FXは高校生でも取引可能!未成年が取引する時注意するポイントを解説

将来のことを考えFXで資金を増やしたいと考える方は多いでしょう。

それは単に成人をしている大人だけでなく、学生の身である高校生の方も例外ではありません。

しかし高校生はまだ社会人ではなく学生の身であるため、FXができるかという疑問が出てくる方もいるでしょう。

では高校生はFXができるのか、できたとすればどのように取引していけばいいでしょうか。

高校生でもFXはできる

結論から先に言えば高校生でもFXを行えます。

しかし高校生という身分上、一般の方と同じように取引できません。

年齢制限により業者は限定される

多くの業者では口座開設の条件に20歳以上と定めているため、高校生で口座開設ができなくなっています。

高校生で口座開設をしたい場合は年齢制限が18歳以上に設定されている業者を選ぶしかないでしょう。

年齢制限で18歳以下の決まりはないため、残念ながら高校生でも15から17歳の学生はどの業者も使えずFXはできません。

18歳以上に設定している業者はほとんどないどころか、国内だとSBIFXトレードとFXフィナンシャルトレードの2つだけであり、選択肢はかなり限られます。

他の業者を利用したい場合は高校生で取引するのを諦め成人するまで待つしかありません。

国内業者ではこのような状況ですが、海外業者に目を向けると少し状況が変わってきます。

海外はレバレッジの上限が定められていないように制限による縛りが緩いため、18歳でも口座開設できる業者が多いです。

海外ならではのメリットもあるため、国内ではなく海外業者を選ぶのも一つの手でしょう。

ちなみに本人確認書類の提出が必要になるため、年齢を誤魔化すことは不可能です。

むしろ虚偽の情報を書いたとして審査に落とされるのはもちろん、ペナルティを受ける可能性も出てくるでしょう。

親の同意が必要

年齢制限を満たしている業者でも、高校生が口座開設するにはもう一つ条件があります。

それは未成年なため保護者である親の同意が必要であり、それを示す同意書を提出しなければいけません。

もし親が同意しなければその時点で口座開設はできなくなってしまいます。

高校生でFX取引をしたい場合、親に隠れて行えないのです。

自分の意思だけでなく親に納得してもらう必要があります。

FXは大きな損失の出る可能性がある危険な投資でもあるため、親によっては中々納得してくれないでしょう。

同意してもらえるように説得できる情報、材料を自分で用意しておく必要があります。

ちなみに海外業者を選んだ場合は親の同意も必要ありません。

国内で親の同意が得られない場合、海外業者を選ぶことでFXの取引ができるのです。

本人確認書類を用意する

FXの口座開設では本人確認書類が必要となりますが、高校生でも例外ではありません。

高校生の場合は身分を証明できるものとして学生証があります。

しかし残念ながらFXの口座開設において学生証は証明する書類になりません。

別の書類を用意しなければいけませんが、高校生ではまだ運転免許証を用意するのは難しいでしょう。

用意する場合は保険証、住民票といった学生でも当たり前のように用意できる書類が適切です。

もちろん今の時代では確認書類だけでなくマイナンバーも提示する必要があるため、それを証明できる書類も用意しておきましょう。

マイナンバーは番号が分かれば問題ないため通知カードでも構いません。

資金の用意はどうするか

もちろん投資の取引には資金が必要となります。

しかし学生の場合は資金を用意する方法が限定されるため、すぐに相応の金額は用意できないでしょう。

それでもある程度の資金がなければ口座開設の審査に通過はできません。

バイトをする、お小遣いを溜めるといった形で資金を作るしかないでしょう。

お金を借りるという方法もありますが、それは高校生に限らずFXの世界で一番やってはいけない行為です。

借りたお金は返さなければいけないため、学生の身でそれをすると将来的に苦労する可能性が高いでしょう。

学生であれば親から借りる選択肢もありますが、それもやってはいけません。

確実に資金を増やせる根拠がないだけでなく、自分の資金ではないため安易に考えて取引してしまう気持ちになる可能性が高いからです。

資金は多ければ多い程審査に通過しやすくなるため最低20、30万程度用意するのが目安となります。

FXで取引をする決めたら資金を溜めるところから始めましょう。

高校生でFXをするにおいてのポイント

無事に口座開設ができたらFXの取引を始められますが、本当のスタートはそこからです。

FXで取引をするのであれば以下の点を理解しましょう。

取引は適度に行うこと

高校生は社会人ではなく、まだ学校という場で勉強をする身です。

将来何かしらの仕事へ就く、大学に入るために勉強をするためそれに支障が出るのは問題となります。

FXは24時間取引が可能な投資であり、それは高校生でも変わりません。

深夜でも相場は動いているため夜更かしをして取引もできるわけです。

しかし夜更かしをすれば睡眠不足となり、学業に身が入らなくなってしまいます。

睡眠不足だけでなく日頃からFXに関して必要以上に気を取られるのも問題です。

特にポジションを持つとそれが損失になるか、利益が出ているか気になってしまうでしょう。

その状態になれば睡眠不足と同じように、結果的に学業へ支障が出ます。

適度に普段の学業に影響が出ない程度に取引しましょう。

高校生であれば取引で多額の利益を得るのに急ぐ必要はないですから。

負けを覚悟しておくこと

高校生でもFXの取引をすれば一人のトレーダーに変わりません。

つまり学生を、社会人でないことを言い訳にできないのです。

トレーダーとなれば為替相場、他のトレーダーも容赦なく叩き落してきます。

FXは何の知識もなしに利益を出せる世界ではないため、入ったばかりの頃は損失という形で洗礼を受けるでしょう。

もし利益を出したい場合は勉強しなければいけませんが、少ししただけではまだ不十分です。

何より投資の勉強は学生が行う勉強と性質が違うため、その違いを理解するまで苦労するでしょう。

成人に比べ学生の身であるため、そういう立場でも経済的な情報といった面から一般のトレーダーよりハンデがあります。

取引のやり方を覚えるまでは何度も痛い目を見ることになるでしょう。

痛い目を見ても自分の悪い点を振り返れなければ、また同じ痛みを味わうことになります。

取引を始めたばかりの頃は、負けて損失が出るのを覚悟してください。

そして想定した場合を考え、取引量は少なめにして取引していきましょう。

まずはデモトレードから始める

口座開設をしてもすぐに資金を入れて取引せず、まずはデモトレードを始めましょう。

デモトレードとは架空の資金を用いて取引を体験できるものであり、自分の資金が必要にならないため損失が出ても資金は減りません。

取引の環境自体は本番と同じなため、自分の資金を使うことなく本番と同じように取引できるのです。

デモトレードは自分の資金がかからないため、本番と比べ取引する心持ちは大きく変わってきます。

一般のトレーダーだとデモトレードで取引の経験を積むのは適切ではありません。

しかし高校生の場合はまずFXの取引がどういうものか、取引すればどのようになるかという基本的な経験が必要になります。

チャートはどのように見るのか、通貨ペアはそれぞれどのような動きを見せるか、デモという形で自分の目で見れるのです。

またデモトレードであれば損失も怖くないため、無謀な取引を試してその悲惨な結果を体験してみるのも本番で地獄を見ないために必要な行為となります。

いきなり取引を始めるのとデモトレードで十分に理解してから始めるのでは大きく変わってくるでしょう。

気をつけたいのはどの業者もデモトレードを用意しているとは限らないことです。

実際に高校生が口座開設できる業者の中でSBIFXトレードはデモ口座が存在しません。

国内でデモトレードをしたい場合はFXフィナンシャルトレードを利用するしかありません。

しかし口座開設は一つだけという縛りはないため本番はSBIFXトレード、デモはFXフィナンシャルトレードという使い方をしてもいいでしょう。

外業者もデモトレードができるところは存在するため、そちらを利用するのもいいです。

高校生でFX取引を行う知識のメリット

FXは上手く行けば相応の利益が得られる投資ですが、何の考えもなしに取引して利益は出せません。

為替相場がどう動くか政治、経済の情報を見て分析する必要があります。

見方を変えればFXの取引をすることで、自然と政治や経済に関わる知識を身に付けることができるのです。

学校の勉強で海外の経済に対して触れる機会はほとんどありません。

FXをすれば学校では身に付かない知識を得ることができ、それが将来就職から仕事をする時に役立つ可能性があるのです。

実際社会に出ると経済といった情報は重要なため、FXに触れる触れないで将来が大きく変わる話もおかしくありません。

高校生は海外のFX業者を使った方がいいか

国内と比べれば海外業者は多くのところで18歳以上が対象になっており、親の同意も必要ありません。

他にも国内とは違ったメリットの中取引をすることができます。

しかしいいことばかりではなく海外ならではのリスクもあるため、メリットと同時に理解しておかなければいけません。

多額のボーナスを資金としてもらえる

国内のFX業者では時々入金した金額に応じて幾らかキャッシュバックがもらえるキャンペーンを行うことがあります。

海外でも同じようなキャンペーンはありますが、国内のそれと比べるとその金額は比べ物になりません。

業者によりキャンペーンの内容も変わりますが、場所によっては数万のボーナスがもらえるケースもあるのです。

もちろんこのボーナスは資金として用いられるため、自分の資金が少なくともボーナスという形で補えます。

用意できる資金が少ない高校生にとっては大きなメリットとなるでしょう。

気をつけたいのはこれだけの金額を何の条件もなしにもらえるわけではないということです。

大抵の海外業者ではボーナスをもらうと同時に条件が付けられ、それを達成しないと出金ができません。

ボーナスを利用する場合はしばらく出金できなくなることを覚悟しましょう。

セロカットでマイナスを防げる

海外業者では国内と違い、ロスカットではなくゼロカットと呼ばれるシステムを実装しています。

これは相場が損失に動いた時、例え計算ではマイナスになっていたとしてもマイナス分はカウントされないものです。

FXではレバレッジで自分の資金以上の取引ができる一方、相場の動きにより資金以上の損失が出る可能性もあります。

マイナスになれば業者側から追加請求を求められ、最悪の場合は借金をしなければいけません。

しかしゼロカットがあれば資金がなくなるのを防げませんが、マイナスになるという最悪な状況は回避できます。

このゼロカットというシステムがあるだけでも、海外業者の利用を考える価値はあるでしょう。

慎重に情報を集め、選ぼう

海外業者の大きな欠点として、国内と比べ法整備が緩いため悪質な業者が存在することにあります。

もし悪質な業者に引っかかってしまえば、口座開設と入金まではいいですが問題となるのはその後です。

業者側が難癖を付けて出金を拒否し、そのまま資金を持ち逃げしてしまう恐れが出てきます。

海外という場で業者を選んでいくため、FXの取引と同じく学生だからという言い訳は通用しません。

海外業者を選ぶのであれば問題ない業者か判断するため、情報を集めていく必要があるのです。

ネットを調べていけば海外業者に関する情報を集めるのも簡単ですが、中には匿名故に工作して自分のところを良いように、他を悪いように見せているところもあります。

一部の情報で判断するのは危険なため、必ず複数から集めて判断しましょう。

国内と比べ入金には手間がかかる

海外業者を使う欠点としてもう一つ分かりやすいのが入金方法になります。

銀行から送金して入金するという方法は国内と変わりませんが、海外という遠い地の問題もあってか国内と比較して反映の遅いことが多いです。

海外の口座に入金するため手数料がかかり、業者と方法によっては数百円どころか数千円かかるケースもあります。

手数料と反映スピードを考えるとクレジットカードが一番ですが、高校生で所持している方はほとんどいないでしょう。

業者によってはネットで使われている口座のサービスを利用して入金できます。

どのようなサービスに対応しているかは業者次第ですが、クレジットカード並の手数料と反映スピードなためできれば積極的に利用しましょう。

学ぶのが成功の道

一般の方に比べ高校生は取引に制限がかけられるため利用可能な業者から口座開設の方法まで調べなければいけません。

しかし調べる必要があるのはFXの取引も同じであり、情報を集めて課題をクリアするのもまたFXで負けずに勝つ条件です。

簡単に考えれば待っているのは地獄ですが、自分で調べ考えられる頭を持っていれば高校生でもFXで生き残れる可能性は十分にあります。

性質は違いますが知らなければできないのは学校の勉強と同じです。

高校生という立場であれば一般のトレーダーよりも若い状態でFXが知れる利点があります。

相場に勝つため、負けないために情報を集め学んでいきましょう。

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