【一般】と【全般】の意味と使い方・由来や例文

一般は「例外的なものや区別をすることをなしに、通常にある平凡な状態のこと」となり、「普遍的」や「通例」などと言い換えると分かりやすいといえます。

全般は「部分的なものや、例外なども含めて、全てを集めた一つの集まりの状態のこと」となります。

「全体的」・「全ての中で」と言い換えると分かりやすいといえます。

「一般」の意味

よく常識の範囲内での普遍的なことや、通例的なことを表すときに利用します。

物事が広く普及しており、限定する条件がないことが前提ですので、「一般的には認められない」などという、世間の中で通常の人たちからすると、という意味で利用されることが多いです。

また、ありふれていることを表すときにも利用し、「一般社会」や「一般市民」と表記されることもあります。

「全般」の意味

物事の全体を表す時に利用することが多いです。

例外的なものも含めて全てのものを表す時に使うため、あるカテゴリーに分類されるもの全てを表す際に使われます。

「全般に見られる傾向」や「全般に認識が広がる」というような形で利用されることがあります。

全般に入っているものの中にはイレギュラーなものもあるかもしれませんが、全てを総じて「全般」と表すのが特徴です。

一般を英語にすると

「general」や「universal」などと表現されることが多く、日本語だと「普遍的な」という意味になるような「ordinary」や「usual」もよく利用されます。

英語を見ても分かるように「一般」という意味は「普遍的」や「通常は」という意図が入っていることが分かります。

「ordinary student」や「the general public」などという形で利用される単語です。

全般を英語にすると

「whole」や「overall」などと表現されることが多く、日本語だと「全部」や「全てをカバーする」という意味になるような「all-round」や「across the board」もよく利用されます。

英語を見ても分かるように「全般」という意味は「全てを網羅して」や「全体を」という意図が入っていることが分かります。

ただ、英語では「general」という単語も全般という意味で利用されることもありますので読み解く際は前後の文に注意が必要です。

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