プログラミングの練習方法は沢山ありますが、いきなりハイレベルの練習を始めると挫折する可能性があります。
そうなる前に自分に合った練習方法やためになる記事を探してみましょう。
今回はプログラミングの練習についてのお話をします。
目次
はじめに
プログラミングの練習を始める前に確かめておくことがあります。それは最終的に自分はどんな作品を作りたいかです。
Webサイトを作りたいのか、ゲームを作りたいのか、スマートフォンアプリを作りたいのか。
作るものにより学習・練習方法は変わってきます。プログラミングがどんなものかを体験したいだけであれば決めなくてもいいのですが、こちらをご覧になっている方は今より能力を上げたい方だと思います。
自分の作りたい作品がWebサイトであればHTMLの学習と練習をします。ゲームを作りたいのであればJavaやC言語の学習と練習。スマートフォンアプリを作りたいのであればRubyやPHPあたりの学習や練習。
作りたい作品と言語が決まれば、迷うことなくその言語をひたすら練習するのみです。
本で練習する
入門書にはプログラミングで必要な四則演算や条件分岐の方法が書かれており、はじめは本の通りにコードを書いていく流れが一般的だと思います。
そこで感じるのはこの文法を学んでもここから何ができるんだろうという疑問です。
ですが、これこそが基礎知識として重要な部分です。HTMLにも文章宣言・文字コード・外部ファイルやbodyタグなどのひな形と呼ばれる必ず必要な要素は、参考書を見なくても書けるようになった方が後から自分にとってメリットに働きます。
やり方としては、本に書いてあるコードをエディタ上に書いては消す、また書いては消すの繰り返しです。とてもシンプルですが確実な方法です。そして繰り返しコードを書いていくと段々とスピードがついてくるのがわかります。
その時が練習の成果を実感できる時です。基本的なひな形と意味さえ覚えれば、あとは必要な要素をその都度調べて書く方法でいいでしょう。
学習サイトを利用する
Web上にプログラミングの学習サイトは沢山あり、練習をするのならとりあえず自分のペースで進められる無料学習サイトがおすすめです。
無料であれば自分に合うものを体験しやすいですし、もし合わないなと感じた時は、違う学習サイトで練習したらいいのです。またいろんな学習サイトで体験比べをすると復習になるメリットもでてきます。ここでいくつかご紹介します。
スクラッチ
プログラミングの練習をするのにいきなりコードを書くのは難易度が高いです。
そういう方にはスクラッチでの練習がおすすめです。スクラッチはブロックプログラミングといわれる、すでにできた命令文を組み合わせて作っていきます。
小学生でもできるようにやさしく作られているサイトです。初めての基礎作りはわかりやすいことから始めると、挫折せずに継続した練習ができます。
まずはボタンを押したら音を鳴らすことや、前進するなどのイベントの作り方の練習をして、少しずつ成功体験を積んでいきましょう。
ドットインストール
3分動画のプログラミング学習サイトで有名なドットインストールでは、動画で説明されていることと同じように自分のパソコンで練習します。
3分なので隙間時間に動画を視聴してインプットすることができますし、時間ができた時にアウトプットとしてコードを書く。
これを少しずつ繰り返練習していくと確実に上達します。動画ではミニゲームを作る事もできるので、自分のポートフォリオを増やすこともできます。
Progate
Progateのキャラクターにんじゃわんこと一緒にスライドで学習しながら一緒にコードの課題をクリアしていきます。こちらはコードを書くエディタも必要ないので練習も始めやすいです。
少しずつステップアップしながら練習できるので、自分がどのレベルまで学習できているのかの把握もしやすいのが魅力的です。
プログラミングスクールに通って練習する
基礎学習を終えている方の次の練習は、プログラミングスクールに通うと上達が加速します。理由としては、プロのプログラマや講師がサポートしてくれているので、直接アドバイスを受けることができるからです。
基礎学習を終えてる方は応用としてアプリケーションを実際に作っていく練習がプログラマの近道になりますが、プログラミングの最大の壁はエラーにぶつかることです。
独学ですと一日中悩んで解決できるかどうかですが、経験値の高い講師に聞くと数分で解決することができます。有料なのと決して安価ではないプログラミングスクールですが、壁にぶつかっている時間はもったいないですし挫折してしまうと本末転倒です。
そう考えると、エラーにぶつかる時間をお金で買っていると考えればプログラミングスクールもメリットに感じるのではないでしょうか。
自信がついてきたら実践練習
ある程度自信がついてきた次の練習方法は、実際に作ったアプリケーションをWebに公開したり、クラウドワークスやランサーズなどの在宅ワークで仕事を受注してみることです。
HTMLのコーディング作業や、小さいプログラム機能の追加などの案件も多数あるので、ここで実績を積んでいくと練習の成果の確認もできますし、自分の実績ができることで自信にもつながります。
お金をもらいながら練習していると考えればこれ以上の良い練習方法はないのではないでしょうか。いま世の中で求められるスキルも見えてきますし、上手くいけばそのまま就職の可能性も出てきます。
シンプルに検索エンジンで調べる
シンプルに”〇〇言語+練習問題”と検索エンジンで調べる方法もあります。
例えば”Java言語+練習問題”と入力すると北ソフト工房というサイトがヒットします。ここではJavaの言語の練習問題と解答例が沢山でてくるので、おもいきり練習ができます。
他にも”言語+練習問題”と入力するとC言語に関する問題集がヒットします。練習問題の中には「〇〇科目の合計と平均を求めよ」という問題などがでてきて、実際に自分のパソコンでコードを書いて処理結果を出します。
問題だけでなくヒントや解答ももちろんあるので、答え合わせをしながらプログラミング的思考も強化されます。
Cプログラミング診断室
Cプログラミング診断室は、実際にプログラマとして活躍している方の記事です。プログラミング言語の問題を解いて練習していくだけでは、実際にプログラマとして活躍できる能力がついているとはいえません。
ここの記事では現役プログラマの方が入門レベルを終えた初心者が次の練習に向けてどう考えたらいいかを教えてくれます。それは技術的なことだけではなく、精神的な指針などについてもです。
プログラミング人口が増えているのに、下手なソースコードを書いていては時間も労力もかかり効率が良くないことを厳しく教えてくれるのと同時に、プログラムの本当の組み方についても教えてくれます。
もっと良くなってほしい、成長してほしいという思いで見ず知らずの方にメリット・デメリットを伝えてくれるプログラマには感動します。
さいごに
いかがでしたでしょうか。プログラミングの練習方法は沢山あり、自分の今の能力に合わせた練習を行うことで、今よりもっと知識を高めることができます。
練習を始める前に自分の本当に実現したいこと、作りたいものが何かをしっかり確認しましょう。
またWeb上の先輩プログラマの記事を読むことで、自分が気を付けておくべきことやポイントを押さえることができます。プログラミングの練習に関するお話でした。