【おかゆ】と【雑炊】と【おじや】と【リゾット】の意味と使い方・由来や例文

どれもご飯を柔らかく煮た料理ですが、それぞれ違い、特徴があります。

「おかゆ」は米を柔らかく煮て、味の付いていないもの、「雑炊」、「おじや」は味がついているもの、「リゾット」は、洋風の味付けの物、イメージとしては、こういった区別になると思います。

家庭で作る場合、お店で食べる場合と食べる機会は色々ありますが、おおまかにはこのような区別になります。

「おかゆ」の意味

「おかゆ」は、穀物を多めの水で柔らかく煮たものです。

豆やいも類をこのように煮たものも「おかゆ」ですが、一般的に「おかゆ」と言われて思い浮かぶのは、米を煮たお粥だと思います。

生米から煮たもの、炊飯したご飯を煮たものも、どちらも調理法が違うだけで、「おかゆ」と呼ばれる料理です。

米と水の対比から、「10分かゆ」「7分かゆ」と呼ばれることもあります。

「雑炊」の意味

雑炊は、味のついた汁でご飯を煮て味付けのされた料理で、野菜や肉などの具材が入ることもあります。

鍋のしめとして食べることの多い雑炊ですが、ご飯を一度水で洗い、粘り気を取ってから汁に入れ、調理したものが「雑炊」と呼ばれる料理です。

鍋の残り汁だけでなく、家庭では味噌汁や煮汁野残りなど、様々な汁で作られる料理です。

「おじや」の意味

雑炊と同じ意味で使われることの多い「おじや」ですが、雑炊とおじやの厳密な境界線はないようで、ほぼ同義語として使われています。

調理法で、ご飯を一度洗ったものが雑炊、洗わずそのまま使用したものをおじやと区別することもあります。

ご飯を洗わずに煮ると、仕上がりに粘り気があり、ご飯を洗ってさらりとした雑炊と、仕上がり具合で区別しているようです。

また、味付けで区別している場合もあり、味噌、醤油など色のついているものはおじや、塩やだしなど、色の薄いものは雑炊と呼ぶこともあるようです。

「リゾット」の意味

「リゾット」は、他の料理と同じく米を柔らかく煮た料理ですが、牛乳やチーズやコンソメを使い、洋風の仕上がりとなっています。

イタリアで生まれた料理で、生米を使用し、オイルで米を炒めてからスープで煮る調理法です。

具材として野菜、きのこ、ソーセージなどを入れることもあります。

家庭で作るときには、炊いたご飯から作ることもあります。

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