プログラミング初心者が読むべき入門書の選び方をご紹介!

プログラミングと一言で言ってもプログラム言語も多くあり、サーバーサイド・クライアントサイドなど、とても広い分野です。

そのため、「どこから始めたらいいのか分からない」と迷ってしまう方もいると思います。

今回はIT経験が全然ないけれど興味がある。そんな方々に現役SEである私からプログラミング入門におすすめの本の選び方をご紹介したいと思います。

プログラミング入門の前に、IT入門

「プログラミングしたいからおすすめの本を教えてくれ! という方には申し訳ないのですが、プログラミングを始めるにもある程度のITの知識がないといけません。

というのも、プログラミング入門書と謳っている書籍はあくまでも"プログラミング"入門であり、ITの基礎知識はある前提で説明・解説しております。

もちろん全部が全部そのような本ではないかもしれませんが、少なくとも私が購読したものはそうでした。

導入の時に少しお話した、「サーバーサイド・クライアントサイドが分からない! 」という方や、「データベースって何?」と思われる方にはご参考してもらい、ぜひともITに入門をしてください!

基本情報技術者試験の参考書

『基本情報技術者試験』って何?という方に簡単に説明するのであれば、ITの原付免許みたいなものです。

ITエンジニアの方が最初に取ると言っても過言ではない資格なのです。

ITエンジニアに転職したいわけじゃないと思っても、ちょっと待ってください! ITエンジニアが最初に取る資格ということは、ITの基礎が詰まっているということなのです。

つまり基本技術者試験の参考書は、ITの基礎を学ぶことにピッタリなのです。

しかし、基本技術者試験の参考書といっても有名な試験ということもあり、数多くの書籍が出版されています。その中で私がおすすめしたいのはこちらです。

【栢木先生の基本情報技術者教室】

一般的な資格の参考書は、堅苦しい文字が延々と書かれ、学習しようにも集中力が続かないものが多いですが、こちらの書籍はイラストでの説明も多く、イメージが掴みやすいです。

中には堅苦しく書かれていた方が良いという方もいるので、絶対にコレというものではありませんが、イラストが多いものを選んだ方が飽きずに学習に取り組めると思います。

また、基本情報技術者試験の出題範囲は広いので、1から10まで学習しなくても大丈夫です。

意識して学習して欲しいのは

  • 情報の基礎理論
  • プログラミング
  • サーバー・クライアント
  • データベース

です。

上記以外は、暇なときに流し読み程度で良いと思います。参考書は分からない単語が出てきたときに、索引から調べる辞書的な使い方ができるので、手の届くところに置いておきたいですね。

※注意して欲しいことが、「過去問集はダメ!」ということです。

名前の通り過去問集は過去の問題を解説したり、出題傾向についての記載となっております。こちらは資格の勉強をする時まで取って置きましょう。

自分に合った言語を選ぶ

さて、ITの基礎を固めた所で、プログラミング学習のスタート地点に立ちました。

プログラミング学習で最初に悩むのが、どのプログラム言語で学習するかということです。

すでにやりたい言語があるならその言語で学習すれば良いのですが、そこが固まっていない場合、どのようにプログラム言語を選べば良いのでしょうか?

それは「作りたいものを先に考える」です。

プログラム言語にも、それぞれ得意不得意があります。

販売サイトのようなWebサービスの開発が得意な言語や、AIの開発が得意な言語だったり。

なので、まずは自分が作りたい(開発したい)ものを先に考えて、それを得意とする言語を探したほうが良いです。

学習でも、自分が楽しい方が良いですよね! 自分が作りたいものを目標にすれば、どうしようああしようと考えることが楽しくなってきます。

これが自分があまり興味のないものだったら、集中力も続かないし、おそらく途中で学習を止めてしまうでしょう。

その次に言語を決めます。WebサービスならJava、AIの開発ならPython、ロボットならCといった風に、自分が作りたいものに合わせて決めましょう。

各言語の詳細を……といきたいところですが、それは長くなりそうなので、別の機会にご紹介できればと思います。>気になる方は「プログラミング言語 種類」で検索すれば、参考になるページが沢山あると思います。自分に合った言語を見つけてみてください!

どのような参考書を選ぶ?

言語が決まったら、次にどのような参考書を選べば良いのか考えていきます。通販サイトなどで「(自分の選んだ言語) 入門」と検索し、評価が高いものを選べば間違ありません。

が、私がおすすめしたい選び方は、最初に決めた自分の作りたいものが作れる参考書です。

分かりやすく、私を例にして説明します。

私はAmazonのように、「ログインができて、商品を検索したりカートに入れたりするWebサービス」が作りたいと思っていました。

言語はC#を選び、参考書はプログラミング言語を学習しながら、実際にそのようなWebサービスを作成する参考書を選択しました。

【はじめてのASP.NET Webフォームアプリ開発 C#対応版】

こうすることで、学習を進めていくにつれて、自分の作りたいものが形になっていくことが楽しく、「もっと学習したい!」と意欲的に取り組むことができました。

これが自分の興味のないものだったら、こうはいかなかったでしょう。

プログラミング学習に限らず、学習に一番必要なのは集中力や学習時間ではなく楽しめるかどうかだと私は思っております。

なので、自分の作りたいものに合った、またはそれに近いことを実現できる参考書を選んでください。

まとめ

いかがだったでしょうか。何事も最初というのは一番躊躇してしまうと思います。何から学習していけば良いのかと悩んでいる人たちの初めの一歩に、協力できたらいいなと思っています。

IT業界は今後もなくなることはないでしょう。むしろ、どんどん拡大していきます。そんな時代の中で、プログラミング学習をすることは決して無駄ではないと思っています。

プログラミング学習は「やりたいんだ」という気持ちがとても大切です。なので、それに合った参考書を買うのが一番です。

買うときには、しっかり参考書のレビューや評価を見て、本当にやりたいことなのかしっかり考えましょう。BOOK・OFFなど古本屋を覗いて、実際に気になる参考書を手に取り、自分に合っているのか見極めるのも良いと思います。

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