FXは多くの方が負けている投資であり、負けて嬉しいと感じるトレーダーはいないでしょう。
負けはもちろんですが投資以外にも人間として生活があるため取引をする前、している時にイライラしてしまう方もいませんか。
FXは精神面も重要なため、イライラも対策を考えなければいけません。
ではFXでイライラを対策する方法としてはどうすればいいでしょうか。
目次
FXの取引でイライラしてしまう原因は
イライラが出てしまう原因は以下のものがあるでしょう。
負けが続く
取引をしていく上で最もイライラの原因になるのはやはり負けです。
取引して負ければ損失が出てしまい、資金が減るのを見るのはいい気分ではありません。
1回の負けであればまだ耐えられるでしょうが、何度も続けば増えることなく減り続けるためイライラも募りやすいでしょう。
実際にFX以外でも何かしらの勝負、ゲームで負け続けると心穏やかではいられない方は多いです。
FXの場合は自分の資金がかかっており減って影響が出てしまうため、負けでかかる負担の度合いは大きいでしょう。
中々利益が出ない
FXで取引する目的の多くは資金を運用してお金を稼ぐためと考えている方が多いでしょう。
しかしFXは簡単に稼げる投資ではなく結果を出すまで時間のかかるケースが多いです。
稼げるようになるまでは何度も失敗を繰り返してしまうでしょう。
そして人間というものは何かしら結果が出なければ焦りが生まれてしまうものです。
FXも同じで経験が長く続けて結果が出ないと焦りもあり、イライラしてしまう可能性が高くなります。
「なんでこれだけやっているのに」という感じの怒りか出たら、これが原因と考えてもいいでしょう。
大きく負けが出る
FXは取引ごとに出る利益と損失は変わります。
そのため1回の取引でしばらく生活できる程の利益を出す場合もあれば、入金している資金が全てなくなってしまう場合もあるのです。
資金が全てなくなるとショックを受けたり呆然としてしまう方の方が多いでしょう。
しかし通り越すと資金がなくなってしまった「怒り」が出てイライラに変わる可能性はあります。
損失の出ているポジションを持っている
ポジションは決済するか、ロスカットにならない限りは持ち続けることができます。
マイナスとして損失が出ている状態でも決済しない限りは確定しないのです。
しかしマイナスの出ているポジションを持ち心穏やかになるトレーダーはいないでしょう。
そのままマイナスへ進めば損失は膨れ上がってしまうため、より精神にダメージを与えてきます。
「このままマイナスが大きくなったらどうしよう」と考えれば落ち着かなくなり、イライラを誘発する要因になるでしょう。
特に初心者はまだ損切りができない方も多いため、損切り抱えたことによるイライラは起きやすいといえます。
生活の中で怒りを感じる場面に遭う
多くの方は専業ではなく副業としてFXの取引をしているでしょう。
そうでなくても1日中FXの取引画面を見るようなことはまずなく、人によって生活があります。
生活と一言でいっても様々であり、中には癪に障るような体験も出てくるでしょう。
すぐに思いなおせればいいのですが一度起こったイライラは中々治まらない場合も多いです。
イライラを抱えたままFXの取引へ入ってしまうケースも珍しくはありません。
切羽詰った状況に追い込まれている
FXで取引をしている理由は様々です。
しかし中には「利益を出さないと」と稼がなければいけないと自分自身を追い込んでいる方もいるでしょう。
追い込まれた状況になると少しのことにも敏感になってしまい、取引をしていく上でイライラする可能性が高くなってしまいます。
FXに限らず他の場面でも追い込まれると焦りから敏感に些細なことに反応し、イライラしてしまう時もあるでしょう。
予想通りにならない
FXという投資の世界においてイライラする原因は様々です。
しかし全体を通して考えイライラする大きな原因はやはり「自分の思い通りに行かない」ことでしょう。
FXに限った話ではありませんが、人間の心理として自分の思い通りに行かないと不快な気分にはなりやすいです。
FXの場合はポジションを持ったのに自分の予想とは反対側に相場が動いた時、予想通りに行かないと判断できます。
特に大きく感じられるのはポジションを持った瞬間に真逆の方向へ動いてしまうことです。
FXの為替相場は確実に予想できるものではないため、どれだけ分析し予想をしても反した動きをする可能性はあります。
そのため予想を外してイライラしてしまうのは初心者だけでなく、経験のあるトレーダーにもあり得る話でしょう。
イライラした状態で取引はしないこと
FXは精神面も重要な投資であり、イライラした状態で取引するのは危険です。
イライラによって出てしまう取引への支障は以下のようなものがあります。
適切な取引ができなくなる
最も分かりやすい支障が取引のやり方に出ます。
FXは取引をすれば勝てる投資ではなく相場の流れを見て、タイミングを計り注文をしなければいけません。
適当に取引をしてしまうと予想しづらい場面で入ってしまったり、流れとは逆のポジションを持ちやすくなってしまいます。
イライラしてしまうと怒りによって論理的な考えができなくなってしまい、適切な取引ができなくなってしまうのです。
特に起こってしまいやすいのは負けが続いたり、大きな負けが出たりした時のイライラになります。
負けてしまうと損失が出るため、イライラと同時に「取り返さないと」と失った分を取り戻そうという考えになってしまうでしょう。
マイナスをプラスで補おうと思うあまり無謀な取引をしてしまいやすいのです。
取引画面を見続けてしまう
FXは業者のメンテナンス時間を除けば24時間いつでも取引できる投資となっています。
為替相場も絶えず動いており、時間帯による動きの違いはありますがチャンスは幾らでも出てくるのです。
しかし負けが続くだけでなく長く結果が出ないと「チャートをしっかり見てないから」と思い、イライラから取引画面へ注視しがちになってしまいます。
確かに取引画面を見続ければ普段見ない時の動きも確認しやすくなり、取引のチャンスも増えるでしょう。
その分取引による利益は増やせますが、取引画面を見るのは人間です。
人間である以上、長く同じ画面を見続けると集中力が持ちません。
パソコン、スマホの画面を長く見続けるため視力にも悪い影響が出てしまいます。
健康にも何かしら支障が出てしまい普段の生活に影響が出る可能性もあるのです。
見続けるということはそれだけ1日使える時間の大半をFXに使うことであり、他のことに対しておざなりになってしまいます。
最悪の場合は家族とも疎遠になり取り戻せないレベルで悪い関係になってしまうのもあり得るのです。
何よりFXで取引できる場面は限られており、長時間見続けるのは無駄になることが多いでしょう。
そのため見続けてもメリットどころかデメリットになる可能性が高いといえます。
取引環境がなくなってしまう
イライラによる怒りは時に暴力、破壊行為に繋がります。
まだ細かな物や問題のない物へ向かうだけであればいいでしょう。
イライラによる怒りが取引をしているパソコンやスマホへ向かう可能性もあり得ます。
取引できる機器が壊れればfxで取引するのは不可能です。
取引を続けたい場合は新しくパソコン、スマホを買い換えるしかありません。
買い換えるため費用という形で余計な出費が出てしまいFXに使う資金に影響が出てしまいます。
費用ばかりだけでなくパソコン、スマホは機械なため決して柔な代物ではありません。
そのような頑丈といえる代物に手や足を出せば、自分自身も負傷してしまう可能性は高いでしょう。
下手すればディスプレイを叩き壊した破片が刺さり、今後の人生に影響の出る後遺症を患う可能性もなくはないのです。
一方で取引環境がなくなるため、取引から強制的に離れることができ冷静に振り返れるようにはなりますが。
しかしデメリットの方が大きいためあまり良いメリットとは言えません。
FXでイライラした時の対策
イライラした状態はもちろんのこと、できるだけしないように対策するのもFXの取引では必要なことです。
イライラした時の対策としては以下のようなものがあります。
負けが出る取引を改める
負けが続いてイライラしてしまう原因として本人が負けてしまう取引をしている可能性もあります。
特に初心者は根拠もなく適当に取引をしてしまい負けが重なってしまいがちです。
適切な取引ができなければ負けが続きイライラの募る原因になるため、取引を振り返ってみましょう。
負けが頻繁に続く取引をしている場合は見直して改善するようにしてください。
どう取引していいか分からない場合は今取引するのは不適切といえます。
しっかり取引のやり方に対する知識を身に付けてから再開しましょう。
取引ルールを決める
勝ち続けて利益を出し続けているプロのトレーダーも精神面において完全にイライラを克服しているとはいえません。
それでも取引を続けて安定した利益を出せているのは、精神面に影響が出ないよう明確な取引ルールを決めているからです。
取引ルールを決めることで機械的に取引をしやすくなり、少しの負けで精神面に影響が出るのを抑えられます。
逆に取引ルールが決まっていないと感情的な取引になってしまいやすくなり、結果的にイライラが募りやすくなるのです。
取引ルールを決めるのはFXトレーダーにおいて当たり前となっています。
決めていない方はまず決めるところから始めましょう。
負けてイライラする場合は1日の制限を決めておくといいです。
「3回負けたら今日の取引はやめる」といった具合に決めておけば、無駄に負けて起こるイライラの発生を防げます。
取引画面を見続ける時間が多いと感じたら、明確に「この時間帯に取引する」と限定させておきましょう。
資金は余裕を持ち、生活に支障のないお金で取引する
資金が少ない、もしくは生活に利用する資金を使うと失う恐怖が大きくなり切羽詰った状況になりやすいです。
精神面にかかる負担も大きくなるためイライラしやすくなってしまいます。
取引する時は生活に必要のない過剰資金で相応の金額を用意しましょう。
負けが続いたら一旦取引を辞める
イライラしている状態で取引を続けてもいい結果が出る可能性は低いです。
取引しても意味がないため、負けが続いてイライラしたら一旦取引をやめて相場から離れましょう。
FXは取引回数ではなくどれだけの利益を出せるかが重要です。
相場から離れ取引を辞めても再開した後に利益を出せれば問題ありません。
人にもよりますが、相場から離れればイライラは治まっていき冷静になれるでしょう。
自分はイライラして取引に影響が出ると判断できれば、その時点で取引を辞めましょう。
別のことをしてイライラを解消する
単に相場から離れるだけではイライラも治まりにくいです。
そのため歯慣れた後は何か気を紛らわせるようなことをしましょう。
趣味に没頭したり、やっていないことを済ませる等するのがいいです。
運動するのもいい方法であり、単にイライラを発散させるだけでなく体を動かして脳の働きを活発化させる効果もあります。
一番効果があるのは音楽であり、穏やかな音は人のイライラを落ち着かせる効果があるのです。
現在ではパソコン、スマホで音楽を聴くのは容易なため、FX前に落ち着ける音楽を探しておくといいでしょう。
逆に激しい系の音楽を聴き、ストレスと共にイライラを発散するのもいい方法です。
音楽を聴きながら取引をする
相場から離れた時だけでなく取引をしている間に音楽を流すのも一つの手です。
音楽を流すことで穏やかな気分になれば取引している時にイライラし難くなるでしょう。
しかし音楽を流せばその分パソコン、スマホ共にリソースを使います。
使っているパソコンによっては動作が重くなってしまう恐れがあり、取引に支障が出てしまう可能性もあるため気をつけましょう。
イライラし難い環境を作る
取引と違いイライラは本人の精神面へ直接出る感情です。
取引している間だけでなく普段の生活でも出てしまう場合があります。
普段生活している上でイライラが頻発すればFXで勝てる可能性も低くなってしまうでしょう。
イライラしない環境を作る、これもFXで勝つために必要な方法です。
