FXで負けないための取引とは?初心者必見の6つのポイント。

誰であろうとFXで取引をして損失が出るのは気分的によくありません。

そのためこれから始める、今取引をしている問わずトレーダーの中には負けないように取引したいと考える方はいるでしょう。

ではFXで負けない取引をするためにはどうすればいいでしょうか。

FXにおいて負けない取引は存在しない

結論から書きますが、FXにおいて絶対負けない取引のやり方というのは存在しません。

FXには様々な取引手法はあるものの、取引の相手となるのは為替相場です。

為替相場は国内だけでなく海外からの情報でも動くため、読み取るのは難しくなっています。

何よりどれだけ相場を分析したとしても結局は「予想」止まりであり、時には不意な情報で変動することもあるため流れを読み取ることは不可能です。

それこそ預言者や超能力者といった非現実的な考えをしなければ不可能なレベルの話になります。

そのため現在勝てている専業のトレーダーも勝てる手法を持っていますが、負けない手法はありません。

外側から見ると勝てているように見えますが、彼らも全て順調ではなく相場の流れに振り回され負ける時もあるのです。

FXの世界で稼げているのは一握りで大半、9割程度のトレーダーは全員負けているというデータがあります。

もし負けない手法があればこれだけ負けているトレーダーが多いのはおかしいという話にもなるのです。

FXにおいて唯一負けない方法は取引しないこと

負けない取引はありませんがFXにおいて絶対に負けない方法が一つだけあります。

それは相場で一切取引をしないことです。

取引をしてポジションを持たなければ利益は出ませんが損失も絶対に出ません。

もちろん利益が出ないため勝つことはできず「負けない」だけの話となります。

見方を変えれば取引をしてポジションを持てば必ず負ける可能性は出てくるのです。

そのためFXで取引をするトレーダーは負ける可能性も視野に入れてしていかなければいけません。

あり得ないから分かる「負けない」という言葉の嘘

ネット上を始めとした公開されている手法の中には「絶対に負けない」「必ず勝てる」と書かれているものもあります。

絶対に負けないのはあり得ないと分かれば、これらの情報が嘘と分かるでしょう。

負けないと謳っている情報が公開されているのには主に2つの理由が考えれます。

一つは最も多いパターンであり、負けないと謳って金儲けをするためです。

負けないと謳っている情報の大半は情報商材を始めとした、何かしらの媒体で公開する形式になっています。

もちろん負けないのはあり得ず、むしろ手法としてもお金を支払う価値のない情報というケースも多いです。

早い話が詐欺行為であり、負けないという言葉で客を釣ってお金を騙し取ろうとします。

FXに限った話ではありませんが情報商材は大半が詐欺であり、多くが魅力的な言葉を掲載して客、獲物を誘うものです。

実際詐欺師も言葉巧みに相手を騙そうとするものでありネットの世界でも変わりません。

もちろん全て詐欺ではなく中には使える情報もありますが、正直大金出すほどの価値があるのはないと考えていいでしょう。

お金を出して勉強するのであれば本屋に行って書籍を買った方が安い上に有意義です。

詐欺商材を売りつけている方は大半が取引画面や結果を掲載して信頼性があると見せかけていますが、今では数字を細工して多いように見せるのも難しくありません。

中には加工こそしていないがデモトレードの画面を見せているケースもあります。

どちらにしても嘘の情報で誤魔化しているのは変わりません。

もう一つは本人が本当に「負けない手法」と思い込んでいるパターンになります。

FXの為替相場は運次第の部分もあるため、短期間であれば損失が出ず連続で勝つ可能性もあり得るでしょう。

しかし勝率が100%でない以上、取引を続けていけば確実に負ける時は来ます。

悪意なしに公開している方は「負ける時」が来てないだけなのです。

中には先ほどの詐欺行為に加えて「自分は勝てたけど、今はもう通用しない」という手法を公開しているケースもあります。

どちらにしても情報として価値がないのは変わりません。

中には本当に負けておらず情報を掲載している方もいます。

しかしそのような方は多くいるトレーダーの中でも本当に限られたかなり強運と才能がある方であり、そうでない一般トレーダーが参考にできるものではありません。

そのため結局は情報として信頼はできないのです。

負けないためにどう取引すればいいか

しかし専業トレーダーという方がいるようにFXで稼げている方がいるのは事実です。

彼らは負けている時こそあるものの、その負けをできるだけ抑えて多額の利益を得られるように取引しているのです。

そのため「絶対負けない」はないものの「総合すると負けない」ような取引をするのは可能といえます。

負けたくないトレーダーはありもしない絶対負けない手法ではなく、最終的に負けない取引を考えていく必要があるのです。

負けないための取引は以下の点を抑えましょう。

まずは知識がなければ始まらない

FXで負けない取引をするにはまず知識が必要です。

知識がなければどのように取引すればいいかが分からず、適当な取引になってしまいます。

一言で知識と書きましたが注文のやり方や通貨ペアごとの特徴、チャートの見方とテクニカル指標等、取引画面で使うのに必要な情報です。

チャートの見方が分からなければ分析もできず、通貨ペアの特徴が分からなければ不意の動きで大きな損失を出してしまいます。

取引スタイルにより必ず覚えるべき知識は変わりますが、少なくとも最低限覚えなければいけないものは頭に入れておきましょう。

「どう取引していいか分からない」と感じたら知識が不足している証拠です。

何故分からないのかを自分の中で整理して、必要と思う情報を探しましょう。

チャートを見て値動きに慣れる

しかし知識があったところで実際の相場がどう動くか分からなければ適切な取引はできません。

何より相場の状況に応じてパターンは変わるため、知識だけだとどう取引していいか分からない時も出てくるのです。

そのため負けない取引をしたい場合はチャートを見て相場の値動きを観察する必要もあります。

取引をする必要はなく相場を見ていれば値動きに目が慣れて、法則を体感できるでしょう。

何より相場を見ることで取引に参加するトレーダー達の「心理」も分かります。

為替相場はトレーダーの取引により動くため、心理がある程度分かればどう動くか予想しやすくなるからです。

もちろん見るだけでなく「ここはどうしてこう動いたのか」という分析もしましょう。

取引ルールとスタイルを決めよう

FXの取引においてルールを決めるのは必須でしょう。

ルールを決めないと適当な取引になってしまい、負ける取引になってしまうからです。

ルールと書きましたが、どのような内容にするかはトレーダー次第になります。

取引する相場と時間帯、取引量と損切り、許容する金額等決めていきましょう。

ルールは他人に言われたからではなく自分の意思で決めるのが重要です。

FXの為替相場は自分で取引していく世界なため、自分で判断できないトレーダーが勝つのは難しいでしょう。

ルールと同時に自分の取引スタイルも決めましょう。

スキャルピングやデイトレード、スイングトレードと短期取引から長期取引とFXの取引スタイルは様々です。

複数利用する方法もありますが、併用しようとすると取引が混乱しやすくなり適切な取引ができなくなります。

取引スタイルを決めることで自分はどう取引していくかが判断しやすくなるのです。

スタイルは永遠に同じでなければいけない決まりはありません。

合わないと感じたら別の取引スタイルを試し、最適と思うタイプを探してみましょう。

取引の記録を取る

残念ながら最初から負けないような取引をするのは難しいでしょう。

まだ知識、経験共に不足しているとどう取引していいか判断し難いからです。

そのため取引ごとの記録を取りましょう。

記録を取れば「ここはどう取引して何故勝った、負けたのか」を振り返って分析できます。

一応FXの業者にも注文履歴として残りますが分析においては不十分です。

勝ち負けの分析ができれば今後の取引を改善していけます。

逆に取引記録を取らず分析をしないと、負けていたとしても何故負けたのか分からないまま同じ失敗を繰り返してしまうでしょう。

負けを受け入れる

負けないための取引として最も重要なのは負けを認めることです。

絶対負けない手法がない以上、取引を続けていけば確実に損失の出る場面は出てきます。

損失が出ると資金が減ってしまうため、気分的にはあまりよくありません。

しかし負けたのを引きずると今後の取引に影響が出てしまいます。

負けて適切な取引ができなくなって大きく負けてしまうというのは負けトレーダーによくあるパターンです。

大きな負けをしてしまうのは問題ですが、損切りが出た場合は「仕方がない」と思える必要があります。

すぐに負けへ慣れるのは難しいでしょうが、慣れて何てことない状態になれば勝てる一歩を踏み出したといえるでしょう。

負けが続いたら取引をやめる

負けを認めたとして何度も負けていれば気が滅入ってくるでしょう。

適切に取引をしていても負けが続く場合は今取引してはいけない相場になっている可能性も考えられます。

トレーダー本人の精神的なダメージにもなるため、負けが続いたら一旦取引から離れるといいでしょう。

回数はトレーダー次第ですが「うーん」と首を傾げるような状態になったら危険信号ともいえます。

一筋縄では行かない負けない取引

負けないように取引するには知識と経験が多く必要になってきます。

そのためすぐに負けない取引をするのは不可能でしょう。

専業トレーダー達も昔は負けて現在の勝ちがあるのです。

今は負けていても諦めず一歩ずつ、負けない取引を自分なりに構築していきましょう。

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