レーザー脱毛の特徴・選び方のポイントとは?レーザー脱毛の基礎知識を解説!

脱毛するならレーザー脱毛がいいと聞いたけれど、何がどういいのかよく分からないと感じたことがないでしょうか。

光脱毛とはどう違うのか、なぜレーザーがいいと言われるのか、気になっている方も多いはずです。

最適な脱毛を選ぶためには脱毛の基礎知識を備えておくことが重要。

そこで今回は、現在主流とされる脱毛の1つであるレーザー脱毛について、特徴や選び方のポイントを解説します。

レーザー脱毛とは?特徴を解説

レーザー脱毛とは、毛のメラニン色素にレーザーを反応させ、毛を再生する組織を破壊することで脱毛していく方法です。

メラニン色素に熱が集中するため、毛以外の皮膚組織は傷つけずに脱毛することができます。

レーザー脱毛は医師がいるクリニックでのみ扱えるため、脱毛サロンやエステでレーザー脱毛を受けることはできません。

成長期の毛にアプローチする

毛には毛周期と呼ばれるサイクルがあり、「成長前期」「成長後期」「退行期」「休止期」の4つの時期に分かれます。

レーザー脱毛は成長期の毛にのみ効果があるため、成長期の毛に施術したあと、退行期と休止期が過ぎるのを待ってから次の施術をおこなう必要があります。

一般的には、毛周期にあわせるために、2~3ヶ月に1回のペースで脱毛するのが効果的だと言われています。

より効果を高めるために、毛が薄くなってきたタイミングで、3~4ヶ月ほどの間隔に延ばしていくことで、成長期の毛に施術できるようになります。

通う間隔については、毛の状態を見ながらクリニックの方と相談していくことが望ましいでしょう。

効果の実感は2~3週間してから

脱毛の効果を実感するまでには個人差がありますが、一般的には脱毛して2~3週間すると、毛がぽろぽろと抜け落ちる感覚がする、衣類との摩擦や入浴などで自然と毛が薄くなっていると実感する方が多いです。

目に見えている毛は全体の半分以下とも言われているため、今皮膚の表面にでていない毛がまた生えてきますが、それまでの間は脱毛効果を実感しやすいでしょう。

毛周期にあわせて継続的に施術することで次第に毛が薄くなっていき、脱毛期間の終わり頃にはほとんど毛が気にならないと感じるようになります。

脱毛完了までは5~6回が目安

脱毛が完了するには、毛質や肌質、脱毛箇所などさまざまな要素が絡むため、絶対に何回で終わると言いきることはできません。

ただ、一般的にレーザー脱毛では、脱毛完了までに5~6回が目安となり、期間で言えば1年~1年半ほどで終わる人が多いです。

5~6回でもほとんど毛がない状態になりますが、完璧なツルツルを目指すなら6~10回ほど重ねることもあります。

レーザー脱毛は永久脱毛?

「永久脱毛」という言葉を聞くと、永久に1本も毛が生えてこないとイメージされる方は多いでしょう。

レーザー脱毛で永久に毛が生えてこないかと聞かれれば、残念ながらそれはできません。

そもそも永久脱毛とは、以下のように定義づけられており、一般的なイメージの永久脱毛とは前提が異なるものです。

  • アメリカの電気脱毛協会...脱毛後1ヶ月後の時点で毛の再生率が20%以下の状態
  • FDA(アメリカ食品医薬品局)...レーザーを3回照射後6ヶ月経過時点で67%以上の毛が減っている状態

ただし、レーザー脱毛をしてまた毛が元通りに生えてくるわけではなく、その脱毛効果は20年、30年といった長期にわたって続きます。

イメージされる永久脱毛に近い効果は得られると言えるでしょう。

脱毛サロンやエステの脱毛とは何が違うの?

脱毛サロンやエステで主におこなわれるのは光脱毛という方法で、毛のメラニン色素に光をあてる仕組みはレーザーとよく似ています。

違いは光の性質で、レーザー脱毛は単一の波長でまっすぐ毛根に届き、熱を集中的にあてることで高い脱毛効果を実現します。

光脱毛は複数の波長の光を広範囲にあてますが、進む方向がバラバラで熱も弱いため、レーザー脱毛ほどの効果が得られません。

そのため、光脱毛ではレーザー脱毛より回数を重ねることで脱毛していきます。

それぞれにメリットデメリットがあるためどちらがいいと一概には言えませんが、短期間で高い脱毛効果を実感したいならレーザー脱毛を選ぶといいでしょう。

レーザー脱毛4つのメリット

レーザー脱毛も光脱毛も、ムダ毛がなくなることが大きなメリットですが、レーザーならではのメリットがあります。

ここでは、レーザー脱毛のメリットを紹介します。

1.自己処理による肌トラブルがなくなり美肌へ導く

カミソリや毛抜きなどの自己処理は、肌の炎症、埋没毛、毛嚢炎などさまざまな肌トラブルを引き起こします。

間違った自己処理を繰り返しおこなうことで、やがて色素沈着や黒ずみとなり、肌が汚く見えてしまいます。

レーザー脱毛は高い効果が見込める脱毛方法なので、脱毛した箇所はムダ毛の自己処理がほぼ要らなくなります。

面倒な自己処理から解放されるだけでなく、自己処理による肌トラブルが解消されます。

脱毛後は毛穴がきゅっと引き締まり、肌のキメも整っていきますので、美肌効果にも期待できます。

2.専門医がいるクリニックで安心

レーザー脱毛の大きな魅力は医師がいるクリニックでおこなわれる点です。

国から許可された脱毛器を使い、専門資格をもったスタッフが施術してくれる安心感は、脱毛サロンやエステにはありません。

脱毛に関して不安な点も、医師とのカウンセリングでクリアにできるため、安心して脱毛を始めることができます。

3.高出力で脱毛効果が高い

光脱毛に比べて圧倒的に高いパワーをもつレーザー脱毛は、脱毛効果の高さもメリットです。

1回あたりの効果が高いため、少ない回数で脱毛を終わらせることができます。

光脱毛では3年ほど通い続ける必要がありますが、レーザー脱毛はその1/3~1/2の期間で終わるため、短期間でツルスベ肌を手に入れることができるでしょう。

4.万が一の肌トラブルにもすぐ対応してもらえる

レーザー脱毛も光脱毛も肌に熱をあてる仕組みのため、肌トラブルのリスクはゼロではありません。

しかし、レーザー脱毛なら医師がいますので、その場ですぐに対応してくれます。

脱毛サロンやエステだと提携医療機関まで行く時間がかかってしまったり、何の対応もしてくれないケースもあったりするため、自分で病院を探さなくてはならないことも。

肌トラブルには早急な対応が必要だと考えると、レーザー脱毛はすぐ処置してもらえて安心です。

レーザー脱毛5つのデメリット

光脱毛にはないメリットがあるレーザー脱毛ですが、デメリットがないわけではありません。

デメリットを理解し、納得したうえで脱毛することが大切ですね。

レーザー脱毛のデメリットについても知っておきましょう。

1.痛みが強い

レーザー脱毛は光脱毛に比べて照射パワーが強い分、痛みを感じやすい傾向にあります。

痛みは毛が太く密集している箇所や、皮下脂肪が少なく骨に近い部分はより感じやすくなります。

VIOラインやワキ、指などは特に痛いと感じる方が多いでしょう。

ただし、クリニックでは痛みに対して麻酔を使えます。

1回あたり2,000~3,000円が相場なので、痛みが気になる方は医師やスタッフに相談してみるといいでしょう。

また、最近ではレーザー脱毛でも痛みを軽減した脱毛器が開発されており、レーザーなのに痛くない脱毛を実施しているクリニックもあります。

2.費用が高い

レーザー脱毛は光脱毛に比べて費用が高いことがデメリットだと言われています。

1回あたりの効果が高いこと、保険適用外であることなどが理由です。

クリニックによる全身脱毛の相場は30万円ほどで、そう簡単に払える金額ではないのかもしれません。

とはいえ、光脱毛に比べて回数が少なくて済むことを考えると、コスパがよく、結局は光脱毛とそう変わらない価格で受けることもできます。

また、レーザーは高いというイメージを払拭すべく、最近ではレーザー脱毛の価格も手が届きやすいものとなっています。

たとえばレジーナクリニックでは全身脱毛コース5回で189,000円と、光脱毛と比べてもかなり安い料金設定をしています。※顔、VIO除く

3.照射範囲が狭くやや時間がかかる

レーザー脱毛は、一度に照射できる範囲が光脱毛より狭いため、脱毛時間がやや長くなります。

全身脱毛の場合は3時間近くかかることもあるため、時間を工面する必要があるでしょう。

ただ、脱毛時間が短い光脱毛ではこまめに何度も通う必要があり、移動時間も含めると脱毛に関する時間はかなり長時間になってしまいます。

  • レーザー脱毛...1回あたりの時間がかかるが少ない回数で終わる
  • 光脱毛...短時間で済むが何回も通う

どちらがいいか、生活スタイルにあわせて選ぶといいでしょう。

4.施術後の赤みやヒリヒリ感がある

照射パワーが高いレーザーですから、施術後には赤みやヒリヒリとした痛みを感じることがあります。

ほかにも、炎症やむくみなどもレーザー脱毛後にはよく見られる症状ですが、一時的なものですぐに治ることがほとんどですし、光脱毛にも同じような症状が見られます。

不安な場合でもレーザー脱毛なら医師に相談できますし、炎症を抑える塗り薬なども処方してもらえます。

5.日焼けやシミ、ほくろがあると脱毛できないことがある

レーザー脱毛は毛のメラニン色素に集中的に熱をあてる仕組みなので、極度に日焼けした肌やシミ、ほくろがあると脱毛を断られることがあります。

レーザーが皮膚にまで反応してしまい、やけどなどのリスクがあるからです。

この場合、日焼けやシミでも脱毛できる脱毛器を扱っているクリニックを選ぶことが1つです。

医師の無料カウンセリングを利用して、脱毛できる肌なのかを確認しておくといいでしょう。

レーザー脱毛を選ぶポイント

レーザー脱毛のメリットデメリットを知り、レーザー脱毛に興味が沸いてきた方は、レーザー脱毛をどう選べばいいのか気になりますね。

クリニックでおこなわれるレーザー脱毛はどれも同じではありませんので、ポイントを押さえて比較しながら慎重に選ぶようにしましょう。

ここからは、レーザー脱毛を選ぶポイントを解説します。

料金が分かりやすいか

クリニックは脱毛サロンやエステに比べると、料金体系が分かりやすいことが多いですが、シェービング代やキャンセル料などが別途発生することもあります。

追加料金がない、もしくは追加になるケースが明記されているなど、トータルでかかる費用がいくらか、よく分かるクリニックを選びましょう。

継続して通いやすいか

レーザー脱毛は光脱毛に比べて短期間で終わりますが、1回あたりの時間はかかります。

5~6回は通うことを考えると、通いやすい場所にあるかどうかも重要です。

自宅から近い、仕事帰りに寄りやすいなど、継続して通いやすいかをチェックしましょう。

また、近々引越しの予定がある方は、複数の院があるクリニックを選ぶ方が安心です。

引越しのタイミングで通えなくなると勿体ないです。

複数の脱毛器を備えているか

レーザー脱毛器には、日焼け肌や産毛など、肌質・毛質によって合うものと合わないものがあります。

自分に合わない脱毛器で脱毛を続けても、高い効果が実感できず、途中でやめてしまう、回数をむやみに追加するといったリスクがあります。

このような事態を避けるため、複数のレーザー脱毛器をもっているクリニックがおすすめです。

2~3種類の脱毛器があるクリニックなら、肌質・毛質によって合うものを選んでくれ、効果的に脱毛していくことができます。

複数の脱毛器を扱っているクリニックの中で人気が高いのは、レジーナクリニック、リゼクリニック、湘南美容外科、フェミークリニックなどがあります。

全身脱毛は施術範囲を確認すること

全身脱毛とひとくちに言っても、施術範囲はクリニックによって大きく異なりますので、単純に全身脱毛の料金だけで比べても意味がありません。

希望の箇所が脱毛範囲外であれば、別途追加で契約することになってしまうでしょう。

まずは脱毛したい箇所が含まれた全身脱毛であるかを確認してください。

希望箇所が脱毛できるクリニックの中で、1回あたりの料金で比較してみるのがおすすめです。

硬毛化が気になるなら補償があるか

脱毛前に比べて毛が太く長くなることを硬毛化と呼びますが、レーザー脱毛でも硬毛化のリスクは0.6~10%ほどあると言われています。

特に背中や二の腕など産毛が多い箇所に起こるもので、脱毛を続けることで解消できますが、そのために追加料金を払うのは嫌ですよね。

硬毛化はそう多くないケースなので気にしすぎる必要はありませんが、万全を期すなら硬毛化補償があるクリニックがおすすめです。

たとえばリゼクリニックでは、硬毛化が起きた場合に1年間無料で再施術をおこなってくれますので、硬毛化しても安心です。

レーザー脱毛の効果をお得なコースで試してみる

脱毛サロンのような格安キャンペーンを実施していないイメージのクリニックですが、最近はかなり低価格のコースを展開しており、キャンペーンも実施されています。

たとえば湘南美容外科では、両ワキ6回1,000円、ハイジーナ3回コース29,800円などがあり、「レーザー=高い」と思っていた人でも始めやすい価格です。

レーザー脱毛の効果を実感してみたい、気になるクリニックを試してみたい方は、いきなり全身脱毛をするより、お得なコースからトライされるといいでしょう。

最後に

いかがでしたか?今回はレーザー脱毛の基礎知識を紹介しました。

レーザー脱毛は効果が高く、医師がいるクリニックでのみ受けられる安心感が大きな魅力の脱毛です。

短期間で脱毛を終わらせたい方や、脱毛サロンやエステでの脱毛が不安だと感じている方には特におすすめできます。

脱毛できるクリニックは多数ありますので、予算や生活スタイルなどを含めて検討してみてください。

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