妊娠初期のつわりを軽減する方法

妊娠すると大抵の方が経験するつわり。

個人差はありますが、四六時中乗り物酔いをしている感覚で、吐き気に襲われます。嗜好品が変わる方もいます。

異常に匂いに敏感になり、苦手な匂いを嗅ぐと胸焼けや吐き気を催したりします。

早くて6週〜始まる方もいますが、大抵は8週〜12週辺りがピークの方が多いです。

そこから先はピタリと終わる方、継続する方、中には出産まで続く方、初期後半で収まったけどもまた復活する方、全くつわりがない方、様々です。

ここでは少しでもつわりが緩和される方法と、この時期に飲食しやすい物をご紹介したいと思います。

つわりを軽減する方法

アロマテラピーでリラックス

匂いに敏感になりやすいので、家族の食べるご飯の匂いが苦手な妊婦さんもいると思います。

部屋の苦手な匂いを変えたり、気持ちをスッキリさせる為に有効です。

特にレモン、オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘系のアロマがお勧めです。

爽快感があり、スッキリさせる香りです。その時の気分や合う香りを楽しんで、少しでも気持ちを楽にさせましょう。

アロマオイルは100円ショップにもありますのでお手頃に購入出来ます。

ただし妊娠初期は通経作用やホルモンに影響を与えてしまうことがあるので、皮膚への塗布は避け、芳香浴に留めましょう。

食事はこまめに取る

つわり中はしっかり3食取らなくても問題ありません。

3食しっかり取ってしまうと、後から嘔吐してしまったり逆効果なので、1日5食〜6食に分けて食べるようにすると効果的です。

小分けで食べれて、尚且つ持ち運びが出来るおにぎりやサンドイッチがお勧めです。

どれも手づかみで食べれますし、さっぱりな味付けで、気分がすぐれない時も食べやすい味です。おにぎりは梅やゆかりを使用すると良いでしょう。

サンドイッチはロール状にして小さくカットしておくと食べやすいです。

またトマトやみかんなど酸味がある物をお勧めします。みかんは冷凍みかんにしても良いと思います。

食べづわりの方も多いので、空腹になる前に何か1つでも食べると、胸焼けや吐き気を軽減出来ます。

水分をこまめに取る

吐きづわりの方は特に気をつけて頂きたいです。

この頃の栄養は特に気にしなくても赤ちゃんには影響ありませんが、脱水になるのは母子共に危険です。

最悪点滴治療で入院にもなり兼ねませんので、気を付けましょう。

中でも、つわり中飲みやすい物をご紹介します。

・イオン飲料水
・CCレモン
・サイダー
・100%グレープフルーツジュース
・アセロラドリンク
・麦茶
・ルイボスティー
・タンポポ茶

こちらも基本的には酸味があり、スッキリさせてくれる飲み物です。ただ、飲み過ぎると胃酸過多や妊娠糖尿病になりやすいので、飲み過ぎには注意しましょう。

酸味や甘味が苦手な妊婦さんは、ノンカフェインのお茶類が良いです。

お勧めはタンポポ茶です。母乳が出やすくなると有名なお茶で、妊婦さんには人気なお茶です。

酸味も甘味もお茶の風味も苦手になってしまった方は、お水で構いません。食べ物と同じで、一気に飲むのではなく、少しずつ飲むようにしましょう。

まとめ

ご紹介しましたが、個人差があるので上記以外の物が自分に合っていれば、食べ飲み出来る物を口にしたり、合う香りがあれば試しましょう。

ハンカチやタオルにアロマオイルをつけて、持ち歩いたり、中にはみかんの皮を持ち歩く方もいます。

栄養面は気にしなくても大丈夫なので、無理なく口にできる物を見つけることが必要です。

今回は持ち運びしやすい物を選びましたが、お家であれば冷たい素麺にポン酢とおろし大根をかけたり、あっさり卵雑炊や梅粥など、消化によくさっぱりしている物がお勧めです。

食パンも、口の中の唾液が増えてくる時に少し食べると緩和されます。

いつまでとは言い切れないつわりですが、一生続くものではありません。必ず楽になる時は来ます。赤ちゃんが生きている証拠だと思って、無理をせず乗り切りましょう。

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