清潔と衛生は、同じ意味と思ってしまいがちです。
しかし清潔と衛生には、意味が違います。
清潔は、「汚いところがなく、見た目や性格がキレイで、人に好印象を与える様子」です。
清潔だと、人・環境・物に対して使う事が出来る言葉になります。
衛生は、「清潔な状態を保つ」です。
清潔と衛生の意味を比較すると、意味が違う事が分かります。
「清潔」の意味
清潔とは、汚れがない事や人柄や行いが清らかで、嘘やごまかしなどがないという意味です。
環境や物だけではなく、人柄にやましい事のない真面目で清廉な人に対しても使います。
清潔の「清い」は、きれい・けがれなのない・利得や欲望などの世間の欲から離れているという意味です。
清潔の「潔」は、いさぎよいという意味になります。
「衛生」の意味
衛生とは、健康の維持と向上を図るとともに、病気の予防と治療につとめるという意味です。
環境に清潔さを保ち、伝染病が発生したり広がらないようにしたりします。
衛生な状態を保つ事で、人が病気にならないように防いでくれるのです。
衛生の「衛」とは、まわりにいて防ぎまもるという意味になります。
衛生の「生」は、生きている事・生命・生活という意味です。
「清潔」と「衛生」の用法や用例
清潔と衛生の用法や用例を紹介します。
清潔を使って例文にすると、「彼は、清潔な人です」です。
彼は、真面目で清廉な人である事がこの文章で分かります。
衛生を使って例文にすると、「私の学校では、生徒のために衛生管理がしっかりしています」です。
学校では生徒が病気にならないように衛生管理がしっかりしているという事が、この文章で分かります。
清潔と衛生の違いを正しく知っておこう
清潔と衛生という言葉は、どちらも同じ意味と思ってしまいがちです。
しかし清潔と衛生の意味は、違います。
清潔の場合は、汚れがないだけではなく、真面目で清廉な人柄という意味でも使います。
それに対して衛生は、人が病気にならないように清潔な状態を保つ事です。
清潔と衛生の使い方を間違えると、違う意味になってしまiいます。
清潔と衛生の違いを正しく知っておきましょう。