レバレッジ3倍の特徴。3倍で利益を出すための取引方法を解説。

レバレッジ3倍、2倍と比べ1しか違いませんが取引における環境は大きく変わってきます。

なしとはもちろんですが、2倍と比較しても取引における認識を変えた方がいいです。

ではレバレッジ3倍の特徴とは何か、やり方はどのように考えればよいのでしょうか。

レバレッジ3倍の取引について

レバレッジ2倍と比較してどう変わるでしょうか。

2倍より更に少なくなる証拠金

数値は1しか違いませんが2倍と3倍では数字は大きく変わってきます。

1の場合は3しかなりませんが、100だと300、1000だと3000と変わり200や2000と比較してもその差は大きくなるのです。

FXの通貨ペアも必要証拠金の金額は多いため2倍と比較するとその証拠金も大きく変わってきます。

ドル円の場合は1倍だと100万程度であり、2倍だと50万程度です。

ユーロ円の場合は1倍で125万程度、2倍で62万程度となります。

レバレッジが3倍となった場合、ドル円は33万程度、ユーロ円の場合は40万程度まで少なくなるのです。

1倍の3分の1になると考えればよく、2倍よりも更に少ない資金で取引できるようになります。

50万程度あれば多くの資金で取引できるようになるため、一般のトレーダーでも1万通貨が無理ではないレベルになるでしょう。

利益が十分狙えるようになる

レバレッジ1倍の場合はドル円で100万程度必要となり、同じ程度の証拠金であれば3倍だと取引量を3枚にできます。

取引量が3枚だと300円の動きとなり、仮に1日20pips程度狙ったとなれば6000円程度になるでしょう。

一ヶ月程度続けたとなれば20日で12万と、10万超えるレベルとなります。

1倍で取引できる資金を持っていれば、レバレッジ3倍から利益を狙った取引を考えられるレベルとなるのです。

年で考えれば100万も考えられる範囲になり、増えた資金で取引するとなれば300万辺りで8枚辺りとなります。

8枚となれば800円、20pipsで1万6000円で月に32万と専業も見えてくる範囲です。

しかし単純に考えると取引量ギリギリの取引となってしまうため、資金は余裕を持つ必要があるでしょう。

同様にスワップポイントも3倍を考えられるため、少ない証拠金で高金利の通貨であれば2倍より大きな利益を狙えます。

利益を狙える分リスクも高くなる

必要証拠金が2倍より減ったことにより、取引量は増やせますがよりリスクも増えます。

利益のところで月12万を狙えると書きましたが、逆に10万以上の損失も考えられるようになるのです。

3倍で取引量を増やしていけばより大きな範囲で損失が出るようになってしまうでしょう。

ロスカットの関しては2倍より大きく上がったわけではありませんが、取引量を増やせるようになり数値以上に危険性が高くなっています。

2倍まではそこまで意識する必要はありませんでしたが、3倍からはロスカットの存在とリスクを考えた方がいいでしょう。

借金に関しては2倍よりも危険性は高まりましたが、3倍であればまだ心配するレベルではありません。

暴落によるロスカット以上の損失は考えられる範囲となりましたが、借金は考えなくてもいいでしょう。

レバレッジ3倍でどう取引していくか

利益と共に損失が大きくなるリスクも増えたレバレッジ3倍。

この辺りから「FXの取引」を大きく意識していく必要が出てくるでしょう。

FXに対する基本的な知識はあるか

基本を振り返るとFXで利益を出せている方は一部しかなく大半の方が負けています。

多くの方がレバレッジを必要以上に高くしているのが原因と考えられていますが、根本的な問題はレバレッジではありません。

FXで負ける多くの原因が「取引のやり方が分からない」ことであり、何も知らず考えず取引していれば負けて当たり前でしょう。

レバレッジを高くして大きな損失を出して負けるのも結局はそこに行き着くのです。

3倍で利益を出したいと考えた場合、当然FXで勝てるために必要な知識を持っているか問われます。

取引のやり方が分からないと理解していた場合は利益目的での取引をやめた方がいいでしょう。

高レバレッジと比べ3倍であれば損失は減りますが、続ければ損失を膨れさせて大損してしまう未来が見えてしまいます。

分からない場合は1、2倍のレバレッジで取引するか、1万通貨ではなくそれ以下の1000通貨による取引を考えましょう。

経験を積む意味で取引するのもあり

2倍と比べ3倍はリスクが高くなる一方、必要となる証拠金はより少なくなるメリットがあります。

リスクが高くなる原因は取引量を無闇に増やしてしまうことにあるため、少なければその分損失やロスカットのリスクも減らせるのです。

取引量を減らせば利益も期待できないため必然的に利益のためではなく相場に慣れるための取引となります。

そのため1000通貨の範囲であればレバレッジ3倍での取引において経験を積むためにするのもいいでしょう。

レバレッジを利用した取引の経験を積む意味では2倍が最適ですが、トレーダーによっては用意できる資金がそこまでない方もいるでしょう。

3倍であれば必要証拠金を2倍より減らせ少ない資金で取引を試せます。

レバレッジが高くなるとリスクも比例して大きくなるイメージは強いですが、取引量を適度に抑えれば少ない資金で取引できるメリットがあるのです。

レバレッジ3倍だと2倍に比べかかるリスクも大きくなるため、よりリスクの高い状態で取引を体感しておきたいという考えでもいいでしょう。

損失が大きくなるのは恐ろしいものですが「恐ろしさ」を知らないのもFXで取引をしていく上で問題ともいえます。

FXで取引するのはトレーダーであり、どう取引していくかはトレーダー次第です。

自分が身を持って恐ろしいところで経験していくのも意外と効果があるのといえます。

損切りはできるか

損失が大きくなるとなれば取引する知識で一番重要なのが損失の抑え方です。

証拠金が少なくなっているため、取引量を多くすると資金に向かう損失も多くなってしまいます。

高レバレッジよりまだいいとはいえ損失を抑えられないと利益を稼ぐどころか減る一方になるでしょう。

損失を抑える方法として重要なのは相場が予想に反して動いた時の損切りです。

損切りはリスク管理の基本でありできないトレーダーはその時点で負けが見えてしまいます。

損切りを適切なポイントでするには相場の流れを予想できなければいけないため、必然的に相場の分析方法も理解しておかなけれはいけません。

「損切りはどこでするのがいいか」理解できていなければ3倍で利益を狙うのはまだ早いと考えた方がいいでしょう。

長期的な取引スタイルを考える

FXには短期、長期と取引スタイルによる違いがあります。

多くの方は数秒、数分で終わる超短期取引であるスキャルピングを選ぶ方が多いでしょう。

選んだお陰で最終的に損失で終わってしまった方も多くありませんか。

他にはもう一つの短期取引として1日の間で取引を考えるデイトレードがあり、こちらは比較的初心者に向いています。

しかし3倍で取引を考える場合は短期取引ではなく長期取引での運用を考えた方がいいです。

動く金額が少なく1回で得られる利益が多くないためスキャルピングで数多くして増やそうと考える方も多いでしょう。

FXは取引回数を増やせば稼げるものではなく逆に損失の出る確率が増えてしまうのです。

そのため少ない取引量による運用の場合、短期取引だと逆に損失と終わってしまう恐れが出てきます。

何より利益が少ないため稼ぐ気持ちが前面に出ると焦って取引を増やしてしまいがちです。

増やしてしまうとポジポジ病として適当な取引になってしまいやすく、結果的にリスクが高くなってしまうでしょう。

長期取引はポジションを数日から数週間持つスタイルで1回で大きな利益を狙います。

大きな利益を狙うため相場の流れを読んでポジションを持たなければいけませんが、一度持てばしばらくは取引を考えなくて済むのです。

何よりポジションを持っていればスワップポイントが得られるため、取引量を爆発的に多く出来ない3倍の取引では貴重な利益となるでしょう。

しかし持つポジションによってはマイナスになってしまうこともあり、3倍の取引量でマイナスになると流石に影響は大きいです。

そのため取引で持つのはスワップポイントがプラスになるポジションと考え、マイナスを持つ場合は短期取引を考えましょう。

スワップポイントで持っておく

取引による利益だけでなくスワップポイント目的で持っておくのもいいです。

3倍であれば1、2倍より更に多くの利益がもらえるようになります。

現時点で最もスワップポイントが高いトルコリラはレバレッジなしで20万程度の証拠金が必要です。

レバレッジ3倍をかければ6万5000程度になり資金が100万であれば15枚程度持てます。

トルコリラのスワップは100円程度なため、15枚であれば1日1500円を期待できるでしょう。

一ヶ月続けば4万5000円程度になり年で考えると50万もの金額になります。

年収で考えれば大きくありませんが、ポジションを保有しているだけでもらえるとなれば相当なものです。

取引ではなくスワップポイントを目的にしてポジションを持ち、それで利益を得て取引に運用するのもいいでしょう。

単に取引は考えず3倍でポジションを持ち、そのまま保有してスワップポイント目当てにするのも悪い選択ではありません。

もちろんトルコリラが不安定な相場であるのはどのレバレッジで利用しても変わらないため、変化がないか気をつける必要はあります。

後は100万で15枚と書きましたが、実際15枚ともなれば金額の動きも大きくなるため損失が大きくなり、ロスカットの危険性も高まるのです。

相場の動きも考え資金は余裕を持ち、相場も下落していないか確認してからポジションを保有しましょう。

十分な知識を持ち3倍の取引をする

1万通貨以上で3万通貨の取引を考える場合、当然利益を狙った取引となります。

レバレッジ関係なしにFXで勝ちたい場合は知識と経験が必要になるでしょう。

これからFXを始める初心者で3倍の取引を考える方は、取引前に十分勉強してから望みましょう。

最も勉強してからFXに望むのは3倍に限らず、どのレバレッジ利用でも同じですが。

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