毎年の花粉症シーズン到来に憂鬱な気持ちになる人も多いでしょう。
脱毛期間中の人や、これから脱毛を始めようと考えている人は、そもそも花粉症で脱毛していいのかどうか、新たな悩みも発生します。
花粉症と脱毛には一定の関係性があり、場合によっては脱毛できないこともあります。
今回は、花粉症の人が脱毛するケースに着目し、脱毛できない理由や対策を紹介します。
目次
花粉症の人が脱毛できない理由
花粉症の人が脱毛できないと聞くけれど、理由がよく分からない人もいるでしょう。
確かに脱毛をしようと思って花粉症だと伝えると断られてしまうことがありますが、一体なぜなのかが分からないと不満が残りますよね。
花粉症の人が脱毛を断られる理由を紹介します。
花粉症はアレルギー疾患の一種
花粉症は病気ではないのに脱毛できないなんて損...。
こんなふうに考える人もいるかもしれませんね。
花粉症はアレルギー疾患の一種なので、薬を飲むこともありますし、根本的に解決するには病院での治療も必要とされます。
本人としては病気ではないと軽く考えていても、脱毛する側であるサロンやクリニックの考えは異なります。
花粉症による体調不良の可能性
花粉症は軽度のものから重度のものまで個人差が非常に大きいです。
鼻水が少しでるだけの程度の人もいれば、ひどい頭痛や発熱に苦しめられる人もいます。
度合いにもよりますが、花粉症は体調不良のひとつ。
脱毛は体調のいいときに受けなければ、体調が悪化する、肌トラブルがでてしまうなど、思わぬ事態に発展することもあります。
特に脱毛サロンではその場で対応できず、責任をとることができませんので、脱毛を断られることが多くなります。
花粉症そのものが脱毛できない理由ではなく、体調が悪いと脱毛できないと言った方がいいかもしれません。
鼻のかみすぎで肌荒れを起こしている可能性
花粉症シーズンではティッシュが手放せない人も多いでしょうが、鼻のかみすぎで肌が荒れてしまうことがあります。
ひどい場合は鼻の皮膚が剥けてしまい、ヒリヒリと痛む人もいます。
特に顔脱毛をする場合、鼻まわりの肌荒れは脱毛に直接的な影響があるため、肌荒れを理由に断られる可能性も否定できません。
花粉症の薬を飲んでいる問題
脱毛中の服薬は基本的にNGとされており、病院で処方される薬だけでなく、手に入れやすい市販薬であっても同様です。
特に、「光線過敏症」と呼ばれる副作用が生じる成分が含まれている薬は、注意が必要とされます。
光線過敏症とは、皮膚が光に過敏に反応してしまい、かゆくなる、腫れや水ぶくれができてしまう症状です。
普段は平気な光であっても、薬の成分によって起こり得るため、光線過敏症の副作用がある薬を飲んでいる場合は、脱毛を断られることが多いです。
よく飲まれている花粉症の薬にも、光線過敏症の副作用があることが。
脱毛日近くに服薬している、服薬頻度が多いといった場合には断られる可能性がある、ということです。
花粉症のサプリはどうなるの?
花粉症対策のサプリメントも多数販売されており、ドラッグストアやネット通販で手軽に購入できます。
薬を飲みたくない場合にも重宝されています。
花粉症サプリメントは薬ではありませんが、どの成分が含まれているかは商品によって異なります。
毎日サプリメントを飲んでいるような人は、脱毛サロンやクリニックに相談した方がいいでしょう。
特に脱毛サロンではサプリメントであっても脱毛を断るケースがあります。
花粉症でも脱毛可能かどうかの判断方法
花粉症対策として飲んでいる薬やサプリメントの成分や、脱毛しても大丈夫なのかの判断は、正確には医師の診断を仰ぐ必要があります。
脱毛する場所がクリニックなのか脱毛サロンなのかによって、脱毛自体ができるかどうかが変わることもありますよ。
クリニックでの判断
クリニックで脱毛する場合はカウンセリングのときに確認すればいいので、その場で判断してもらえてスムーズです。
薬の成分によっては可能だと判断される、脱毛前だけ服薬をやめればOKなど、状況に応じて対応は異なります。
クリニックなら体調が悪くなっても対応できるため、脱毛サロンと比べると花粉症でも脱毛できるケースが多くなります。
脱毛の可否をスムーズにおこなってもらうため、いつも飲んでいる薬やお薬手帳を持参するといいでしょう。
脱毛サロンでの判断
脱毛サロンの場合は医師がいませんので、クリニックより慎重な対応になります。
事前のカウンセリングで服薬状況について質問されますので、正直に答えましょう。
服薬を隠して脱毛し、万が一何かが起きても、自己責任になってしまいます。
脱毛可能な薬であっても、医師の診断書や同意書の提出を求められる、提携医院で確認するよう指示されることは考えられます。
中にはどんな薬であっても脱毛不可と一律で決めているサロンもあります。
花粉症だといつから脱毛再開できる?
花粉症だからと言って、一年中脱毛ができないわけではありません。
では、そろそろ脱毛してもいいかな?と思ったら、どのタイミングで脱毛を開始すればいいのでしょうか。
花粉症で脱毛できないのは、花粉症自体が理由ではなく、体調や肌荒れ、服薬といった付随するものが主な原因でした。
よって、花粉症シーズンを過ぎて症状がおさまっており、薬も飲んでいなければ脱毛を再開しても問題ないと考えられます。
花粉症で脱毛をしばらくお休みしていた人は、症状がおさまってきた段階でサロンやクリニックに問い合わせてみましょう。
ただし、花粉症とひとくちに言っても、スギ花粉が多い春だけとは限らず、夏のイネ花粉や秋のブタクサなどが原因の花粉症もあります。
一年中花粉症だという方は、付き合っていくしか方法がありませんので、医師に相談しながら脱毛できるかを判断しましょう。
花粉症の人が脱毛する場合にできること
特にクリニックにおいては花粉症でも脱毛できるケースが見られますが、体調不良や肌荒れがあると、脱毛時の痛みがでたり、脱毛効果が下がったりすることもあります。
脱毛自体が可能であっても、花粉症の人はできるだけ気をつけた方がいいことに変わりはありません。
花粉症シーズン真っただ中の脱毛は避ける
脱毛は2~3ヶ月に1回のペースで通うことが一般的なので、花粉がピークを迎える時期を避けることも可能です。
たとえば日本で多いスギ花粉は2~3月がピークとされますので、2月と3月には脱毛しないように予約を入れるという考え方です。
ピーク時を避けるだけでも、花粉症による問題点を最小限に抑えることができます。
花粉が飛散する時期は植物や地域によっても異なるため、自分が何の花粉症なのか、住居地の花粉量はどうなっているのかを知ることも大切です。
保湿ケアを徹底する
まずできることは保湿ケアです。
花粉症は鼻をかみすぎや薬の副作用で、喉が渇きやすくなったり乾燥しやすくなったりすることがあります。
体内の水分量が少ないと体調不良を引き起こしやすく、乾燥肌では施術時の痛みも強くなります。
日頃の保湿ケアを徹底することで、肌荒れを予防し、脱毛効果を高めることにもつながります。
薬以外の食品で対策する
花粉症の薬を飲んでいると脱毛を断られることがあるとはいえ、何も対策しないのも辛いものです。
体の中から花粉症に働きかけるには、食べ物や飲み物を工夫するのがひとつ。
医師によって見解が分かれるものも多く、医学的根拠が不明なものもあるため期待しすぎはいけませんが、症状が改善された人もいます。
たとえばヨーグルトや納豆、青魚などは、専門家の中でも一定の効果が見込めると言われることがある食材です。
花粉症飛散情報をこまめにチェックする
花粉症は今や国民病とも言われるよくある症状なので、テレビやネットなどで花粉症飛散情報が頻繁に流れています。
花粉症飛散情報をこまめにチェックし、不要不急の外出を避けるだけでも、花粉症による体調不良や肌荒れを防ぐことにつながります。
仕事などどうしても外出しないといけないときは、マスクやメガネをつけてガードしましょう。
帽子やストールなども、花粉が皮膚や髪に付着するのを防ぎますし、脱毛に厳禁の日焼け予防にも役立ちます。
今花粉症でない人も注意が必要
花粉症はある日突然発症するとも言われており、今花粉症でない人でもいつなってしまうとも限りません。
花粉症の原因にはアレルギー体質の遺伝がありますが、住環境や食生活、ストレスなどが引き金となって発症することもあります。
脱毛期間中に花粉症になってしまい、思うように脱毛できないことも考えられますので、決して他人事ではありません。
脱毛期間中に花粉症を予防する方法
花粉症を完全に予防することは難しいですが、規則正しい生活を送り、バランスのいい食事を摂る、花粉の飛散シーズンや多い場所に行くときにはマスクをつけるなども対策となります。
外出先から帰ったら玄関に入る前にほこりを落とす、花粉症や風邪でなくても外から帰ったらうがいをするだけでも違います。
これらの方法は、すでに花粉症になっている人が悪化させないためにも有効です。
脱毛期間中の行楽は控えめに
脱毛は1~3年かけておこないますので、その間に何度か行楽シーズンを迎えることになります。
公園に遊びに行く、お花見や紅葉狩りをするなど、自然に触れて癒されたいこともあるでしょう。
しかし、脱毛期間中の行楽は控えめにし、どうしても行く場合は対策を万全にしておきましょう。
花粉症のリスクだけでなく、日焼けや虫刺されなど、脱毛に関係するトラブルが起こる可能性があります。
マスクをつける、長袖を着る、虫よけスプレーを持参するなど、できることはやっておくことが大切です。
最後に
いかがでしたか?今回は脱毛と花粉症の関係について紹介しました。
花粉症の人は状況によっては脱毛を断られることがあります。
必ずしも脱毛できないわけではないものの、注意が必要である点は変わりません。
サロンやクリニック、かかりつけ医に相談するなどして適切な対応をしましょう。