ピアノを速弾きする練習方法と、早弾きにおすすめの曲4選。

演奏会などでピアノの速弾きをしている人を見ると、カッコいいですよね。

有名な曲には速弾きが必要な曲も多く、とても華やかです。

高速のピアノ曲を弾きたいけれど、速弾きが苦手。

指が回らない。

そんな悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。

けれど、コツをつかんで練習すればピアノの速弾きは出来るようになります。

そこで今回はピアノの速弾きができるようになる方法を紹介します。

ピアノを速弾きするコツ

ゆっくりした曲は弾きやすいけど、速い曲は弾きにくい。

そう思ったことがある人は多いのではないでしょうか。

ピアノの速弾きをするときは少しコツが必要です。

ここではピアノを速弾きするためのコツを紹介します。

無駄な力を入れずに弾く

ピアノの速弾きをするとき、無駄な力を入れずに弾きましょう。

無駄な力を入れてしまうと、筋肉が固くなって手が動かなくなるからです。

力を思いっきり入れてピアノを弾くことと、力を抜いてピアノを弾くことを比べてみてください。

指がよく動くのは力を抜いている方ではないでしょうか。

そのため、ピアノの速弾きのためには無駄な力を入れずに弾くことが大切です。

肘を外側に開いて弾く

ピアノの速弾きをするときは、肘を外側に開いて弾きましょう。

肘が内側に入っていると、手首が動かしにくくなるためです。

脇をしめすぎずに、ゆったりと隙間を作ることがコツです。

そうすると、自然と肘が外側に開きます。

試しに、肘を内側に閉めてピアノを弾いてみてください。

手首や指が動かしにくくなりませんか?

ピアノを速弾きするときは手首や指が動かしやすくなることが大切なので、肘を外側に開いて弾きましょう。

肘下の筋肉を使って指を動かすイメージで弾く

ピアノの速弾きをするときは、肘下の筋肉を使って指を動かすイメージで弾きましょう。

指だけで弾かないことが速弾きのコツです。

速弾きなので指の動きだけで弾きたくなるかもしれませんが、そうすると手首や指が痛くなってしまいます。

肘下の筋肉を使って指を滑らせるように弾くと、手首や指にかかる負担が減るのです。

手首や指にかかる負担が減る分、指がスムーズに動かしやすくなります。

暗譜する

ピアノの速弾きをするときは、暗譜をしたほうが速弾きしやすいです。

楽譜を見ながら弾くと、手の動きに集中できません。

そのため、暗譜をしている方が速く弾きやすくなるのです。

速弾きをするためには集中力が必要です。

集中力が必要なときに、ふっと旋律が分からなくなると指が止まったり遅くなってしまいます。

ピアノを速弾きするときは暗譜をする方が確実に弾きやすくなります。

ピアノを速弾きする練習方法

ピアノの速弾きは、やみくもに練習をしても速弾きが出来るようにはなりません。

速弾きを習得するためには、速弾きを習得するための練習が必要です。

ここではピアノを速弾きする練習方法を紹介します。

教本を使って練習する

ピアノの速弾きが出来るようになるために、教本を使って練習しましょう。

教本は指のトレーニングを目的に作られているので、しっかり取り組むと速弾きのための指づくりができます。

ハノン教本はピアノを速弾きするための指づくりができる教本です。

スケールの練習やオクターヴの練習もできるので、多くの人が取り組んでいます。

教本は効率よく指の練習ができるので、1冊は所有しましょう。

ゆっくり完璧に弾く

ピアノの速弾きのためには、速弾きしたい旋律をゆっくり完璧に弾けるようになりましょう。

ゆっくり完璧に弾くことが出来たら、それを繰り返してください。

そうすると、弾くことに慣れるので自然と弾く速度が上がっていきます。

速弾きなのにゆっくり弾くことはフラストレーションがたまるかもしれません。

けれど、ゆっくり弾けないものを早く弾くことは不可能です。

速弾きをするためにはゆっくり完璧に弾きましょう。

指くぐりの練習をする

ピアノの速弾きのために、指くぐりの練習をたくさんしましょう。

ピアノの速弾きには指くぐりが必要不可欠だからです。

速弾きするときは指くぐりがスムーズに出来ないと音が切れてしまいます。

ゆっくりした曲でも、指くぐりは必要です。

指くぐりは教本や曲でも練習が出来るので、必ず練習しましょう。

半音階を弾く練習をする

ピアノの速弾きをするために、半音階を弾く練習をしましょう。

半音階は隣り合った鍵盤を弾くので速弾きがしやすく、半音階を利用した速弾きの曲も多いからです。

半音階を練習するときは、初めはゆっくりと弾く練習をしましょう。

慣れてくると、速く弾くことが出来るようになります。

指くぐりの練習にもなるので、ぜひ練習してください。

黒鍵をきちんと弾く

ピアノの速弾きの練習をするときは、黒鍵をきちんと押さえて弾く練習をしましょう。

黒鍵は速弾きをするときに、指が外れやすいからです。

黒鍵を弾く指が外れてしまうと、音が汚い上に指が引っかかって速弾きが止まります。

ピアノの速弾きの練習をするときは、必ず黒鍵をきちんと押さえて弾く練習をしましょう。

片手ずつ練習する

ピアノの速弾きをするときは、片手ずつ練習しましょう。

片手ずつ練習しないと、両手で上手に弾くことが出来ないからです。

速弾きが必要な曲は速く弾かなければならいので、あせって弾きがちです。

弾きなれていないうちからあせってしまうと、音が汚い上に正確に弾くことができません。

速弾きが必要な曲は、すぐに両手で弾きたくなります。

ですが、正確に弾くことができないと速弾きは出来ません。

あせらずに片手ずつ練習しましょう。

ピアノの速弾きがカッコいい曲

ピアノの速弾きはとてもカッコいいですよね。

クラシック曲の中には速弾きが必要な曲がたくさんあります。

演奏会などで弾くと、盛り上がることが間違いなしです。

ここでは、ピアノの速弾きがカッコいいクラシック曲を紹介します。

ベートーベン ピアノソナタ月光・第3楽章

ピアノソナタ月光の1楽章はとてもゆったりしていますが、3楽章はとても速くて激しい曲です。

左右の手を高速で動かさなければならないので、たくさん練習しなければなりません。

一音間違えると音がずれていってしまいます。

そのため、ゆっくりと完璧に弾けるようになってから速く弾くことが大切です。

非常に難しい曲なので、難曲に挑戦したい人はぜひ弾いてみてください。

ショパン 革命のチュード

ショパンの革命のエチュードは速弾きが求められる曲です。

エチュードなので、練習曲になります。

左手の指くぐりの特訓になるので、左手の速弾きが苦手な人は取り組んでみてください。

曲調はとても激しくてカッコいいです。

演奏映えする曲なので、発表会でとても人気があります。

練習もできて演奏効果も高い、とてもお得な曲です。

ショパン 子犬のワルツ

子犬のワルツは右手の速弾きが必要な曲ですが、難易度は高くありません。

左手が3拍子をきざむ和音なので、右手の速弾きに集中できます。

上手に弾けないうちから速弾きをしてしまうと、音が汚くなってしまうので必ずゆっくり正確に練習しましょう。

暗譜も難しくなくて有名な曲なので、楽しみながら練習ができますよ。

ベートーベン ピアノソナタテンペスト第3楽章

ピアノソナタテンペストの第3楽章は速弾きが必要な曲です。

この曲はただ激しいだけではなく、しっとりとした旋律もある美しい曲です。

激しさと静けさの表現が必要なので、速弾きの技術だけではなく表現力も必要な曲です。

そのため、テクニック以外の難しさもあります。

譜面上は弾きやすい曲ですが、演奏することがとても難しい曲です。

ぜひ挑戦してみてください。

ピアノの速弾きは練習の積み重ねが必須

いかがでしたか?

ピアノ速弾きには力を抜いて弾くなどちょっとしたコツが必要です。

指くぐりの技術も必要なので、教本などを使って効率よく練習しましょう。

練習を重ねれば速弾きは出来るようになります。

速弾きを習得して、華やかでカッコいい演奏をしましょう。

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