歯科衛生士から別の仕事に転職したい!異業種への転職成功法とは。

優しくて頼れるイメージの歯科衛生士さん、憧れたことがある人もいるのではないでしょうか。

しかし、その業務内容は非常に大変で、辞めたくなる人も多いということをご存知でしょうか。

全く別の業種へ転職するという人も少なくありません。

それでは、歯科衛生士の仕事は何が大変なのか見ていきましょう。

おすすめの転職先もご紹介します。

歯科衛生士はこんなことが大変

穏やかに仕事をしているイメージのある歯科衛生士ですが、仕事内容は以外にもハードです。

何が大変なのか、具体的に見ていきましょう。

休みが自由に取れない

歯科衛生士と似ている仕事に、歯科助手というものがあります。

しかし、歯科助手は無資格でもOKの仕事で、できる業務も限られます。

それに対して、歯科衛生士は国家資格です。

そのため、業務内容も多く、責任も重大です。

歯科衛生士が休んでしまうと、歯医者の営業自体が困ってしまうということもあり、休みは思うように取れません。

有休はあっても、ほとんど取れないというのが現状です。

歯科医師と相性が悪いと仕事に影響が出る

歯医者は、歯科医師なしでは成り立ちません。

歯科衛生士や歯科助手は、それをサポートする役割です。

そのため、歯科医師から理不尽な扱いを受けたり、下に見られてきつく当たられたりすることもあります。

また、歯科医師はクセのある人が多いと言われ、付き合い方も難しいです。

相性が悪ければ、仕事自体に悪影響が出てくる可能性があるでしょう。

個人経営だと待遇が悪いことも

歯科衛生士の勤務先は、基本的には個人経営の歯医者です。

小さい歯医者では、給与やボーナスが期待できないことも多く、福利厚生などを含めて待遇が悪いこともあります。

大病院や一般企業であれば、昇給もあり、給与やボーナスにも恵まれています。

しかし、個人経営の歯医者ではこのような待遇は期待できないと考えていいでしょう。

休憩が取れないこともしばしば

診察時間が決まっている歯医者では、しっかり休憩が取れていると思っている人も多いのではないでしょうか。

実は、現状はそうではありません。

午前の診察や治療が長引けば、そのまま午後の診察時間になってしまうこともあります。

急患などへの対応で、夜も診察が長引き残業になることもあります。

休憩も取れず、拘束時間が長いとなれば、精神的にも肉体的にもつらいですよね。

産休・育休が取りづらい

歯科衛生士は、女性の割合が多いです。

そうすると、必ずと言っていいほど直面するのが、産休・育休といった問題。

もちろん、産休・育休は法律で定められている権利であり、取らせないということは本来できません。

しかし、職員の人数が少ない個人経営の歯医者では、代替えの職員を雇うことができないことも多く、産休・育休が取れないというのが現状です。

仮に産休・育休を取得して復帰したとしても、復帰後のポジションがないという可能性もあります。

ですから、多くの人は退職という形になってしまうのです。

女性が多いと人間関係も複雑に

女性の割合が多い歯科衛生士の仕事。

歯科医師を除いて全員が女性という職場も多いでしょう。

女性が集まれば問題となるのが、人間関係です。

合わない人がいたりすれば、仕事もやりにくくなりますし、最悪の場合イジメなどに合う可能性もあります。

女性が多い職場特有の悩みですね。

歯科衛生士におすすめの転職先

休みも取れず、人間関係も大変な歯科衛生士の仕事。

無理して続けていれば、精神的にも体力的にも負担がかかってきます。

もし、歯科衛生士の仕事がつらいと思っているのであれば、転職を考えてみてはどうでしょうか?

歯科衛生士におすすめの転職先をご紹介します。

メリット、デメリット両方あることを理解できれば総合病院も

歯科衛生士の資格を活かすのであれば、総合病院の口腔外科などで働くという方法があります。

しかし、ここにはメリットとデメリットがあります。

メリットは、待遇が良いことです。

給与やボーナスは上がることが期待できますし、福利厚生も整っており、働きやすい環境だと言えるでしょう。

対してデメリットは、個人経営の歯医者とのギャップです。

今までは歯科衛生士と言えば資格がある立場が上の存在でしたが、総合病院となると違います。

手術も行う口腔外科では、看護師の存在が大きくなるため、仕事内容も限られ下に見られることもあります。

また、命にかかわる症例もあり、責任感や緊張感は比べ物になりません。

これらのメリット、デメリットを理解して、メリットが勝つのであれば、総合病院への転職を考えてもいいでしょう。

違う歯医者で働いてみる

歯科衛生士の仕事が嫌なわけでなければ、別の歯医者に転職するというのも手です。

人間関係が良好な職場であれば、今よりも働きやすいでしょう。

しかし、個人経営の歯医者は内部事情を入手することが難しいです。

そこでおすすめなのが、転職したい歯医者へ患者として訪れてみること。

実際に働いている人たちを間近で見ることができるので、職場の雰囲気を感じることができるでしょう。

そうすれば、転職を失敗する可能性も低くなります。

全く違う業種へ転職する

せっかく歯科衛生士の資格を取得したのに、別の業種に転職するなんてもったいないと思いますか?

しかし、実際に別の業種に転職する歯科衛生士は多いのです。

休憩や休暇が取れなかったり、人間関係が複雑だったりというのは、同じ業種にいる限りあまり変わらないからかもしれませんね。

全く別の業種にチャレンジするというのは、大きなメリットでもあります。

広い視野で社会を見ることができますし、長く働ける仕事に出会えるかもしれません。

もちろん、国家資格である歯科衛生士ですから、その知識や経験を活かせる職場もたくさんあります。

異業種への転職は、悪いことではないのです。

転職エージェントを利用して転職を成功させよう

もし転職を考えているのであれば、転職エージェントを利用してみてはどうでしょうか。

ハローワークや求人誌と比べると求人数は豊富、つまり別の業種も見つけることができます。

また、転職エージェントにはキャリアコンサルタントといって転職のプロが在籍しています。

自分の適性を知ったり、アピールポイントを教えてもらえたり、転職におけるアドバイスがたくさんもらえます。

サポートがあれば、仕事をしながらでも効率よく転職活動ができますね。

転職エージェントを利用して、イキイキと働ける仕事を見つけてください。

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