営業職が辛いと感じる3つの特徴と試してほしい3つの克服方法。

「営業が辛い」「なぜ自分はこの職種を選んだんだろう...」このように悩んでいる会社員の人はどれだけいるでしょうか。自分で決めた道であるはずなのに、「こんなはずではなかった」と後悔する人は後を絶ちません。

特に営業職は人柄重視で採用されることが多く、学歴などはあまりネックにならないため、他の職種に比べると採用されやすいというポイントがあります。

しかし、成績を上げてこその営業職です。入社当時に抱いていた「営業」という仕事に対するイメージと違うことに悩んでしまい、「辛い・もう無理だ」と感じるようになることもあります。

そこで今回は、営業が辛いと感じてしまう人の特徴や、営業が辛いと感じる日々から脱出する方法、営業職のメリットなどについて、くわしく紹介していきます。

営業が辛いと感じやすいのはこんなタイプの人

営業職というのは基本的に「数字」が求められる職業です。対人スキルを活かして自社商品をどれだけ売り込むことができるか、相手の要望にどれだけ応えられるかという点が焦点になってきます。

年齢や学歴もネックになりにくいため、「自分にもできるかも?」と、安易に営業職に就いて辛い思いをしている人は大勢います。

では、自分に合わない職業に就くことを事前に防ぐためにも、特に「営業が辛い」と感じやすい人の特徴について、見ていくことにしましょう。

プレッシャーに弱い・ストレスを溜めやすい

営業という仕事は、自分の持っているあらゆる能力を駆使して自社商品に興味を持ってもらい、購入してもらうことで業績を上げていくというものです。

毎月一定のノルマがあることがほとんどですから、プレッシャーに弱い人には辛い職業と言えるかもしれません。

ノルマを達成できなければ肩身の狭い思いをすることになり、辛い気持ちは大きくなっていきます。

また、ストレスを溜めやすい人にとっても、「営業は辛い」と感じることがほとんどでしょう。最終的に結果を出せなければ、会社に居場所がなくなり、辛い気持ちばかりがふくれ上がっていきます。

数字が苦手・コミュニケーションが下手

営業職に就いたのならば、まず数字に強くならなければいけません。具体的な数字をイメージしながらでなければ、仕事が前に進まないからです。

何をどれだけ売ればどのくらいの成績になるのか、ノルマを達成するためにはどれだけ数字を重ねれば良いのか、しっかり自分の中で把握しておく必要があります。

また、営業職にはコミュニケーション能力も重要です。人の心をつかむトーク術、人に「使ってもいいな・買ってもいいな」と思わせることができなければ、成績はいつまでたっても伸びていきません。

つまり、数字が苦手でコミュニケーション能力に不安がある人には営業は辛いだけで、仕事として長続きしない可能性があると言えます。

コツコツ仕事が得意・正解のない仕事が苦手

営業の仕事は毎日の電話かけや企業訪問、時には飛び込み営業をするなど、決まったやり方がありません。

「こうすれば必ず結果が出る」というマニュアルもなければ、正解もありません。

ですから、マニュアル通りにミスなくコツコツ仕事をこなすのが得意な人や、正解のない仕事は苦手だと感じる人には営業の仕事は辛いだけでしょう。

ただ、営業は数字やノルマに追われて辛いと感じることが多い反面、成績を上げれば上げた分だけお給料が増えるという嬉しい側面もあります。

「営業が辛い」と感じる日々から脱出する方法

営業という仕事ほど、人を選ぶ職業はありません。どんなに自分では「向いている」と思っていても、いざ業界に飛び込んでみたら辛すぎてすぐに辞めてしまった...というケースは数多くあります。

では、「辞める」という選択をする前に、営業が辛い・もう限界かもしれない...と感じる日々から脱出する方法について見ていきましょう。

上司や同僚に思いきり弱音を吐く

営業の仕事はチームで協力して動くというよりは、ひとりひとりの力量が試される個人戦です。

思うように成績を上げられない時などは、自分の力量不足に「辛い・情けない」という思いがつのるでしょう。

そうした時にひとり悩んでしまうと、すぐに「もう辞めよう...」という方向に進んでしまいがちです。ですから、まずは信頼できる上司や同僚に胸の内を打ち明けてみましょう。

飲みに誘って愚痴を聞いてもらうだけでも、だいぶ気持ちがスッキリするはずです。思いきり弱音を吐くことによって心のつかえが取れて、また次の日から新たな気持ちで頑張れるかもしれません。

「自分なりの」小さな目標を立てる

営業という仕事には、会社としての目標や最低賃金を得るために必要な契約数というものが存在することが多いです。

しかし、会社側が設定するノルマ・目標は、人によってはとても大きなハードルであることもあります。そんな時は迷わず、「自分なりの」目標を立ててみてください。

会社側が設定する目標に届かなくても、自分が設定した小さな目標をクリアし、ノルマを積み上げていくことは大きな自信につながります。

「ちりも積もれば山となる」という言葉があるように、やがては会社が設定する目標をらくらくクリアできるようになっていた、ということもあるでしょう。

成績を上げている同僚や先輩のやり方をマネする

自分の力ではこれ以上成績を伸ばせない、営業が辛いと行きづまってしまう時には、順調に成績を上げている同僚や先輩のやり方をマネしてみるという方法もあります。

「人のマネをするなんて」と、思うかもしれませんが、何事も得意な人のマネをすることが、その道で少しでも早く力をつけるための近道なのです。

ですから恥などは捨てて、積極的に成績上位者のマネをしていきましょう。

そのうちに自分のやり方というのも見えてくるはずです。そうなれば「営業が辛い」と感じる日々とサヨナラできる日は近いでしょう。

続けてみて分かった!営業職のメリット

「営業は辛い、会社に行く足が重くて仕方がない...」と感じる人が多いなか、辛い営業職を続けてきたからこそわかる「メリット」というものもあるようです。

では、営業職を続けることによって得られるメリットとは一体どんなものなのか、探っていくことにしましょう。

自分に自信が持てるようになる

営業職とは、自分が会社の顔となってお客様に接し、会社の商品を気に入ってもらう・購入してもらうことが主な仕事です。

ですから、自分が売り込んだ商品が売れた時には、「自分はこれだけやれるんだ!」という、大きな喜び・達成感、そして大きな自信を得ることができるでしょう。

営業が辛いと言われるのは、この「自信」を得られるようになるまでに、人によっては数ヶ月~数年という時間が必要になるためかもしれません。

お客様と深い信頼関係が築ける

営業で好成績を上げている人というのは、例外なくお客様と深い信頼関係を築いています。お客様は知識ゼロのところから営業マンの説明を受けてサービスや物を購入するのです。

営業マンのことが信頼できなければ、「この人から何かを購入しよう」とは絶対に思わないのです。

ということは、営業マンとお客様との間に大きな信頼関係があるからこそ、成り立つ職業が「営業職」ということもできます。

また、お客様との信頼関係がプライベートにまで発展し、より人生を充実させるきっかけになっている人もたくさんいるようです。

営業は辛いことが多い!でも学べることもたくさんある

営業が辛いと感じてしまう人の特徴や、営業が辛いと感じる日々から脱出する方法、営業職のメリットなどについて、くわしく紹介してきました。

確かに営業は辛いことの多い仕事です。しかし、学べることがとても多いのも、営業という仕事の特徴です。

営業が辛い・もう無理だと思う時は、すぐに「辞める」という選択をするのではなく、まずは営業という仕事と向きあう機会を作ってみてはいかがでしょうか。

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