自分が好きで選んだ仕事なのだから、もう少し頑張ってみたいという気持ちはあるけれど、とにかく仕事きつい・できることなら辞めたい...と考えている人は意外なほど多いものです。
仕事を始めたばかりの頃に感じていた新鮮さが少しずつ薄れ、次第に毎日同じことの繰り返しになってきた、そろそろ辞めたいと思っている人もいるのではないでしょうか。
とはいえ、仕事きつい・辞めたいからといってすぐに辞めてしまえば、精神的にもっとつらい状況に追い込まれてしまう可能性もあります。ですから、まずは辞めたいという気持ちを少しでも軽減させていくことが必要です。
そこで今回は、仕事きつい・辞めたいと思う瞬間やできる限り仕事を楽しむ方法、さらに仕事きつい・辞めたいと思った時に試してみたいことなどについて具体的に紹介していきます。
目次
「仕事きつい！辞めたい」と思う瞬間とは？
仕事きつい・辞めたいと思う人々に共通して言えることは、仕事そのものに対する不満というよりも、周辺の環境に問題がある場合が多いということです。
仕事自体が大変できついという場合には、効率の良い仕事のやり方を模索することである程度は改善することができます。しかし、周辺環境や人間関係となると、そう簡単には解決できません。
自分がいくら努力しても意味がない場合もたくさんあります。それでは、仕事きつい・辞めたいと思う瞬間とは一体どのような時なのか、さっそく詳しく見ていくことにしましょう。
残業も多く激務なのに給与アップが見込めない
残業が多くて激務なのに給与がアップする機会が与えられないということは、仕事きつい・辞めたいと思うのに十分な理由でしょう。また、残業代がきちんと支払われないケースというのもよくあります。
それなりに工夫をしたり、仕事がよりスムーズに進む方法を考えたりして業務の効率化を図っているのに、そうした努力を一切認めてもらえないというのは悲しいことです。
仕事を少しでも効率よくこなすためにどれだけ頑張っても、「仕事ができる人」と同僚に思われるくらいで給与に何の反映もされないというのではやりきれません。
やりがいを持って仕事をしている、楽しいから仕事をしているのではなく、「生活のために仕事をしている」という場合は特に、給与が上がらないことで辞めたいという考えに傾いてしまうのは仕方のないことでしょう。
業務内容にまったく興味が持てない
自分が担当している業務の内容にまったく興味が持てないという場合も、「仕事きつい・もう辞めたい」という感情に引っ張られてしまう原因になります。
希望していた部署とまったく違うところに配属になってしまい、充実感のない毎日を過ごしているという場合にも、仕事を楽しむことができず、どうしても「仕事きつい・辞めたい」という感情に流されてしまうようです。
住めば都というように、希望の部署ではなくても実際に業務を開始してみたら思いもよらなかった面白味を発見できることもありますが、そうした例はごくわずかであると言えます。
希望していた部署に配属されなかった時点ですでに、仕事に対する興味を半分以上失ってしまっているのですから、仕事きつい・辞めたいという気持ちを抑えるのは難しいでしょう。
人間関係が最悪！足の引っ張り合いばかりしている
人間関係が良くない、同僚同士が足の引っ張り合いばかりしている職場というのは、とてもつらいものです。いつどこで自分の陰口を叩かれているかもしれないと思うと、仕事どころではありません。
せっかく仕事を頑張ろうと思っていても、職場の誰を信用してよいか分からないようなところでは、思ったように実力を発揮することは困難でしょう。
やがて仕事に対するモチベーションも下がっていき、仕事きつい・辞めたいという方向に自分の気持ちが流されてしまうことも考えられます。
人間関係のトラブルは、自分が何かを改善すればどうにかなる問題ではないのが難しいところです。これ以上仕事を続けられないと感じるようになるのも時間の問題でしょう。
「仕事きつい...」と感じたら！できる限り仕事を楽しむ方法
自分が望んで取り組んでいる仕事でも、時には「どうして自分はこの仕事を選んだんだろう」「仕事きつい」と、ふとした瞬間に考えてしまうこともあるでしょう。
すべてを投げ出してしまいたくなって、唐突に仕事が嫌になってしまうこともあるかもしれません。最悪の場合は、「仕事きついから...辞めたい」という気持ちがわき上がってくることもあります。
それでは、仕事に対する意欲が低下してしまった時に、できる限り仕事を楽しむ方法について考えてみることにしましょう。
完璧を目指さない！ほどほどに手抜きをする
ふだん愚痴をこぼさない、仕事でどんなに理不尽なことがあってもモクモクと作業を続ける人がいます。そうした人は特に、ある時とつぜん緊張の糸が切れてしまうことがあるのです。
何の前触れもなく「仕事きつい・辞めたい」と言って周囲を驚かせるようなこともあるでしょう。仕事を完璧を求めようとする人ほど、そうした傾向は強く見られます。
完璧を目指すのはもちろん悪いことではありませんが、時として「仕事を辞めたい」というところまで、自分自身を追いこんでしまうことにもなりかねません。
すべてを完璧にするのではなく、「手を抜けるところはできるだけ簡略化する」くらいの気持ちで仕事に取り組むことが、仕事を少しでもラクにするためのコツではないでしょうか。
自分なりの目標を立てて仕事に取り組んでみる
指示されるままに、なんとなく受け身で仕事をこなしているだけでは、「人にやらされている仕事」という意識が抜けず、「仕事きつい・辞めたい」という状況からいつまでも抜け出すことができません。
そこで、与えられた仕事について自分なりの目標を立てて取り組んでみることをおすすめします。いつまでに・何を・どこまで進めるか、きちんと計算して仕事をすることで、今まで以上に仕事がはかどるでしょう。
目標を達成できた時には自分へのご褒美を用意してみるようにすると、さらにモチベーションがアップします。
失敗しても悩まない！すぐに間違いを認めて前進する
仕事でミスをした時、大きな失敗をしてしまった時などは特に、人は「この仕事きつい...辞めたい」という感情に支配されがちです。
しかし、人間はコンピューターではありませんから、ある一定の確率でミスや失敗が起きてしまうのは仕方のないことです。むしろ、失敗したあとにどのように行動するかということの方が重要でしょう。
ミスや失敗が分かったらすぐにその間違いを認め、次にまた同じような失敗をくり返してしまわないように注意を徹底すれば良いのです。
「失敗は成功の母」というように、失敗したことをプラスに受け止めて前進することで、仕事に対する取り組み方が変わってくることもあるでしょう。
仕事きつい・辞めたいと思った時に試してみたいこと
いつも会社に行くのが楽しくて仕方がないという人はあまりいないでしょう。大半の人は「仕事きつい・どうにかして辞めたい」と思っていることが多いものです。
しかし、生活していくためにある程度の妥協をして毎日仕事を続けています。ただ、ある時その「我慢」が限界を超えてしまうことがあります。
それまで懸命にこらえてきた「仕事きつい...もう辞めたい」という気持ちにあらがえなくなり、心身のバランスを崩してしまうこともあるでしょう。
では、仕事のことで精神的につらくなりすぎてしまう前に、ぜひ試しておきたいことについて見ていくことにしましょう。
仕事がきついなら異動を申し出てみる
仕事がきつい・どうしても辞めたいというほど今の業務を続けるのがつらいと感じるのであれば、すぐに退職するという道を選択するのではなく、「異動届」を出してみるのもひとつの解決方法です。
仕事を辞めるのは簡単ですが、すぐに新しい仕事が見つかるとは限りません。まずはなるべく今の会社にとどまる方向で考え、その中で解決策を模索してみましょう。
うまくいけば希望する部署への配置換えが叶うかもしれません。もしも願い通りの部署に配属にならなくても、新しい環境に身を置くことによって、仕事きつい・辞めたいという気持ちが軽くなる可能性は考えられます。
「頑張りすぎる」のをやめてみる
真面目で、ふだんから仕事を頑張りすぎている人ほど、「仕事きつい・辞めたい」という思いが爆発してしまうことがあります。
いくら頑張っても、思うような結果が出るとは限りませんから、時には思いきって「頑張りすぎるのをやめてみる」ようにしましょう。
仕事きつい・辞めたいという気持ちに捉われそうになったら、まずは深呼吸をして落ち着きましょう。甘いものを食べて脳をリフレッシュさせるのも良いかもしれません。
休暇を取って将来のことをじっくり考えてみる
仕事きつい・辞めたいという気持ちが大きくなりすぎて、体がどうしても会社に行くことを拒否するような時もあるかもしれません。
そうした場合には、休暇を取って今後のことをゆっくり考えてみてはいかがでしょうか。可能であれば近場へ旅行に出てみたり、緑のある公園でのんびり過ごしてみたりするのも良いでしょう。
いずれにしても、いったん仕事から離れてみることが大切です。この機会に、このさき自分はどうしていきたいのかをしっかり考えてみましょう。
仕事きつい・辞めたいと思うなら！ゼロからやり直す勇気を持つことも大切
仕事きつい・辞めたいと思う瞬間やできる限り仕事を楽しむ方法、さらに仕事きつい・辞めたいと思った時に試してみたいことなどについて具体的に紹介してきました。
本当は仕事を辞めて自由に暮らせるようになれば一番良いのですが、なかなかそういうわけにもいきません。それが分かっているからこそ、人は悩むのです。
そして仕事を楽しむように意識してみても、いろいろな対策を試してみてもうまくいかないことがあります。そうした場合には、今の仕事から別の仕事に転職するというのもひとつの選択肢です。
仕事を辞めてゼロからやり直すのはとても勇気のいることですが、いつまでも「仕事きつい・辞めたい」と言い続けていれば、そのうち精神的に限界が来ることは目に見えています。
次こそは、自分が精一杯がんばることができる、理想の職場にめぐり会えると良いですね。
