妊娠6か月を過ぎると、妊婦健診に加えて入院説明会などがあります。赤ちゃんを迎える準備はできていますか?
臨月になると、今度は赤ちゃんが生まれてくる合図、「おしるし」があることも。いよいよ出産に向かっていくのを実感しますね。
ここではおしるしがきた時にやっておくことをご紹介します。
目次
おしるしはいつ頃?
おしるしは主に妊娠37週~41週、おりものに少し血が混じる現象で、出産が迫っている、ということになります。
子宮口が開き始めて、子宮口の出口にあった「粘液栓」や赤ちゃんを包んでいた「卵膜」がはがれ、体の外に出てきます。量は下着が少し汚れる、ナプキンで間に合う程度です。
初産の方だと区別がつきにくいこともある「破水」は、自分の意志では止められないほど、じわじわ流れてくる、防水シートやバスタオルが必要、というレベルです。破水の後には陣痛が来ることが多いようです。
すべての人に来るわけではなく、また、おしるし→破水→陣痛、というように順番通りというわけでもないそうです。
おしるしがきたらどうすればいい
おしるしが来たら、特に安静にしなければならない、というわけではありません。
おしるしの後、3日~1週間、あるいはそれ以上で出産が始まるので、遠出は避けて、重いものを持ち上げたりなどは絶対にしないようにして下さい。
バスタオルや防水シートは入院用品と一緒に置いておくか母子手帳・マタニティマークと同様、常に持ち歩いた方がいいそうです。
それでも、まだ少しだけ余裕があるので、その間にできることをピックアップしてみました。
病院、産院までの移動手段を再確認
破水をしてしまった場合、地域にもよりますがタクシーには乗せてもらえないことがあります。そうでなくてもシートなどを汚したらクリーニング代を支払わなければなりません。
一般のタクシーとは別に、「陣痛タクシー」「妊婦タクシー」など、妊婦の移動に特化したタクシーもあります。事前に登録を済ませておくとよいでしょう。
それでも、一般の予約を優先させてしまったり、実際に使おうとしたときに、対応できないような受付担当者やドライバーにあたってしまったり、などということも発生しているようです。
季節や天候などの影響で本当に使えなくて困ったときのために、家族や親戚、友人に「タクシーが使えない時に、お願いしてもいいですか?」と声をかけておいてくのも大切です。
出産が本当に近いことを、周囲の人に知らせる
おしるしがきたら、パパやお手伝いをお願いしている親戚、友人に3日から1週間のうちに出産だと伝えましょう。
そうすることによって、パパも仕事の調整などしやすくなり、出産の際に駆けつけてくれると思います。
最悪の場合のシミュレーションや段取りをする
自宅で一人の際に出産が始まってしまうリスクにも備えましょう。
出血を伴う痛みがあったり、赤ちゃんの頭が出てきたりしたら、病院・産院と連絡をとりながら、救急車を呼んでください。
頭の中で最悪の場合のシミュレーションができていれば、なにかあった時でも落ち着いて対処できるでしょう。
入院に必要なものを確認しておく
入院用品も病院や産婦人科にによって必要とされるものは違います。早まって買いすぎたり詰め込みすぎたりせず、しっかりと確認しておきましょう。
出産後は体を休めることが優先され、眠れるときに眠らないと回復が遅くなります。時間つぶしの本やゲームなどは産後には全く必要ないです。
出産入院の準備品は7か月を過ぎたら、玄関前などすぐ持ち出せる場所に置いて下さい。
自分では動かせない状況も考えられるので、「入院時持参」などと荷札を付けておくと安心です。
まとめ
仕事や家事、上の子のお世話などでギリギリまでほぼ一人でがんばっている妊婦さんは多いです。
それでも、最近は妊婦さんに対する風当たりが強く、陣痛を迎えた妊婦さんに対してすら助けてくれない人もいます。
それでも、前もって準備をしておけば、陣痛を迎えてパニックになったとしても、協力してくれる人も何をどこまですればいいのかすぐに分かります。
「困ったら誰かが助けてくれる」ではなく、産むのは自分です。気持ちをしっかり持って、出産に臨みましょう。