仕事で大きなミスをしてしまった、受験に失敗してつらい、失恋から立ち直れない...など、「メンタルがボロボロだ」と感じるとき、あなたはどうしますか?
「ボロボロになんてなっていない!」と、無理に自分を奮い立たせるでしょうか。それとも、「どうせ自分はダメなんだ...」といってさらに気持ちを沈ませていくでしょうか。
そこで今回は、メンタルがボロボロになりやすい人の特徴やメンタルの復活には時間が必要なこと、そしてボロボロのメンタルを復活するにはどうしたら良いか、といった点について解説していきます。
目次
メンタルがボロボロになりやすい人の特徴
メンタルが強く、大きな衝撃を受けても慌てずにいられる人もいれば、メンタルが弱く、すぐにボロボロになってしまう人もいます。
あなたはどちらのタイプでしょうか。では、メンタルがボロボロになりやすい人の特徴について少し確認していくことにしましょう。
自分に自信がない・いつもおどおどしている
メンタルがボロボロになりやすい人は、自分に自信がなく、「自分は大した人間ではない」「どうせ自分は他人より劣っている」という考え方をする傾向があります。
他人の目をいつも気にしながら行動するため、おどおどしている印象もあります。ことあるごとに人と自分を比較しては自分をおとしめ、メンタルをボロボロにしていきます。
だからと言って「自分を強くしたい、メンタルを復活するにはどうしたらいいか」というところには考えが及ばず、自分の精神をどんどんつらい状況に追い込んでいきます。
どんな出来事もネガティブに考えてしまう
あらゆる出来事には良い面と悪い面があります。メンタルが強い人は物事の良い面にスポットを当てながら生きていくことができます。
しかしメンタルがボロボロになりやすい人は物事の悪い面ばかりに注目して生きていることが多いため、暗い気持ちになりがちです。
どんな出来事もネガティブに考えてしまうというのは、つねに「最悪の事態を想定してい生きている」とも言えますから、ある意味で堅実な生き方なのかもしれません。
それでも、やはりメンタルがボロボロになりやすいと「生きづらい」と感じることが多くなります。「ボロボロのメンタルから復活するにはどうすべきか」考えていく必要があるでしょう。
意志が弱く他人の影響を受けやすい
「あなたはどう思う?」と聞かれて答えにつまってしまう、「どちらがいいの?」と人に尋ねられて口ごもってしまうような、意志が弱く他人の影響を受けやすい人も、メンタルがボロボロになりやすいようです。
「自分はどうしたいのか」という軸がしっかりしていないため、他人の言動に左右されがちで、心は常に不安定です。八方美人で誰にでも良い顔をしようとするため、精神的なストレスも溜まっていきます。
「もうメンタルがボロボロだ...」そう気がついた時には、「この状態から復活するにはどうすべきか」ということにすら頭が回らないくらい疲れ切ってしまっていることも少なくありません。
メンタルがボロボロ!復活するには時間が必要?
どうしても気持ちが上向かない、メンタルがボロボロになってしまった...という場合、すぐにでもこのつらい状態から抜け出したいと考えるでしょう。
しかし、いちどボロボロになったメンタルはすぐには回復しません。復活するにはそれなりの「時間」が必要なのです。
ボロボロのメンタル=心が発するSOS
ボロボロのメンタルというのは、あなたの心が発しているSOSであると言うことができます。
「もうこれ以上、苦しみたくない」「もっと穏やかな気持ちで過ごしたい」という気持ちからくるものです。
やがて、カラダがだるい、やる気が起きない、たくさん寝ているはずなのに眠り足りないと感じるなど、ボロボロのメンタルはさまざまな現象となって現れ始めます。
そんな時は「自分は疲れている、メンタルがボロボロになっているのかもしれない」と、自分自身の心ときちんと向き合う必要があります。
まずは、ここまでメンタルがボロボロになった原因を取り除くことを考えるようにしましょう。
メンタルを無理に復活させようとするのは逆効果
メンタルがボロボロな状態の人ほど、「もっと頑張らなければ!」と、無理をして余計に心とカラダを消耗してしまうことがあります。
メンタルがボロボロの人がすべきことは、今すぐに「何とかしなければ!」と、頑張ることではありません。
最も重要なのはしっかりと休養を取ることです。
いま、心とカラダは疲れ果てています。ですから、無理に復活する必要はどこにもありません。
ゆっくりと静養して、心とカラダのバランスを取り戻しましょう。
ボロボロのメンタルを復活するには思った以上に時間がかかる
ボロボロになったメンタルを復活するには、想像以上の時間を要します。
少しずつ心とカラダが削られ、やがてメンタルがボロボロになったように、復活するためにもやはり時間が必要なのです。
このとき「なぜ自分はこんなふうになってしまったのだろう?」「自分は何て弱い人間なんだ...」などと自分を責めてはいけません。
傷ついたメンタルを復活するには、「自分はこれまで十分に頑張ってきた。だから少しだけ休ませてもらおう」といった気持ちで日々を過ごしていくことが大切です。
ボロボロのメンタルを復活するにはどうすればいいか
心身ともに疲れ果ててしまったとき、人は心の底から「生きるのがつらい」と感じることがあります。また、そうした気持ちのまま、この先もずっと歩き続けるのは困難です。
では、ボロボロのメンタルを復活するには、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか。
カラダを動かして気分をリフレッシュさせる
ボロボロになったメンタルを最も効果的に、そしてスピーディーに回復させるために、「カラダを動かす」という方法があります。
軽いウォーキングでもジョギングでも、家の中で足踏み運動をするだけでも構いません。
カラダを動かして全身のすみずみまで新鮮な酸素と栄養を届けることで、気分をリフレッシュさせることができます。
熱めのお風呂に入って汗をかき、カラダに蓄積された老廃物を排出するのも良いでしょう。
「何もしたくない」からといってじっとしていると、ボロボロのメンタルは復活する機会を失ってしまいます。
温かくして睡眠をたっぷりとる
カラダを温めて、たっぷりの睡眠をとるのもボロボロのメンタルを復活するのに効果的な方法です。
人は心に抱えているものがあると眠りが浅くなり、慢性的な睡眠不足に陥っていきます。
満足に眠れない日々はメンタルの状態をさらに悪化させますから、「眠れない」スパイラルから一刻も早く脱出する必要があるのです。
お風呂にゆっくりつかる・ホットミルクを飲むなどしてカラダを十分に温めてから布団に入り、心とカラダをリラックスした状態にします。
こうすることで、ムリに「眠ろう」と意識しなくても、少しずつまぶたが重くなり、やがて深い眠りに落ちていくでしょう。
抱えている感情をすべて出し切る
自分が抱えている負の感情をすべて表に出し切るというのも、少しでも早くボロボロのメンタルを復活するために欠かせない行動のひとつです。
どうしようもない後悔や悲しみ、やり場のない怒りや苦しさ、そういった感情をすべて吐き出してしまいましょう。
カラオケに行って大声で叫ぶ、紙に書いて破り捨てるなど、自分に合ったやり方を試してみてください。
つらい感情を手放すことができれば、肩のチカラがふっと抜けるように、ボロボロになってしまったメンタルも少しずつ回復していくはずです。
必ず復活できる!今はボロボロのメンタルを受け入れよう
メンタルがボロボロになりやすい人の特徴やメンタルの復活には時間が必要なこと、そしてボロボロのメンタルを復活するにはどうしたら良いか、といった点について解説してきました。
たとえ今はメンタルがボロボロでも、いつか必ず回復するときがやってきます。
「現状から復活するにはどうしたら良いか」、前向きに考えていくことがボロボロのメンタルから復活するには何よりも重要なことなのです。