自分に自信がなくて仕事がうまくいかない時。自信を取り戻す5つの方法

社会人の皆様、毎日お仕事本当にお疲れ様です。

今日の仕事はうまくこなせたでしょうか、たまにはうまくいかない日もありますよね。

  • ミスをしてしまった…。
  • ノルマが達成できない…。
  • 自分にはこの仕事は向いていないんじゃないか…。

お仕事をされている方なら誰もが一度はこのような思いを抱いたことがあるのではないでしょうか。

そういった時でも、翌日に持ち越さず、朝から気分がスッキリしているようでしたら心配ありません。

ですが、なかなか気持ちが切り替えられず、仕事をする上で自分に自信が持てなくなってしまうと少し心配です。

この記事では自信をなくす原因や、自信をなくすとどうなるのか、また自信を回復させる方法について考えていきましょう。

自信がなくなるとどうなるのか


人間は誰しも完璧ではありませんので、仕事でミスをするのは当たり前です。

大事なのはその後にきちんとフォローし、何がミスを引き起こす原因だったのかをフィードバックして「次は気を付けよう」と心がけることです。

そうすることでミスを減らすことができますよね。

しかし、上司から必要以上に厳しく叱責された、あるいは自分の人格を否定するようなパワハラを受け続けたら自信を失うのも当然です。

そんな時に周りに相談できない環境だと辛い気持ちを自分自身で抱え込んでしまうことになります。

これを読まれている方の中にも、一人で思い悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そうした状況に陥ると、本当に辛いですよね。

最近はきちんと眠れていますか、食事は摂れていますか。

人は自信をなくしてしまうと自尊心が低下します。

自尊心とは、心理学においては「自尊感情」という言葉であらわされ「自分には価値がある、自分は大事な存在だ」と思える感情のことです。

この自尊心が低下すると「自分には生きてる価値なんかない」「自分なんかどうなっても良いんだ」と自身の存在を否定する考えを抱くようになってしまいます。

すると、否定的な「バランスを失った思考」が頭の中を支配し、他人の視線が異常に気になったり、自分の仕事能力を否定してしまったりします。

さらに自尊心が極度に低下してしまうと、最悪の場合自傷行為をしたり自殺を企てたりしてしまうこともあります。

そうなる前にセルフチェックとして「眠れているか」「食事は摂れているか」などの行為から自分を見つめ直すことが重要です。

自信がなくなる原因はどこにある?


自信がなくなってしまう原因を以下に5つ挙げます。

自分の意見が認められない

職場の会議等で自分の意見を述べても、周りから反対や批判をされて自分の考えを諦めてしまう場合があります。

こうなると、「自分の考えは間違っているんだ」「自分では間違っていないと思うけれど、この考えは認めてもらえないんだ」といった自己否定的な感情を抱くようになります。

そのうち、周りに批判されることを避けるようになり、自分の考えを率直に話すことができずに抑え込むようになった結果、自信をなくしてしまいます。

自分の人格を否定される

世の中は様々なタイプの人がいますが、中には攻撃的なことばかり言ってくる意地の悪い人もいます。

もしそのようなタイプの上司がいたら、部下のミスに対しても寛容になれず、相手の人間性をも否定するかのような叱責をするかも知れません。

このように上司等から人格否定され続けた結果、だんだん自分の能力が信じられなくなり自尊心の低下につながります。

過去の失敗を忘れることができない

社会人として仕事をする以上、一度はどこかで失敗するものです。

その失敗を糧に次は失敗せずに頑張ろうと思えたら良いのですが、なかにはずっと忘れることができないこともあります。

「次もまた失敗するかも知れない」という悩みで頭がいっぱいになり、前に進めない人もいます。

これを「予期不安」といいます。

予期不安が強くなると自尊心の低下を招く恐れがあります。

同僚と比較し「自分は劣っている」と思い込む

同僚のプレゼンテーションを聞いたり、同僚が上司に褒められたりしているのを見て「自分はこんなこともできない人間だ」と落ち込みやすい人もまた、自信を失いやすくなります。

物事をネガティブに考えてしまう

これはその人が持っている思考パターンによります。

毎日変わらずに生活していても、偶然自分にだけ悪い出来事が起こってしまうことがあります。

そんな時に「どうせ自分なんて」「自分はダメな人間だから」とネガティブな考えをもつ傾向が強い人は自信を持ちにくくなります。

自身がなくなったときの対処法


では、自信を取り戻すにはどうしたら良いのでしょうか。

ここでは「メンタルトレーニング」をご紹介します。

メンタルトレーニングとはスポーツ心理学に基づくトレーニング方法で、アスリートのメンタルを鍛えることを目的に研究が始まりました。

このトレーニングはスポーツ界のみならず、演劇や音楽活動といった芸術分野や教育分野、さらにはビジネス分野等での活用が期待されるようになりました。

自信がなくなっている時は、いつもより物事の見方がゆがんで、悪いように思い込んでしまっています。

そのような時に必要な対処法を挙げていきます。

起こった出来事に対して別の角度で考えてみる

仕事でミスをしてしまった時に「自分が情けない、辛い」といったネガティブな感情が湧き出してくるかも知れません。

ですが、別の視点で考えると「これ以上の大きな失敗にならずに済んで良かった。この経験は悪くないな」と前向きに思えるようになります。

「ピンチはチャンス」の言葉のように、次回に生かせる経験をしたと思えば自信をなくしません。

不安は悪いことではない

過去に嫌な思いをした時に「またこうなったらどうしよう」と予期不安が生じることがあります。

不安という感情自体は悪いものではありませんが、まだ起こってもいない未来の出来事を心配しても仕方ありません。

不安な気持ちを解消するために「また嫌な出来事があったらこうしてみよう」とシミュレーションをすることが効果的です。

頭の中で練っても良いし、紙に不安に思っている出来事とその対処法を書いて整理するのもオススメです。

一人で抱えこまない

仕事を完璧にこなそうと頑張る姿はとても素晴らしいです。

それだけ責任感が強い人は、問題が生じても「他の人に頼らずに自分だけで解決しなきゃ」と思って一人で抱え込んでしまう傾向にあります。

そのような時は周りに相談することで解決できるかも知れません。

また、職場の人間関係がうまくいっていないとコミュニケーションを取るのが難しいこともあります。

信頼できる同僚や上司に相談して、今抱えている辛さを離しましょう。

リラックスできる時間を作り、自分の好きなことに集中する

仕事をしていると気付かぬうちにストレスが溜まっていることがあります。

ストレスは心と体を緊張状態にするので、仕事が終わったら気持ちを切り替えてリラックスする時間を作りましょう。

軽い運動や映画を観ることも気分転換できますが、目を閉じて深呼吸をしながら音楽を聴くのも効果的です。

夜は早めに床に就き、起床したら太陽の光を浴びる

自信を無くしてストレスが溜まった時、セロトニンという脳内物質を活性化させることでストレスにうまく対処できるようになります。

また、夜遅くまで起きていると色々考えてしまい、気持ちの切り替えができないまま翌日も職場に行かなければなりません。

自信をなくした時は特に就寝時間を早くし、翌日起床したらカーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。

そうすることでセロトニンが増えストレスが緩和されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

仕事で本来の力が発揮できずに自信をなくしてしまうことは誰しも経験します。

ですが、今の辛い気持ちが糧になる日はきっとやって来ます。

「もういやだ」と全てを投げ出したくなることもあるかも知れません。

ですが、自分自身に替えられる存在はありません。

人生は長距離マラソンのようなものです。

途中でバテそうになったら少しだけ物事の見方を変えてみたり、休憩を交えてストレスを解消したりしながら、自分が無理せず走れるペースでやっていきましょう。

この記事がそうした思考転換の一助になれれば幸いです。

ご覧いただきありがとうございました。

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