レバレッジ5倍の特徴。損益のバランスのいい5倍の有効的な取引方法。

専業として大きく稼ぎたいと考えれば話は別ですが、適度に利益を出したい場合にレバレッジ5倍はいいバランスの倍率です。

もちろんリターンが大きくなればリスクも増えてしまうため、単に「バランスがいい」だけで選ばず特徴も考えて選ばなければいけません。

ではレバレッジ5倍での取引にはどのような特徴があり、どう取引すればいいでしょうか。

レバレッジ5倍の取引について

バランスがいいと書きましたが、実際レバレッジ5倍はどのようになっているでしょうか。

必要証拠金について

5倍となればレバレッジを利用しない時に比べ、大分必要証拠金も少なくなっています。

ドル円はレバレッジなしで証拠金が100万円、ユーロ円は125万程度です。

5倍をかければドル円は20万、ユーロ円は25万程度まで減ります。

多くの通貨ペアが20、30万以下まで下がるため十分な資金を用意できないトレーダーでも取引できるチャンスが出てくるでしょう。

十分な資金を用意できるトレーダーでも、数百万用意すれば取引量は10枚以上にできます。

資金があれば専業を狙える範囲

5倍は単純に考えれば1倍の5倍以上の取引量で取引できるようになります。

1倍で100円の動きで利益を狙っていたのが、5倍だと500円の動きで狙えるのです。

100円を例に出しましたが数字が大きくなれば影響も大きく変わってきます。

200円で取引できれば1000円、300円で取引できれば1500円と1pipsが1000円単位のレベルです。

基本的にFXの相場は1日でそこまで動きませんが、損失も含め平均で20程度であれば狙える範囲となっています。

1000円であれば2万、1500円であれば3万の利益となるでしょう。

一ヶ月20日で取るとなれば40万、60万とトレーダーによっては仕事で得られる以上の収入を手に入れられます。

60万程度になれば専業のFXトレーダーとして考えてもいいレベルです。

仮に1500円となればドル円では300万程度が必要になるため簡単ではありませんが、資金運用して問題なく溜めていけば数年で達成できる金額でしょう。

しかし本当に300万だとロスカットの危険性が高くなるため、より多くの資金を用意してから取引する必要はあります。

リスクは意識するのが前提の倍率

レバレッジは倍率をかけることで証拠金が減り取引量が増える分、リスクも比例して大きくなってしまうシステムです。

5倍となれば専業を狙える金額を目指せる一方で損失が増える危険性も高まります。

300万程度で60万狙える一方、60万どころか100万以上の損失が出る可能性も考えられるでしょう。

高レバレッジに比べれば資金が一気にゼロとなるリスクはありませんが、半分になってしまうケースは考えられます。

5倍ともなればロスカットの危険性も現実的に見える範囲であり、損切りできなければロスカットされる可能性も高いです。

最もロスカットが発生するのは取引のやり方を間違えた証拠にもなるでしょう。

5倍で取引するとなればロスカットされないような取引をしなければいけません。

借金のリスクはショックにより発生する

リスクが高くなれば借金の発生する不安が出てくるでしょう。

5倍となれば損失のリスクは高くなりますが、普段の値動きで借金が発生する可能性はほとんどありません。

必要な証拠金は少なくなっていますが、取引量を増やすには十分な資金が必要です。

取引量とそれによって動く金額に比べ資金は多くなるため、ロスカットを突き抜け必要以上の損失は出てもゼロ、マイナスになる可能性は低くなっています。

しかし発生の可能性はほとんどありませんが、絶対に発生しないわけではありません。

残念ながら5倍ともなれば発生が考えられるのも現実的な話となります。

発生する可能性があるのはショックといった数十円単位でお金が動く場面です。

仮に資金を200万持っていた場合、ギリギリまで運用すると10枚程度で取引できます。

10枚だと1pipsで1000円の動きとなり1円、100pips動けば10万です。

仮に20円程マイナスへ動いた場合、200万の損失となるため資金がマイナスになる可能性が出てきてしまいます。

ロスカットが発動して免れる可能性はありますが、ショックが発生すると機能せず平気で数十円動くことは珍しくないのです。

例題はギリギリの資金で運用していたため発生しましたが、相場の動きによっては余裕を持ってもしてしまう可能性は考えられるでしょう。

ショックは滅多に起きませんがいつ起きるかも分かりません。

どちらにしても5倍となれば普段は問題ありませんが、借金に関して意識はしておいた方がいいでしょう。

5倍のレバレッジでどう取引するか

リスクも大きくなり借金の可能性も意識しなければいけないのがレバレッジ5倍の取引です。

利益、損失共にバランスのいい倍率だけありトレーダー側も利益、損失共に考える必要があるでしょう。

利益を狙うなら十分な資金は用意する

5倍ともなれば少ない倍率のレバレッジより必要証拠金は少なくて済みます。

しかし一定の利益を狙って取引するとなれば十分な資金は用意しましょう。

資金が不十分だと取引量を増やせないだけでなくギリギリの範囲での取引となってしまうからです。

先ほどの借金リスクで200万を10枚と書きましたが、実際にやれば簡単にロスカットへ引っかかりすぐ損失になってしまう取引となっています。

FXで取引していく以上、資金は増えるだけでなく減るものです。

勝率100%はプロのトレーダーですらあり得ないため取引を続ければ必ず資金が減ってしまう時が来ます。

減って正常に取引できない状態になれば取引のやり方に問題があるという話です。

用意する資金の金額としては自分が想定する取引量で損失がある程度出ても問題ないレベルが目安といえます。

例えばレバレッジ5倍で月収40万を狙う場合、1日20pipsを目安と考えれば10枚の取引量となるでしょう。

10枚となれば200万必要ですが、マイナスの方に50pips動くとなれば5万程度の損失となります。

しかしここで205万程度と考えてしまうと本当に50pips出てしまえば10枚で取引を続けられなくなってしまうでしょう。

10回出ても平気と想定すれば最低でも250万以上は用意したいところです。

許容範囲はトレーダー次第ですが「何回損失が出ても大丈夫」と考えられる範囲で用意しましょう。

利益を狙いたいトレーダーの出発点

FXで取引をするトレーダーの大半は資産運用して利益を出し資金を増やしたいと考えているでしょう。

レバレッジを高くすればそれだけ利益も増やせますが、損失も増えるため資金を減らしてしまうケースが多いです。

5倍であれば想像以上の損失が出る可能性はあれど出る損失自体は常識と許容の範囲内で収まります。

今後FXで利益を出したいと考えるトレーダーは5倍をスタートとして考えてみましょう。

精神面にかかる負担は変わってきますが、利益を稼ぐとなれば最終的にはどのレバレッジも変わりません。

逆に言えば5倍で一定の利益を出せないようでは高レバレッジを利用しても結果は同じといえます。

運用する資金によりますが5倍でまずは資金に見合った収入を目標として取引をしていきましょう。

5倍は資金が多ければ専業狙えるレベルにもなるため、取引を続けていけば自然と一定の収入を稼ぐやり方が身に付いていきます。

損失もバランスのいい大きさで出るため、損失を抑えてどう利益を大きくするかも考えられるのです。

5倍でも取引できる資金を用意できない場合は1万ではなく1000通貨での取引を考えましょう。

1000通貨だと大した利益は出ませんが一定の収益を出せればいずれか1万通貨で取引できる範囲の資金を溜められます。

必要以上の損失を防ぐ

5倍ともなれば相場の流れによってはロスカットを突き抜けて損失が大きくなる場面も現実的な話となります。

利益を狙う場合、大きな損失が防げるようにしなければいけません。

損失を防ぐ基本はロスカットになるような取引をしないことです。

ロスカットは強制決済であり相場が急変して引っかかってしまえば仕方はありません。

しかしそれ以外の場合で引っかかった場合、間違いなく取引のやり方に問題があるといえます。

損切りポイントを設定しておくのはもちろんですが、自分が適切なタイミングでポジションを持てているかも確認しましょう。

相場が急変して大きな動きになるのは何かしら政治、経済において重要な情報が発表されたケースが多いです。

情報の大半は経済指標という形で取引できるFX業者の公式サイトや金融関連の情報サイトで確認できます。

ロスカットが現実的になる以上、トレーダー側もファンダメンタルの部分を意識する必要があるのです。

重要な情報が確認できた後は取引せず相場を傍観する、ポジションを持っていれば決済して退避させるといった行為をしましょう。

どのような取引スタイルを取るか

5倍ともなれば短期、長期共に取引して利益を出せていけるレベルです。

利益を狙う場合は自分がどのような取引スタイルを取るかも確認しておきましょう。

FXの取引スタイルとしてはスキャルピング、デイトレード、スイングトレードが基本の3種としてあります。

スキャルピングはFXにおいて有名な超短期取引であり取引回数を増やして利益を積み重ねるスタイルです。

5倍でも有効ですが十分な資金がなければ損失に怯え思った以上に利益が伸びない可能性も出てきます。

スキャルピングで取引する場合は取引量を多くして問題なく運用できる程の資金を用意しましょう。

デイトレードは1日の内に取引を完結させるスタイルであり、短期取引ですがスキャルピングよりもポジションを保有する期間が長いです。

日を跨いでポジションを持ち越さずその間の動きで必要以上の損失を出さないというメリットがあります。

基本的に短期取引を考える場合はデイトレードでの取引を考えるといいでしょう。

スイングトレードは数日、数週間と長期的にポジションを持つ取引スタイルです。

取引回数は大きく減りますが、その分1回の取引で大きな利益を狙います。

相場の急変に弱かったり流れを読まなければ十分な利益を出せませんが、心に余裕を持って取引できるメリットがあります。

普段取引をする時間が持てないが十分な利益を出したいと考えるトレーダーに向いているでしょう。

適切な取引スタイルはトレーダーによって変わるため正解はありません。

自分の生活と取引の目的から判断してみましょう。

5倍よりも下のレバレッジを使い、取引スタイルを試して適切なのがどれか確認してみるのもいいでしょう。

海外業者の利用を考える

5倍ともなるとショックが起きれば借金が発生する倍率です。

ショックは滅多に起きないとはいえ事前の予測ができず誰でも被害者へとなりうる恐ろしい現象になっています。

借金の可能性はゼロにしたいと考える場合は海外業者の利用を考えましょう。

海外業者はゼロカットのシステムを採用しており、資金がマイナスになっても追証する必要はありません。

そのため絶対に借金を回避できるのです。

ゼロカット以外にも海外業者はレバレッジの上限がないため数百倍の倍率で取引もできます。

レバレッジの大きさに目を奪われがちですが、しっかり5倍のレバレッジで取引することは可能です。

5倍で取引しているトレーダーの多くは将来的に大きなレバレッジで多額の利益を狙っているでしょう。

海外業者であれば自分が利用している口座で将来的に数百倍のレバレッジで取引できるのです。

何より5倍で取引すればリスクは一定の範囲に限定できるため、海外業者でのレバレッジ取引はどのような感じかを試せます。

体験する意味でも5倍で海外業者の利用は悪くはない選択なのです。

もちろん海外業者は国内と違うデメリットもあるため、そちらも理解して取引先に選びましょう。

自分で考え取引していく

利益と損失のバランスがいいため5倍でどう取引していくかはトレーダーごとに選択肢があります。

しかし利益を出して大きく稼ぐのも、少しずつ副業感覚で稼ぐのも全てトレーダー次第です。

FXは誰かに言われてやるものではなく勉強、取引のどちらも全て本人となります。

迷いがある場合でも5倍で少額取引をして自分のやり方を確立してみるといいかもしれません。

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