SHR脱毛にSSC脱毛、IPL脱毛など、一見同じように思える脱毛にもさまざまな脱毛理論が存在しています。
これから脱毛を検討している方は何を選べばいいのか迷ってしまいますよね。
「痛くない脱毛がいい。」「できるだけ効率よく終わらせたい。」という方は、SHR脱毛がおすすめです。
SHR脱毛とはどんな脱毛で魅力は何なのか、リスクやデメリットはないのかなど、SHR脱毛を徹底的に解説していきます。
目次
SHR脱毛はどんな脱毛方法なの?
SHR(Super Hair Removable)脱毛は、低温の熱を短い時間内に連続で当てて毛包に働きかける脱毛方法です。
脱毛のアプローチ方法が一般的な脱毛とは大きく異なるため、脱毛のデメリットをカバーした画期的な脱毛方法として、近年特に注目を集めています。
毛のメラニン色素ではなく毛包がターゲット
従来の脱毛は毛のメラニン色素をターゲットとし、毛根部分にある毛乳頭にダメージを加えることで脱毛をしています。
しかしSHR脱毛はバジル部や毛包と呼ばれる部分がターゲット。
バジル部に弱い熱を連射して蓄積させることで、発毛因子がダメージを受けることになります。
そして毛包は毛根部分より皮膚に近い場所にあるため、弱い熱でも十分に作用します。
これによって「痛くないのに効果のある脱毛」を実現しているのです。
SHR脱毛は高い?安い?
SHR脱毛は、全身脱毛で20~30万円ほどが相場で、他の脱毛と比べても高くありません。
むしろ、効率的に脱毛することで1日あたりの施術者数を増やすことができますし、広告よりも口コミで広がった脱毛方法なので、施術料金が安い傾向にあります。
SHR脱毛という最新技術だから高いのでは?と不安になっていた方でも、安心して通うことができますね。
SHR脱毛の魅力
ここからは、SHR脱毛が他の脱毛方法とどう違うのか、その魅力を紹介します。
SHR脱毛は従来の脱毛方法をカバーできると言われていますが、どんな点なのでしょうか。
毛周期にかかわらず脱毛できる
IPL脱毛と呼ばれる一般的な脱毛では、2~3ヶ月に1度の間隔で通うことを推奨されますが、これは毛周期にあわせることで脱毛効果を高めることが大きな理由です。
2~3ヶ月に1度でも通い続けることで脱毛できるのですが、このペースだと1年で4~6回しか通うことができず、脱毛完了までにかなり回数を重ねなくてはなりません。
特に光脱毛は照射パワーが低いため、脱毛箇所によっては12~18回ほど必要なこともあり、トータルでは3~4年もの年月が経ってしまうことに。
SHR脱毛は毛周期にかかわらず脱毛できるため、2週間~1ヶ月ほどの間隔で通うことができます。
これなら脱毛完了までの期間が圧倒的に短くなり、半年~1年ほどで完了することも可能です。
毛周期とは?
毛には「休止期」「成長前期」「成長後期」「退行期」と4つの時期があり、一般的な光脱毛やレーザー脱毛は主に「成長後期」に効き目があるとされています。
退行期や成長後期ではメラニンが少ないため、光やレーザーに反応しにくいからです。
しかし、SHR脱毛は休止期を除く3つの時期の毛に効果が期待できます。
単純に考えると、毛の1/4にしか効き目がなかったのを3/4にまでアップさせるので、効率のいい脱毛が叶うことになるわけです。
1回あたりの脱毛が早く終わる
SHR脱毛は短い時間で連続して照射することができ、そのスピードが速いのも大きなメリットです。
10秒間で約1,000本の毛を処理できると言われており、従来の脱毛に比べて最短で1/6程度の時間で脱毛が完了します。
全身脱毛のように何時間も拘束される脱毛ではスケジュールをあわせるのが難しいという方でも、SHR脱毛であれば大幅に短縮できるようになります。
痛みや肌ダメージが少ない
通常の脱毛では60~80度ほどの熱を当てることで毛根を破壊していきます。
それなりに高い温度なので、脱毛箇所や肌状態によっては痛みを感じることもあります。
肌へのダメージも強いため、肌荒れや毛嚢炎などの肌トラブルを引き起こすこともあるのです。
SHR脱毛では45~50度ほどの低温の熱を加えるため、ほとんど痛みがありません。
非常に痛いと言われるVIOラインでさえ無痛という方もいるくらいです。
SHR脱毛は低エネルギーによる脱毛なので、肌への負担が少ないのが魅力。
脱毛では一般的によく見られる症状である肌の赤みさえもでないことがあります。
産毛にも効果がある
従来の脱毛方法には、産毛や細い毛への効果が低いという大きなデメリットがありました。
毛のメラニンに光を当てることで脱毛する方法なので、色素が薄い産毛には反応しにくくなるからです。
つまり、背中や二の腕のように産毛が多い箇所の脱毛は難しいということ。
人によっては何回通っても脱毛効果を感じられず、ムダに回数だけ重ねてしまうこともあります。
SHR脱毛はメラニン色素ではなく毛包がターゲットなので、産毛や細い毛でも効果があります。
背中や二の腕など産毛が多い場所は、結婚式のような大事なイベントに向けて脱毛したい人もいるため、これは非常に助かります。
肌状態は関係なく脱毛できる
通常、日焼けしている方や、シミやほくろ、色素沈着がひどい方は、脱毛を断られるか、その部分を避けて脱毛することが多くあります。
日焼けのようにメラニン色素が多い肌は光が吸収され、痛みや肌トラブルになりやすいからです。
SHR脱毛はそもそも毛のメラニンに働きかける方法ではありませんので、日焼けしている人やシミ、ほくろがある方でも脱毛できます。
他の脱毛方法では脱毛を断られてしまった方でも、SHR脱毛なら脱毛してもらえますし、効果も期待できるのです。
SHR脱毛の不安な点
魅力が多いSHR脱毛にはデメリットやリスクはないのでしょうか。
安心して脱毛するためには不安な点までクリアにしておきたいですね。
長期の脱毛効果を確認できていない
SHR脱毛は開発されてまだ年数が経っていない新しい脱毛方法です。
そのため、脱毛して20年や30年後にどうなっているのかの検証結果がまだありません。
理論上は通常の脱毛と同じような効果が見込めると言われていますが、実際にどうかは未知数です。
店舗数が少ない
近年急速に店舗数が増えているSHR脱毛を扱っているサロンですが、それでもまだIPL脱毛が主流です。
地域によっては通える店舗がないということも考えられます。
脱毛は複数回通うため、通いやすいことも大切なので、遠方のサロンに通うのはなかなか大変です。
将来的に予約が取りにくくなる可能性
痛みや肌トラブルが少ないうえに短期間で脱毛できるSHR脱毛は、今後の脱毛業界では増えていくと見られています。
今はまだ予約が取れますが、今後人気がでてしまうと予約が取にくくなる可能性もあるでしょう。
脱毛効果を感じるまでに時間がかかる
一般的な脱毛では、施術後1~3週間すると、毛がするっと抜け落ちた感覚を持つことが多いです。
これによって脱毛効果を実感でき、安心感にもつながります。
ただし、あくまでも全体の20~30%ほどにあたる成長後期の毛が抜け落ちたということです。
一方、SHR脱毛は通常の脱毛に比べて抜け落ちるまでに時間が必要なので、人によっては全く効果がないと勘違いしてしまうことがあります。
しかし、3週間~1ヶ月ほどすれば効果を実感できることが多いですし、成長後期以外の毛にも効果があり、新しい毛を生やさないため、結局は早く終わります。
SHR脱毛が向いている人、向いていない人
SHR脱毛はリスクやデメリットが少なく、むしろ多数の魅力がある脱毛方法として人気が上がってきていますが、向いている人ばかりではありません。
SHR脱毛が向いている人、向いていない人の特徴を挙げますので、ご自身の価値観や特性にあわせて選ぶようにしましょう。
(SHR脱毛が向いている人)
- 効率よく脱毛したい人
- 痛みが怖い人
- 産毛や細い毛も脱毛したい人
- 安全面を重視したい人
- 他の脱毛で断られてしまった人
(SHR脱毛が向いていない人)
- 脱毛後に早く効果を実感したい人
- 長期的な実績がある脱毛をしたい人
- 間近のイベントに間に合わせたい人
SHR脱毛を受けられるサロン、クリニック
現在、SHR脱毛が受けられるサロンやクリニックはいくつかありますが、以下の人気店なら全国に店舗があるため、地方の方でも比較的通いやすいと言えるでしょう。
シミやほくろが多いなど事情がある方は、都市部まで足を伸ばしても通う価値はあります。
- ストラッシュ
- ラココ
- コロリー
- レジーナクリニック
- 聖心美容外科クリニック
どうしても近場にSHR脱毛を受けられるサロンやクリニックがない場合でも、一般的な肌や毛質の方であればIPL脱毛でも問題なく脱毛できますので、脱毛自体を諦める必要はありません。
最後に
いかがでしたか?今回はSHR脱毛について紹介しました。
SHR脱毛は、従来の脱毛で見られたリスクやデメリットをカバーできる画期的な方法として、注目度が高い脱毛方法です。
人気が上昇して予約を取りにくくなる前に、一度試してみるのもいいのではないでしょうか。