【ネギ】と【ニラ】の意味と違い、使い分けや使い方

「ネギ」は漢字では「葱」と書きます。

原産地は、中国西部・中央アジアで、日本でも食用に栽培されています。

緑色のネギは、緑黄色野菜に分類され、白いネギは淡黄色野菜に分類されます。

英語では「green onions」(グリーンオニオンズ)と言います。

「ニラ」は漢字では「韮」と書きます。

原産地は、中国北部からモンゴル、シベリアで、日本でも食用に栽培されています。

緑黄色野菜に分類されます。

英語では「garlic chives」(ガーリックチャイブズ)と言います。

旬の時期と関東と関西での違い

「ネギ」は、関東は白ねぎ、関西は青ネギと言われているように、
関東では白い部分を長くしたものを好み、関西では青い葉の部分を好んで食べる文化があります。

「ネギ」は、基本的には通年市場に流通していますが、最もネギが甘く美味しく成るのは晩秋から春先で、その頃が旬の時期です。

「ニラ」は、基本的には通年市場に流通していますが、最もニラが美味しく成るのは春の初めです。

また、ニラは暑さにとても強く、栄養面でも非常に優れているので、真夏でも収穫できる大切な葉野菜です。

地域での食べ方に大きな違いはないようです。

「ネギ」と「ニラ」の種類

「ネギ」には種類があります。

例えば、下仁田ネギ、根深ネギ、曲がりネギ、赤ひげねぎ、赤ネギ
九条ネギ、こねぎ、ワケギ、あさつき、やぐらねぎなどです。

「ニラ」には種類があります。

例えば、葉ニラ、黄ニラ、花ニラなどです。

ニラは、日本でも「古事記」や「万葉集」にも出てくるほど古くから知られていた野菜の一つです。

出荷量ランキング

統計データを出荷重量で集計するとき、ネギの生産量は圧倒的に関東が多く、千葉県、埼玉県、茨城県の順となっています。

また、日本はネギの生産量世界ランクでは2位となっています。

1位はメキシコです。

統計データを出荷重量で集計するとき、ニラの生産量は4割超を1位の高知県と2位の栃木県が占め、次いで茨城県、群馬県、宮崎県、福島県、北海道が続いています。

高知県のご当地グルメには、ニラ塩焼きそばがあります。

また、日本はニラの生産量世界ランクでは4位となっています。

1位は中国です。

「ネギ」と「ニラ」の選び方

白ネギを選ぶ際には、白い部分が締まっていて弾力があり、重みを感じるものを選びます。

柔らかいものや軽い物はスカスカしていたり古く乾いている事があります。

また、白ネギは基本的に白くした部分を食べますので、白い部分が長い方が食べる部分が多いという事です。

青ネギを選ぶ場合は、葉先までピンととがって鮮やかなグリーンの物を選びます。

色は濃い方が栄養価が高いと言われています。

ニラを選ぶ際には、葉の色の緑が濃く、つやがあるものを選びます。

手で束の根もとを持ったときに、張りがあって大きく曲がらないものを選びます。

先がだれるようなものは避けます。

葉の色の緑が薄くなって黄みを帯びているのは鮮度が落ちている証拠です。

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