色黒の人は脱毛で不利って本当?色黒の人でも施術可能な脱毛を選ぼう!

毛深い悩みを抱えているけれど、肌の色が黒くて脱毛できずに困ったことがないでしょうか。

一般的な脱毛は色黒肌に不向きという根本的なデメリットがあるため、自己処理を続けるしか方法がないと思う方もいるはずです。

結論から言えば、色黒肌でも脱毛はできますが、色黒肌でも可能な脱毛を選ぶ必要があります。

今回は、色黒の人をテーマに、脱毛に関するデメリットや、色黒の人が選ぶべき脱毛を紹介します。

美白したいと思っても難しいことがある

色が白い肌に憧れる女性は多いですが、美白したいと思ってもなかなか難しいことがありますよね。

たとえば以下のようなケースです。

単純に白くなってから脱毛すればいいとならないのが厄介ですよね。

もともと色黒

遺伝や生まれ育った地域などによって、幼い頃から色黒の方もいます。

色黒の場合は美白化粧品で色白になるには限界があり、もとの色以上に白くすることは難しいと言えるでしょう。

屋外の仕事が多い

外回りの営業や屋外での作業が多い職種など、日中は常に紫外線にさらされている生活では、毎日美白しても肌色が黒くなることがあります。

仕事中に日焼け止めをこまめに塗り直すことは、職場の人やクライアントの目もあり難しいでしょう。

スポーツをやっている

学生の部活やプロのスポーツ選手など、屋外のスポーツに取り組む女性も美白が難しい環境にあります。

もともと色白の方でも、汗をかきやすいスポーツ中には日焼け止めが落ちてしまい、色白肌を完全にキープするのは至難の業です。

移動手段が自転車

都心に暮らす方や、節約や健康のために車をもたない地方在住の方は、移動に自転車を使うことがあります。

自転車だと日傘をさすことができず、顔や手足などが非常に焼けやすいです。

特に通勤などで頻繁に自転車を使う方は美白が思うようにいかないこともあります。

色黒だとムダ毛が目立たなくていい?

色黒の方は肌色と毛色のコントラストがはっきりしないことから、ムダ毛が目立たないのがメリットだと言われることがあります。

色白で毛深い人の中には、ムダ毛を目立たせないようにするため、あえて日焼けしようと試みる人もいるほど。

色黒の女性は本当にムダ毛が目立たないからいいと言えるのでしょうか。

近くで見れば分かる

色白の人よりはムダ毛が目立ちにくい色黒ですが、近くで肌を見れば普通に毛が認識できることに変わりはありません。

ムダ毛がほとんど分からないくらいにするには、真っ黒と言えるほど日焼けしなくてはなりません。

女性が少し日焼けしたくらいではムダ毛が目立たないとまでは言えないのです。

しかし、真っ黒に日焼けするには毎日太陽の光を浴び、場合によっては日焼けサロンに行く必要もあるでしょう。

一般的な大人の女性が真っ黒になるほど日焼けするのは、実はそう簡単ではありません。

チクチクとした肌触りも変わらない

カミソリで剃った毛が伸びてきて、チクチクとした肌触りに不快感をもったことはないでしょうか。

色黒でも色白でも、カミソリで剃った毛の断面は同じように気になるものです。

自己処理後の赤みが目立たないため頻繁に処理してしまう

色黒の人は、ムダ毛を自己処理したあとに起きる肌の赤みやポツポツが、色白より目立ちにくいです。

それゆえに、肌荒れしにくいと勘違いしてしまったり、間違った自己処理に気づかなかったりし、自己処理の頻度も増えてしまいます。

シミや色素沈着はできる

色黒の人はメラニン色素が多く、日焼けしやすい肌質とも言えます。

ムダ毛の自己処理による肌ダメージが、そのまま色素沈着やシミにつながることになります。

いくら色黒で目立ちにくいとはいえ、色素沈着やシミが多い肌に悩みを抱えることは避けたいですよね。

色黒の人が脱毛するとこんなデメリットがある

色黒はムダ毛が目立たないからいいというものではなく、色黒ならではのリスクもあることが分かりました。

一念発起して脱毛に通おうと考える方も多くいるのではないでしょうか。

確かに脱毛すれば自己処理の必要がなくなり、ムダ毛や肌トラブルで悩むことも少なくなります。

しかし、色黒の人が脱毛するにはデメリットも。

事前に知っておくと、脱毛選びで失敗することがなくなりますよ。

脱毛効果が下がる

一般的な光脱毛やレーザー脱毛は、毛のメラニン色素に熱を反応させ、毛母細胞を破壊して脱毛していきます。

ここで重要なのが毛と肌とのコントラストです。

肌が白いと、黒い毛の色素のみに熱を集中させて脱毛できますが、肌が黒いことで熱が毛と肌に分散されてしまいます。

同じ出力パワーでも毛に加わるダメージが弱くなるため、色白の人に比べて脱毛効果が下がってしまうのです。

痛みを感じやすくなる

熱が分散されることで、脱毛効果だけでなく、痛みを感じやすくもなります。

毛だけでなく肌にまで高温の熱が届くことで、脱毛時の痛みのほか、脱毛後に乾燥やヒリつき、かゆみなどを感じやすくもなります。

ひどい場合は、やけどや毛嚢炎などの肌トラブルにもつながってしまうことがあります。

弱い出力で回数を重ねるため脱毛が長期間に及ぶ

痛みや肌トラブルを避けるため、色黒の場合は出力パワーを弱くして施術することがあります。

弱いパワーでは脱毛効果を得られにくく、その分回数を重ねる必要があります。

通常、光脱毛だと5~6回、レーザー脱毛だと1~2回目から効果を感じ始める方が多いですが、弱いパワーでは効果が出始めるまでにも期間が必要となります。

脱毛のモチベーションも下がってしまうかもしれません。

色黒の度合いによっては脱毛を断られることも

ここまで紹介したように、色黒肌に脱毛することは複数の問題点があることから、脱毛サロンやクリニックでは脱毛を断られることがあります。

せっかく脱毛しようと思っても、いざカウンセリングに行ったら脱毛できなくて残念な思いをすることも考えられます。

色黒肌の脱毛における問題点は、家庭用脱毛器でも同じことが言えるため、自分で脱毛することもできず、結局は自己処理を繰り返すことになるでしょう。

色黒な人はこんな自己処理をおこなっている

脱毛できないと知った色黒の方は、どんな自己処理方法をおこなっているのでしょうか。

注意点とともに解説します。

カミソリで剃る

手軽さから世代問わず人気のカミソリは、色黒の方にも好まれる自己処理方法です。

正しい処理方法で頻度を落としておこなえば、自己処理方法としては許容できるものですが、扱い方を間違えると肌トラブルの元。

注意事項を守って丁寧に処理するようにしましょう。

以下はカミソリ処理における最低限の注意事項です。

  • 直接剃らずシェービングクリームを塗る
  • 同じ箇所を繰り返し剃らない
  • カミソリは乾燥した場所で衛生的に保管する
  • お風呂場など雑菌が多い場所で処理しない
  • 処理後には冷却と保湿を丁寧におこなう

ブラジリアンワックス

海外では黒人の方を中心にメジャーな脱毛方法なのが、ブラジリアンワックスです。

広範囲を一度に処理でき、処理したあとがツルツルになることから、日本でも専用サロンができるほど人気となっています。

特に、脱毛できなかった色黒の方は好んでおこなう傾向にあります。

処理後は赤みや肌トラブルもでやすいですが、色黒だと目立ちにくいため、気にせず使い続ける人もいます。

ブラジリアンワックスは痛みが強く、毛を無理やり引き抜く方法なので、デリケートな肌の人はやめておいた方がいいでしょう。

除毛クリーム

カミソリで剃ったように毛の断面がチクチクしないことや、ワックスのような引き剥がす際の痛みがないことから、肌色問わず人気なのが除毛クリームです。

クリームを塗って10分ほど放置したら洗い流すだけで、有効成分が毛を除去してくれます。

脱毛できない色黒の方からも人気で、ドラッグストアやネット通販等でいろいろな種類のクリームが販売されています。

一見肌に優しそうですが、除毛クリームにはタンパク質を溶かす成分が含まれているため、肌荒れやヒリヒリとした痛みを伴うことがあります。

色黒でも肌が弱い方には向いていないと思っておきましょう。

抑毛ローション

除毛ではなく、毛を薄くしていくのが抑毛ローションです。

毛深い悩みを抱えてムダ毛を何とかしたいと考える方から人気です。

女性ホルモンと似た働きをするとされる大豆イソフラボンが含まれているものが多く、保湿成分も配合することで、優しくムダ毛にアプローチしていきます。

抑毛ローション自体は、ほかの除毛方法と比べて肌トラブルのリスクが少なく、使い続けても問題ないことがほとんどですが、効果に個人差があります。

全く抑毛効果を感じられない人もいるため、結局はほかの除毛方法をすることになるかもしれません。

色黒の人でもできる脱毛技術を紹介

ここまでの内容で、「色黒だと脱毛できないの?」「自己処理方法にも注意点が必要なんて面倒...。」とがっかりしたかもしれませんが、心配する必要はありません。

現在の脱毛技術は進んでおり、色黒肌や日焼け肌でも脱毛できる脱毛器が複数存在しています。

光脱毛、レーザー脱毛のどちらを選んでも色黒肌に脱毛する選択肢は残りますので、脱毛を諦めなくていいのです。

SHR脱毛

光脱毛の中でも、SHR脱毛と呼ばれる脱毛であれば色黒の方でも可能です。

SHR脱毛は、弱い熱を連続照射することで発毛因子にダメージを与えていく技術です。

ターゲットがメラニン色素ではなく、発毛因子が作られるバルジ部に蓄熱して脱毛していくため、一般的な脱毛より弱い熱で効果が得られる仕組み。

色黒の方やシミ、ほくろなどがある方でも脱毛できます。

導入サロンはストラッシュ、ラココなどがあります。

ハイパースキン脱毛

ハイパースキン脱毛も、肌質を問わない肌に優しい脱毛として知られています。

一般的な脱毛が成長期の毛にアプローチするのに対し、ハイパースキン脱毛は休止期にある「これから生えてくるだろう毛」にダメージを与えます。

今ある毛を脱毛するのではなく、そもそも毛が生えにくくなるという考え方です。

36~38度ほどの低熱を発毛因子に与えるため、色黒や日焼けによる脱毛効果の減少や痛み、肌トラブルが起こりにくい方法となっています。

導入サロンはディオーネ、カレンなどがあります。

ジェントルヤグ

ここからは、クリニックでおこなわれるレーザー脱毛の中で、色黒でも施術可能なものを、脱毛器の名称で紹介していきます。

ジェントルヤグは、ヤグレーザーと呼ばれる、従来のレーザーと異なる長い波長を使用した脱毛器で、弱い熱でも肌の奥まで届きます。

日焼けや色素沈着した箇所でも、肌トラブルを軽減させて脱毛できるのが特徴のレーザーなので、色黒の方全般に適していると言われています。

導入クリニックにはリゼクリニックやクレアクリニックなどがあります。

ソプラノアイスプラチナム

従来のレーザー脱毛では、メラニン色素に高熱のレーザーを反応させ、1ショットずつの狭い範囲で脱毛していく方法でした。

ソプラノアイスプラチナムはSHR方式の脱毛で、弱いエネルギーを蓄熱させて徐々の毛包を破壊していきます。

熱量を計測しながら照射できるため、熱の与えすぎによる痛みや肌トラブルを回避できる優秀な機能と言えるでしょう。

導入クリニックは、レジーナクリニック、聖心美容クリニックなどです。

メディオスター

メディオスターは、毛のメラニン色素に反応させることで毛母細胞を破壊する従来のレーザーと異なり、皮脂腺の下にあるバルジ領域をターゲットとします。

基本的な仕組みはソプラノアイスプラチナムと似ており、こちらも蓄熱式の脱毛器です。

メディオスターの方がソプラノよりも導入クリニックが多いため、脱毛する場所の選択肢としては豊富でしょう。

ただし、熱量は計測できないので、その点ではソプラノの方がおすすめと言えます。

導入クリニックは、クレアクリニック、湘南美容クリニック、リゼクリニックなどがあります。

複数の脱毛器を使っているクリニックの対応は?

クリニックの中にはどんな肌質の人でも脱毛できるように、複数の脱毛器を導入しているケースがあります。

その場合は、こちらが指定した脱毛器を使わせてもらうというより、肌質や毛質、肌の状態をカウンセリングしたうえで、最適な脱毛器を使って脱毛してくれることが一般的です。

脱毛器の名称にこだわるのではなく、色黒の肌にあった脱毛をしてもらえるか、という観点からクリニックを選ぶようにしましょう。

ニードル脱毛

ニードル脱毛は毛穴に専用針を刺し、微電流を流して毛根細胞を破壊する脱毛技術です。

光脱毛やレーザー脱毛とは脱毛方法が根本的に異なり、皮膚に熱ダメージが加わらないため、肌状態にかかわらず脱毛できます。

痛みが強く高価なので、ここまで紹介したどの方法でも脱毛できなかった色黒の方が、最終手段として考える脱毛となります。

ビューティースキンクリニック、渋谷皮フ科医院などのほか、TBCやミス・パリなどのエステでもおこなっています。

ニードル脱毛は技術者が少ないため、全国展開しているクリニックは少なく、地方にお住まいの方はエステも含めて検討することになるでしょう。

色黒の方が脱毛を選ぶポイントと注意点

色黒の方が脱毛を選ぶ際のポイントと注意点をまとめて紹介します。

色黒の人が真っ先に確認すべきは脱毛方法

脱毛を選ぶには価格や通いやすさなどをトータルで判断する必要がありますが、色黒の方が真っ先に確認すべきは脱毛方法です。

いくら安くて自宅から近い脱毛サロンやクリニックでも、色黒不可の脱毛では意味がないからです。

さきほど紹介した内容をもとに、どんな脱毛技術や脱毛器を導入しているのかを確かめてから、サロンやクリニックを選ぶようにしましょう。

脱毛技術や脱毛器の名称については、サロンやクリニックの公式サイトで説明されているほか、問い合わせにも対応してくれることがほとんどです。

色黒かどうかの基準は?

色黒かどうかの判断基準は、サロンやクリニックによっても異なりますが、おおよその目安はあります。

見るからに小麦肌であったり、炎症やヒリつきなどがあったりすれば難しいですが、色白でなくてはいけないことはありません。

日本人はやや黄みがかかったいわゆる肌色をしていることが一般的。

色黒や日焼け肌でなければ、色白の人と同じ出力パワーで施術できることも多いため、ごく一般的な肌色であれば問題ないと思っておきましょう。

自分が色黒かどうかわからない場合は、事前のカウンセリングで確認してもらうのが一番です。

カウンセリングが丁寧か、色黒肌についてのリスクは脱毛効果までしっかり説明してくれるかもチェックしておきましょう。

地黒か日焼け肌かを見極めることも必要

地黒ではなく、一時的に日焼けしてしまっただけなら、炎症を抑えれば元の肌色に戻ることがあります。

美白パックなども一定の効果が期待できるため、まずは徹底的に日焼け肌を元通りにすることも1つです。

日焼けした肌でもできる脱毛はありますが、肌が炎症しているうちに脱毛するリスクは残ります。

症状がおさまってから脱毛を始める方が、一般的な脱毛も可能になって脱毛方法の選択肢が広がりますし、安全な脱毛につながります。

最後に

いかがでしたか?今回は、色黒の人が脱毛するデメリットや、色黒の人が選ぶべき脱毛を紹介しました。

近年は色黒の方でも脱毛できる技術が進んでいますが、まだまだ色黒不可の脱毛も多いです。

色黒の方は、自分の肌色でも脱毛できる方法かを確かめてから選ぶことが大切になりますので、肌色問わず脱毛できる方法を知っておくといいでしょう。

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