【スパゲッティ】と【パスタ】の意味と使い方・由来や例文

スパゲッティは「主に1.6ミリメートル程度の棒状の細長いイタリア風の麺類」のこと。

日本で一般的に言われるパスタとはこのスパゲッティを指すことが多い。

パスタは「イタリア風の麺類全般」のこと。

小麦粉を練って作った「麺」類であるが、「麺」が指す細長い棒状のこととは限らない。

平麺(フェットチーネ)のものや貝殻状(シェルパスタ)、蝶状(ファルファッレ)のようなものもある。

スパゲッティとはパスタの一種の棒状の細長い麺で、1.6~1.8ミリメートルの太さのもの

スパゲッティは太さ(直径)により、呼び方が異なり、細い順から、1ミリメートル未満のカッペリーニ(髪の毛の意)、フェデリーニ、スパゲッティーニ、スパゲッティ、スパゲットーニと太くなる。

スパゲッティーニからスパゲットーニまでをまとめてスパゲッティと呼ぶ場合もある。

いずれも、断面は円形で、一般的に細いものは、あっさりしたソースに合うと言われる。

パスタとは小麦粉を練って棒状や板状に成型した広い意味での麺類のこと

イタリア料理の技法で小麦粉を練って、何らかの形にこねたら、それがパスタである。

イタリアの地方ごとに特色があり、細かく分類すると600種類以上あると言われている。

大きく分けるとスパゲッティに代表されるロングパスタやマカロニに代表されるショートパスタがある。

形状については、棒状、板状、ネジ状、貝殻状と多種多様で、原料についても小麦粉に卵を加えたフェットチーネやそば粉を加えたピッツォケリなどがある。

スパゲッティとパスタの使い分け方

日本ではパスタ=スパゲッティの認識なので、スパゲッティを食べたい時は「パスタを食べに行こう」と言えば、たいてい通じるもの。

イタリア料理店でもよほど本格的なところやこだわりのあるところ以外はたいていOK。

昔の日本では、パスタという呼ばれ方は一般的ではなく、スパゲッティはスパゲッティのことを指していた。

1980年代後半のバブル期にイタリア料理店が増えてきて、パスタという言い方が一般的になってきた。

スパゲッティはあくまでパスタの一種に過ぎない

スパゲッティはあくまでパスタの一種に過ぎない。

日本の麺類事情で置き換えると、スパゲッティは「うどん」、パスタは「麺類」というところ。

麺類には、うどん以外に、そば、そうめん、きしめん、ラーメンなどなどを含む意味がある。

一方のうどんにはうどんの意味しかない。

つまりパスタは総称、スパゲッティは個称ということになる。

繰り返しになるがスパゲッティはパスタの一種に過ぎない。

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