【秘密】と【機密】の意味と違い、使い分けや使い方

「秘密」とは隠し事を表す言葉です。

これに対し、「機密」とは極めて重要な隠し事、秘密を表す言葉で、知られると被害や影響が甚大になるニュアンスが含まれます。

「秘密」は個人間や企業間で一般に使われている聞き慣れた表現であるのに対し、あまり聞き慣れない「機密」という言葉は、政治・軍事上や国家間での取り決めなどで主に使われる表現になります。

「秘密」の意味

「秘密」とは、人に知られていないことや、人に知られないよう教えたり見せたりしないようにすることです。

「これはあなたと私だけの秘密」ということは、「2人だけが知っていて事柄について、その他の人には教えたりしない」ということになります。

「これから役員だけの秘密会議を行う」ということは、「一般の社員が知らせない会議を行う」ということになります。

「機密」の意味

「機密」とは、極めて重要な事柄についての隠し事、秘密にするこということです。

「これは日本とアメリカの国家間での軍事機密である」ということは、「この事柄は日本とアメリカだけの軍事的に極めて重要な秘密事項である(他の国には知らせたり、教えたりしない極めて重要な事項)」ということになります。

「国家の機密を漏洩する」とは、「国家としての極めて重要な秘密事項を他国等の第三者に漏らしてします」ということになります。

「秘密」と「機密」の用法や用例

「秘密」は私的なシーンを含め、個人間・企業間で幅広く使われる言葉ですが、これに対し「機密」は政治・軍事上や国家間、役所・ビジネスの事務手続き上の一部で使われる言葉となります。

ですので、通常の場合は「秘密」を使えば事足りることになりますが、ビジネスシーンでも極めて重要で他社や一般の社員に秘密にしている事柄が記載された文章を「機密文書」と呼ぶ場合ことがあります。

一般的は「秘密」を使うことで大丈夫

「秘密」とは隠し事を表す言葉で個人間や企業間でも一般に使われています。

これに対し、「機密」とは極めて重要な隠し事、秘密を表す言葉で、政治・軍事上や国家間で主に使われる言葉になります。

「機密」を言い換えると、「最も重要な秘密」ですので、一般的な会話や文書では「秘密」を用いることで事足ります。

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