筋トレの効果を最大限にするには正しい栄養摂取がとても重要です。
今回は筋トレの効果を実感するための、たんぱく質とアミノ酸について取り上げてみたいと思います。
目次
筋トレをする人は増えているが
最近はスポーツジムが増えスタジオトレーニングや筋トレを生活に取り入れている方が老若男女すべてにおいて増えています。
ジムは公共施設のものから、民間のフィットネスジムも多数ありますし、中には女性限定とか、パーソナルトレナーがついて目標達成を請け負うなんていう特色ある施設も増えています。
ただ、そうした施設に行ってみると熱心に取り組んでいる方が大勢いる割に、そんなに目を惹く様な身体をした方は少ないものです。
筋トレを始めたばかりの方は、トレーニングメニューや強度に注意をしがちです。トレーニングと相乗効果をもたらしていない勿体ないケースが多いと思います。
いくつか理由があるとは思いますが、ほとんどは栄養摂取の重要性に気づいていない事が多いです。
筋トレに効果的な栄養素
たんぱく質
まず、重要な栄養素についてお話します。筋トレをしている方はたんぱく質を取った方がいいというのはよく耳にすると思います。
たんぱく質といってまず浮かぶのが卵、鶏ささみでしょうか。ロッキーという名作映画で主人公が激しいトレーニングを行いながら合間に大量の生卵を飲む、このようなシーンを思い浮かべる方もいるかもしれません。
たんぱく質は筋肉を作る基になるもので非常に重要なことに間違いありません。ただそれと合わせて意識しなければならないのがアミノ酸です。
必須アミノ酸
そもそもたんぱく質はアミノ酸がつなぎ合わさって出来ており、人間の体は数種類のアミノ酸を必要としています。
そのなかには人間の体の中ではつくることができないものがありそれは「必須アミノ酸」と呼ばれています。
この「必須アミノ酸」を含んだたんぱく質が筋トレには非常に効果的で、鶏肉、たまご、肉、乳製品がこの代表格とされています。
アミノ酸を摂取する
アミノ酸にはいくつか種類があります。そしてそれらの含有率は食材によって異なります。肉でも牛肉、鶏肉、豚肉、魚肉それぞれによって含まれるアミノ酸の種類やバランスはも違います。
そのため、これらを織り交ぜて摂取することが効果的です。
筋トレを行っている方の中には、鶏ささみや生卵ばかりを意識して摂取する方もいます。これは筋肉を大きくするという点においてはある程度効果は得られます。
しかし、栄養が偏ることによって他の身体機能へ悪影響を及ぼし、効率よく体内に吸収されません。肉と一緒に野菜を取るように心がけましょう。
たんぱく質・アミノ酸の取り方
プロテインを取り入れる
筋トレの食事タイミングですが、たんぱく質の摂取は筋トレ後30分以内が効果的であるとされています。
激しいトレーニングを行った直後に食事なんて摂れないところですが、ここで登場するのがプロテイン飲料です。
ジムに行くとトレーニング直後の更衣室でプロテイン用のシェイカーを振り振りしている方をよく見かけるのはこのためです。
トレーニング直後に摂取されたたんぱく質、それに含まれるアミノ酸は効率的に体内に吸収され、筋肉の回復と増強を促します。
トレーニング前には炭水化物もしっかり摂取
トレーニング前の食事にも少し触れたいと思います。ダイエットを目的としている方はよく脂肪燃焼を促すサプリメントや飲料を摂取している方もいます。
しかし、筋肉増強を目指している方はやはり筋肉を動かすエネルギーとなる、炭水化物をトレーニングの1時間以上前には適度に摂取しておくべきです。
ある程度エネルギー補給したうえで負荷を掛けてあげないと、筋肉の増強が却って阻害されていまいます。
食事の回数を分ける
効果的にたんぱく質を身体に取り込むには、1回の量を減らして回数を分けた方が効果的です。なぜなら、たんぱく質は一度に大量に吸収できないからです。
一度に大量のたんぱく質を摂取すると腎臓などに負担をかけることもあります。そのため1日5~6回に分けてたんぱく質の種類を変えて摂取できるのが理想的です。
それにより、たんぱく質は効率よく吸収され、筋肉の増強を促進することに繋がります。さらに、食事摂取後の血糖値の急激な上昇もおこらず、脂肪がつきにくい体質になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
せっかく筋トレに取り組むのであれば誰しもその効果は最大限に実感したいものです。そのためには普段の食事への取り組みはとても重要です。
食事も筋トレとセットだと思って、ちょっとした心がけからはじめてみて下さい。