では、離婚後に復縁するための方法を具体的に見ていくことにしましょう。
冷却期間を置き冷静に話し合う
離婚してすぐに「あの決断は間違いだった」と気がついても、すぐに「復縁しよう」などと相手に迫ってはいけません。
離婚とは、お互いに体力も精神力も削られる大仕事です。「離婚したけどやっぱりやり直そう」といったふうに、簡単に元通りにできるものではないのです。
ですから、離婚したあとはきちんと冷却期間を置くことが必要になります。「勢いで離婚して、また勢いで再婚して、やっぱりダメでした」というのでは意味がありません。
離婚後に復縁を希望するのであれば、お互いに頭を冷やし、冷静に話し合いをする中で、復縁するかどうかを話し合っていくのが最良の策です。
離婚することになった原因を取りのぞく
復縁をスムーズに進めるためには、離婚することになったきっかけをきちんと把握し、まずその原因をクリアにすることです。
逆に言えば、問題がクリアにならない限り、復縁できる日は永遠にやってきません。離婚に発展するほどの問題ですから、その課題と向き合うことに苦しさを感じることもあるでしょう。
それでも、問題をきちんと整理することができれば、これまで以上にお互いの絆が深まり、より結びつきの強い夫婦に生まれ変わることができるのではないでしょうか。
「なくてはならない」存在になる
一緒にいてもいなくても良い存在であれば、わざわざ結婚という契約にとらわれる必要性はなく、離婚という道を選択することもあるでしょう。
つまり、離婚後にやっぱり復縁したいという気持ちが芽生えるのであれば、相手にとって「一緒にいてもらわなくては困る存在」になることが、復縁への最短コースと言えます。
相手のことを誰よりも理解しているからこそ、苦しい時に精神的な支えになれる、これからもずっと支えていきたいということをアピールしていきましょう。
復縁して再婚したあとに気をつけるべきこと
離婚を経験したのちに相手の大切さに気がつき、復縁・再婚することができたからといって、安心してはいけません。復縁をして夫婦として再スタートをきったところからが本当のはじまりです。
ここからは、離婚後に復縁・再婚したあとに気をつけるべきことについて、しっかりと確認していきましょう。
昔のことや過ぎたことをしつこく言わない
いったん離婚して復縁したといっても、離婚に至ったいきさつなど、過去の出来事がすべて消えてなくなるわけではありません。事実は事実として残り続けます。
だからこそ、ふとした瞬間に昔のことや過ぎたことを、いつまでもしつこく言わない姿勢が大切です。せっかく夫婦に戻ったのに、パートナーから昔のことをあれこれと責められるのはつらいものです。
復縁してふたたび夫婦としてやり直すと決めたのであれば、昔のことは忘れたものとして水に流し、2人で新しい歴史を作っていくようにしましょう。
自分を高める努力を忘れない
離婚後に復縁、困難を乗り越えてふたたび夫婦になったのですから、以前と同じあなたのままでいてはいけません。
復縁できたことに安心し、その状態に満足して、かつて夫婦だった頃と同じように過ごすのではなく、二度と離婚などという事態に発展しないように、自分の欠点を見直していきましょう。
そうすることで相手との関係はさらに良好なものとなり、離婚する以前よりも仲の良い夫婦になれるのではないでしょうか。
相手に対する感謝の気持ちを言葉で伝える
「親しき中にも礼儀あり」という言葉があります。離婚して復縁した直後は、お互いに対する遠慮もあり、感謝する気持ちを口にする機会も多いかもしれません。
しかし日を追うごとに感謝の気持ちは薄れ、「ありがとう」の気持ちを忘れてしまうことがあります。夫婦円満の秘訣は感謝の気持ちを言葉に出して伝えることです。
「言わなくても伝わる」ということは絶対にありませんから、相手が何気なくしてくれたことを「当然のこと」だと思わずに、その都度「ありがとう、助かったよ」と口に出して伝えていきましょう。
「信頼関係の回復」が離婚後の復縁を成功させるカギ
離婚から復縁までに必要とされる期間や復縁できる元夫婦の特徴、離婚後に復縁する方法などについて、くわしく解説してきました。
「離婚してからの復縁」というと、とてもハードルが高く感じられるかもしれません。しかし、お互いのことを大切に想う気持ちがあるのであれば、復縁は決して不可能なことではありません。
離婚後の復縁を成功させるカギは「信頼関係の回復」にあります。ぜひ、相手の気持ちになって考え、より良い夫婦関係を取り戻してください。