FXで連敗してしまう原因とは?負け続けた時に見直すべき5つの事。

FXで取引を行っていれば続けて負ける、連敗を体験した方は珍しくないでしょう。

FXにおける負けは損失が出てしまうことになるため、連敗となればその分損失が出続けて増えてしまうことを指します。

連敗となれば金銭だけでなく精神的なダメージも大きくなってしまうため、対応したいところです。

ではFXで連敗を防ぐ方法と出た時の対応はどうすればいいでしょうか。

FXで連敗は誰にでも起こる

FXで取引する為替相場に絶対はなくどれだけ分析しても予想外の動きをする時はあります。

そのため相場の動きによってはどれだけ分析を重ねたとしても平気で連敗する可能性はあり得るのです。

初心者であればまだ理解できますが、専業として稼いでいるプロのトレーダーですら連敗は珍しくありません。

プロですら連敗するため、FXで取引を続けて勝てるようになっても必ず連敗をする経験は出てくると理解しておきましょう。

連敗してしまう原因は

一言で連敗と称してもトレーダーにより連敗する原因は違います。

連敗のタイプとして考えられるのは以下があるでしょう。

適当に取引する

FXを始めたばかりの初心者が一番陥りやすい連敗のタイプであり、ありがちな負けるパターンです。

為替相場は運次第な部分もあるものの、基本は政治、経済やトレーダーの取引に影響を受けて動きます。

そのため相場の動きを考えずに適当に取引をしていると連敗してしまう可能性は高いです。

最初の負けで冷静が欠ける

誰だって取引をして損失が出るのは嫌なものであり、精神的にダメージを受けてしまいます。

トレーダーによっては損失によって動揺してしまい「取り返さないと」と焦りが生まれ、冷静さを失ってしまうケースもあるでしょう。

それまで問題なく取引ができていたとしても冷静さを失えば適切にできなくなり、負けが続いてしまう可能性は高くなるのです。

適当に取引するのと同じようにFXのトレーダーによくある負けパターンとなっています。

相場に振り回される

チャートを分析して相場の流れを読み対応した取引をする、FXにおける基本的な取引方法です。

しかしどれだけ分析したとしても不意に相場が損失側へ動き、負けてしまう時も出てくるでしょう。

為替相場は今の相場状況だけで動きが決まるものではなく、政治や経済といった外部からの情報で大きく変動するものです。

単にテクニカル分析だけで相場を分かったつもりになっていると、不意の動きにやられてしまいます。

何より不意に動くと意表を疲れて観察しているトレーダー側も焦る可能性が高いため、連敗に繋がりやすいです。

予想がよく外れる

相場の分析をして取引するのは基本ですが、分析はあくまで予想に過ぎません。

予想は確実に当たるものではないため、思惑が外れて反対に動く可能性もあるのです。

連続で予想が外れればそれは連敗へ繋がります。

損切りによる連敗

損失が出るのを負けと表現する場合、損切りによって出る損失が続いても連敗といえます。

取引するにおいて損切りポイントを設置するのは必須ですが、損切りポイントを設置しなければロスカットにならない限り損失が決定されないのは確かです。

相場が動いてやたらと損切りポイントへ触れてしまえばその時点で損失が出てしまうでしょう。

実際に損切り貧乏という言葉があり、損切りが続いてしまったために資金がかなり減ってしまうパターンがあります。

予期せぬ動きで負ける

勝率を100%にできない以上、現在考えられるありとあらゆる情報を基にして取引したとしても負ける時は負けます。

最初だけであればよいのですが続いて連敗してしまう可能性もあるでしょう。

上記と比べればプロ、専業と呼ばれるトレーダーが一番陥る連敗のケースです。

専業に及ばずとも安定して勝てているトレーダーであれば予期せぬ動きが連続して連敗する体験する時は来るでしょう。

連敗を防ぐには

連敗は完全に防げるものではありませんが、出ている原因によっては対策することで防ぐことが可能です。

取引のやり方を勉強する

適当に取引をして連敗するのは当たり前であり、してしまう原因は「取引のやり方が分からない」のが大半です。

知識もなしにFXで取引して勝てるものではないため、適当に取引して連敗を重ねている方は勉強するところから始めましょう。

FXで身に付ける知識は様々ですが、適当に取引をしている方は何よりも取引のやり方を理解することが重要です。

基本的には相場の分析方法から取引に入るタイミングと一連の流れを学びます。

知識を付けただけで勝てるようになる程FXは甘くありませんが、少なくとも「適当に取引する」という原因は取り除けるでしょう。

政治、経済の情報を理解する

相場に振り回されて連敗が続いてしまう場合は相場の分析をテクニカルだけに留めているのが原因と考えられます。

為替相場は政治、経済による情報でも動き、テクニカル分析で予想される相場の流れを軽く変えてしまう程大きいものです。

政治や経済の情報を意識しておかないと発表された時にテクニカル分析で予想した流れとは違った動きをしてしまいます。

テクニカル分析だけでなくファンダメンタル分析も意識しなければいけません。

ファンダメンタル分析で主に意識するのは経済指標となります。

経済指標は毎回スケジュールが決められており、決まった時間帯に発表されるものです。

時間帯は業者や関係するサイトで閲覧できるため一般のトレーダーでも確認できます。

しかし経済指標と一言で称しても重要度は情報により違い、影響の少ない情報は意識しなくてもいいでしょう。

逆に重要度の高い経済指標はテクニカル分析による流れを大きく変える影響力を持っているため、意識しないと痛い目を見ます。

取引している通貨ペアごとに重要とされる経済指標は変わるため、自分が取引している通貨ペアでどの情報が重要か確認しておきましょう。

確認した上で発表される時間帯の前後は注文しないように相場を静観するといいです。

経済指標による動きは大きくなる分多額の利益を短時間で得られるチャンスですが、どのように流れるかはプロのトレーダーですら予想が難しくなっています。

経済指標の動きを狙うと今度は新しい連敗の原因となってしまうでしょう。

狙う場合は動いている時ではなく経済指標が発表されて動きが落ち着いた後にするといいです。

自分の取引を見直す

予想がよく外れて連敗になっている方は取引手法に原因があると考えられます。

どれだけ相場の分析をして流れを予想したとしても本人の取引に問題があれば連敗する可能性は高いです。

相場を分析して適切に取引しているのに連敗する方は一旦取引を止めて、自分の取引に問題がないか確認しましょう。

確認方法としてはそこまでの取引を確認し、どのように取引に入り結果はどうだったかを見てみます。

後で確認できるために予め自分の取引はメモ帳を使うなどして記録しておいた方がいいのです。

根拠の足りない取引をしている、損失になる確率の方が高いと判断できれば取引を見直した方がいいでしょう。

現在の取引で連敗が続くと判断できれば今度は別の取引手法を考えます。

気をつけたいのは連敗が続いたとしても根拠のある場合はすぐ諦めないことです。

たまたま運悪く連敗が続いてしまった可能性もあります。

短期間の取引ですぐ判断すると折角勝てるとされる手法を自分の手で手放してしまうのです。

連敗があったとしてもある程度の期間は続けた方がいいでしょう。

正しく損切りできているか

損切りポイントにやたらと引っかかり連敗してしまう場合は損切りポイントの設定に原因があると考えられます。

損をするのが嫌で短期取引でないにも関わらずやたらと浅いところに設定してしまうと、引っかかる可能性が高くなり待っていればプラスになる取引を潰してしまうのです。

しかし何も考えず深いところに設定しても1回の取引で出る損失が多くなってしまうため、損切りとして適切ではありません。

損切りポイントは取引に応じて適切に場所へ設置するのが基本となります。

基本的に現在の相場において「ここを抜ければ今の相場が終わる」と考えられる場面に設置するのが適切です。

浅く設定するとだましの動きをした時ストップ狩りに合ってしまうため、1や2ではなく5以上は離しておくといいでしょう。

損切りポイントは一度設定すればそのままというルールはないため、トレンド相場の場合は動きに応じて変更すれば損失を防げます。

もちろん取引のやり方に応じて適切な設定場所は変わり、基本的に長期取引になればなる程広く取らなければいけません。

今の取引スタイルはどうか、それに合わせた損切りをしているか考えてみましょう。

損切りを許容できる資金で取引する

損失が出て焦り、冷静さを失ってしまう場合は運用している資金に原因があると考えられます。

FXにおいて取引を続けていれば損失が出るのは当たり前です。

最初の損失で冷静さを欠いてしまうということは、それだけギリギリの範囲による資金で取引しているといえます。

取引する資金を用意する時は少しの損失を許容できる程度の金額を用意しましょう。

少しの損失というのは最初の損失だけでなく連敗も視野に入れた金額を含みます。

資金だけでなく取引量も問題であり、資金に対してギリギリだとそれだけ許容できる範囲も狭くなってしまうのです。

取引する時の枚数は、資金に応じて損失が出ても大丈夫な程度にしましょう。

生活に必要のない過剰資金で取引するのも忘れてはいけません。

生活に関わる資金だとそれだけ損失が出た時のダメージが大きくなり連敗に導く原因となるからです。

FXで連敗した時はどうすべきか

どれだけ対策をしたとしても連敗が出る時は出ます。

連敗が出た時は以下の点を意識しましょう。

一旦相場から離れる

どれだけルール通りの取引をしていたとしても、取引しているのは人間なため連敗が続くとダメージも大きいです。

平常心を保とうとしても取引という形で影響の出る可能性があり、更なる連敗の原因になる可能性があります。

そのため連敗をした場合は一旦落ち着かせるため相場が離れた方がいいでしょう。

単に離れるだけだと引きずってしまう可能性があるため、何か別の行為を行うといいです。

冷静さを取り戻せたと判断できれば再び相場へ戻ってきましょう。

相場と取引の確認

連敗が続くと自分のやり方が悪いのではないかと疑問に思う方も出るでしょう。

予想がよく外れている場合は考えられますが、適切に取引をしている場合でも考えてしまうのは無理もありません。

そのため連敗が続いて疑問が出た場合、本当に自分のやり方が悪いか改めて確認してみましょう。

やり方は先ほど紹介した取引を見直すのと同じ方法です。

一旦振り返って見直すことで本当に問題あれば改善でき、たまたま運が悪ければ間違っていないと自覚できます。

どちらにしても再確認という意味で行うことに損はありません。

取引のやり方を考えてみる

FXは勝率が高ければいいという投資ではありません。

10回のうち9回損失になったとしても、最後の1回で大きく利益を出せてプラスになっていれば勝ったといえるのです。

あまりにも連敗が続き気になる方は勝率ではなく、1回の取引で大きな利益を狙うスタイルを考えてみましょう。

単なるスタイルだけでなく取引するメインの通貨ペアを変える方法もあります。

通貨ペアにより相場の流れは違うため、変えることで取引の効率が変わる可能性もあるからです。

焦って行動に出ない

連敗が続くと自信をなくしてしまい、何かにすがりつきたくなるでしょう。

場合によっては情報商材やセミナーといった高額な費用がかかるのを利用しようと考えるかもしれません。

しかし不安定な精神状態で頼ると粗悪な商品やサービスへ引っかかってしまいやすいです。

問題のない物でも落ち着いていないため十分身に付かない可能性が考えられます。

そのため連敗で焦る時程、何かに頼ろうと動かない方がいいのです。

FXで負けるのは当たり前

100%の勝率がない以上、FXで負けるのは当たり前です。

連敗が出るのはおかしいことではなく、取引を続けていく場合は「連敗があるのも当たり前」と受け止められるようにする必要があるでしょう。

もちろん損失が続けて出ているため簡単に受け止めるのは初心者程難しいです。

慣れるためにはとにかくルールを決めて取引し、経験を積んでいくしかないでしょう。

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