【遅刻】と【遅延】と【遅滞】と【延滞】の意味と違い、使い分けや使い方

「遅刻」は、決められた時刻に遅れることです。

約束の時間に間に合わない場合には「遅刻」を使用します。

「遅延」は、遅れることや、長びくことです。

車が速度を落として遅れてしまった場合には「遅延」を使用します。

「遅滞」は、期日に遅れることです。

また、物事の運びが悪く、はかどらないことです。

届け物が遅れてしまった場合には「遅滞」を使用します。

「延滞」は、支払いや納入が、決まった日を越えて、滞ることです。

家賃の支払いが遅れてしまった場合には「延滞」を使用します。

「遅刻」は、決められた時刻に遅れることです。

「遅刻」は、前もって決められていた開始時刻や日程等への参加が遅れることです。

その中には、団体行動や行動計画への参加も含まれ、
授業、試験、仕事、面接、また、知人、友人、家族、恋人などとの待ち合わせの時間に遅れることなどを指して使われます。

「遅刻」行為がなされた時、大抵の場合、それを受ける相手はいい気持ちがしません。

「遅延」は、遅れることや、長びくことです。

「遅延」は、交通機関が予定時間を遅れて到着するときに用いられます。

遅延証明は交通機関が乗客に対して発行するものです。

「遅刻」の主語が話し手であることが多い一方、「遅延」には対象物(相手方)が存在します。

「遅刻」と「遅延」を含む例を挙げるとすれば、今日は大雪のため、電車が遅延し、学校に遅刻した。

となります。

「遅滞」は、期日に遅れることです。

「遅滞」は、期日に遅れることです。

また、物事の運びが悪くはかどらないことを指します。

例を挙げるとすれば、「業務が遅滞する」「遅滞なく前進する」となります。

この「遅滞なく」は、「直ちに」や「速やかに」と意味が似ていますが、
「遅滞なく」が、この三つの中では時間的即時性の度合いが最も弱いとされていて、「事情の許す限りすぐに」という意味を含んでいます。

「延滞」は、支払いや納入が、決まった日を越えて、滞ることです。

「延滞」は、支払いや納入が、決まった日を越えて、滞ることです。

淹滞 (えんたい)と書くこともあります。

例を挙げるとすれば、「輸送貨物が延滞する」「クレジットカードの延滞記録」となります。

クレジットカードでの支払いが遅れてしまった時には、延滞金が課金されていき、法的な措置が取られることになりますので
注意が必要です。

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