【高慢】と【傲慢】の意味と使い方・由来や例文

「高慢」は意味としては、態度で人を馬鹿にして接することを意味し、「傲慢」と同じ意味を表します。

ですが異なる部分があり「高慢」は他社に対してそのように思っていることを指し、傲慢についてはその人物の態度自体を示します。

また、他者に対し「高慢」な人物とは言わず心の中に留めている点も違いがあり、口に出して第3者の態度をとがめる場合「傲慢」な人間であるという具合に言います。

「高慢」

お高くとまっている。

または調子に乗っている人物のことを指し、決して調子に乗っている人物に直接言わず、心の中でとどめている時に使用します。

明らかに目に見えて調子に乗り周囲を困らせる場合においてはこの言葉は使用せず「傲慢」という言葉に置き換わり他社を注意する言葉として使用しますので、「高慢」とは、相手の態度には腹が立つがあえて注意しないで心に留めて置く場合に使用する言葉です。

「傲慢」

「傲慢」は調子に乗っている人物の態度が周囲に知れ渡っている状況を指します。

周囲が迷惑を講じているため迷惑をかけている人物に対して直接口にするようになり生まれたのが「傲慢」で「傲慢」はすでにその迷惑をかけている人物の行為が知れ渡り、周囲から避けれて始めていることを指します。

つまり、単純にこの言葉を使用するのであれば、調子に乗っているきらいな人間に対して使うと適切であるということです。

「高慢」と「傲慢」の用法

日記などに「あいつの態度は高慢である」と記載があり、調子に乗っている人物本人には直接何も言わない状況はまだ「高慢」であると言えます。

その上で「お前は傲慢すぎる」と直接相手に対して「傲慢だ」と言い出すとすでにその人物の態度が目に余り、許せなくなっている状況下であることが多いです。

これが「高慢」と「傲慢」の違いで許されている間は「高慢」で許されなくなると相手に対し直接「傲慢」という言葉で態度で示す言葉になるのです。

「高慢」と「傲慢」のまとめ

「高慢」はまだ調子にこそ乗っているが許されているため、調子に乗っている人物に対してはそれほど咎める様子はない状況です。

しかし、だんだんと調子に乗っている人物が毎枠をかけ始めると「傲慢」という言葉に置き換わり、迷惑をかけている人物に対して言葉と態度で侮蔑する言葉として「傲慢」であるという形で言い表します。

態度で示すか示さないかということが「高慢」と「傲慢」大きな違いです。

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